№1321 熊本・小松島 市営バスお別れの旅 1.JAL1801 SKY NEXT

画像

 この数年、全国的に地方の公営バスの廃止→民営転換が相次いでいます。
 当ブログ開始後だけでも、2010(H22)年3月の姫路市、2012(H24)3月の苫小牧市・明石市・呉市、2013(H25)年3月の鳴門市が公営バス事業を廃止しており、いずれも廃止直前に訪れて撮影・乗車し、当ブログで取り上げています。
 そして、今月一杯で熊本県熊本市(熊本市交通局)と、徳島県小松島市(小松島市運輸部)も、市営バスが廃止になります。
 今月頭、この両市を二股かけて訪ね、お別れの撮影と乗車をしてきました。今回から6回に分けて書きます。
(途中、関連する別の記事を挟みます)

 3月 1日(日)

 今回は東京→熊本・徳島→東京は、FFPでJAL利用となりました。熊本行はいよいよ「SKY NEXT」初搭乗です。

画像

 横浜からの京急線快特。5時34分発。この電車に乗るには、自宅を4時30分過ぎには出て、最寄りのJR東戸塚まで歩き、横須賀線の初電に乗らなければならない。何度もやってきたパターンだが、そろそろしんどくも感じてきた。年齢?

画像

 羽田空港国内線ターミナル駅のホーム。

画像

 第1ターミナルの出発案内表示。熊本行は普通に出発する(ただしゲートが3→1に変更)が、出雲行3961便は機材の手配ができず欠航、だって。

画像

 出発ロビーは暗い。

画像

 手荷物検査場Bは工事中。

 それにしても今更ながらだが、早朝に出発する国内線も少なくなくなりました。今月(~28日)のダイヤで羽田6時台出発はANAが11便、JALが8便、JTAが2便、SKYが3便、ADOが3便、SNAが3便、SFJは1便、合計31便あります。20年位前には考えられなかったけれどなあ。

画像

 JAL1801便のその1便。この便は2年前にも搭乗した事があります。あの時と同様、お客さんは多くはないなあ。という搭乗開始の様子。
 今日の機材はJA329J。

画像

 搭乗口のドアの脇の上には、「SKY Wi-Fi」のマークが。

画像

 SKY NEXTのキャビン。照明がピンク色だ。
 37Kに座ったのだが、このすぐ真上はモニター操作ユニットが搭載されていて、荷物が入りません。

画像

 今日は羽田も熊本も、恐らくは飛行中もトホホな天気予報。そんな中を、定刻より早く出発、R/W05へ向けてタキシング。SWALカラーのJTA機がいる。

画像

 離陸。この後すぐに右旋回。

画像

 風の塔をグルリと一周する感じで上昇、羽田空港全景を見る。
 しかし、浮島の上空で雲がかかる。結果的に、この後熊本空港着陸直前まで、下界は何も見えませんでした。

画像

 改めて、SKY NEXTのキャビン。照明はブルー系。

画像

 空港で搭乗前に買っておいたチーズカツサンドと、機内サービスのコンソメスープ。

画像

 機内に持ち込んだPCで、Wi-Fiを試してみます。
 機内で金を払ってまでネットをやる必要は私にはないので、無料プログラムを眺める事にします。8つ用意されている中で、「俺のダンディズム」。テレビ東京で放映されていたものらしいが初見。ドラマ仕立てで、高級品に関わるウンチクが披露される、というものらしい。腕時計ごときでウン百万円なんてアホみたいな金出せないよ、とか思いながら見ていた。
 しかし、私のPCはバッテリーの容量が小さく、途中で途切れてしまいました。本当は新幹線みたいにコンセントがあればいいのになあ、とは思った。旅客機ではそこまでは望めないか?
 それとこの新シート、リクライニングの角度が在来のシートよりやや浅いように感じられました。はっきり国内線に特化したシート、という事でしょうか。

画像

 Wi-Fiの説明書。ポケットに入っています。

画像

 飛行中もひたすら雲がべったり。下界は何も見えません。熊本行は比較的飛行時間が長いので、窓の外の景色を見る事が出来ず、つまらないなー、という時には、Wi-Fiのプログラムなんて良いのだろう。

画像

 どこを飛んでいるのか、手掛かりはモニターのフライトデータ頼み。だけどこれ、CGの機体はB777-300だったりする。ルート自体はいつもの熊本線と同じかな。
 空港が近づき、降下が始まってベルトサインも点灯するが、相変わらず何も見えないまま、雨粒が窓を流れる。ようやく下界が見えた、と思ったら、もう滑走路だ!

画像

 熊本空港着陸。バァーッと水煙が上がる。
 とにかく視界が悪い。着陸したR/W07の端が見えないほどだ。

画像

 定刻に到着。右はANAの羽田行642便、B787-8。2年前は運航停止で運休になっていたんだよなあ。

画像

 機体を降りると、PBBは寒い!ターミナルを移動。

画像

 手荷物受取場。お客さん自体は少なかったが、荷物は出て来るのにやや時間がかかった。

画像

 到着ロビー。

画像

 出口の傍らには、イセキトラクターが展示されていました。
(隣接する益城町に事業所があるそう)

 晴だったら2年前の如く、午前中位は展望デッキで過ごし、昼に移動して午後に熊本市営バス撮影、とプランニングしていたのだが、こんな悪天ではここに留まっていても仕方がない。早々に熊本市内へ移動します。

 当ブログでは直接のコメントは受け付けないので、何かありましたら、本体の「日本の路線バス・フォトライブラリー」上からメールを下さい。折返し返事をしたいと思います。何か質問がありましたら、やはり本体上からメールを下さい。解かる範囲でお答えをしたいと思います。質問と答えは当ブログにも掲載します。
 当ブログ上からでは発表できない緊急の事態が発生した時は、本体でお知らせします。

********************

《今日見た・聞いた・思った事》
 明日は東日本大震災から4年になります。原発事故も絡み、さまざまな運動が全国各地で繰り広げられるだろうが、既に震災直後に私なりの考えを何回か記しているし、そもそも何の被害にも遭っていない私が今更どうのこうの言うのもはばかられる気がしています。まずは改めて犠牲になられた方々のお悔み、お見舞いを申し上げたいと思います。
 一つだけ言う事があるとしたら、首都圏の通勤電車は、いつまで蛍光灯を外して走ればいいの?
 その前に、マレーシア航空MH370便が失踪して1年になりました。日本人は巻き添えになっていないから日本では他人事みたいに扱ってしまうが、発生時にも書いたけれど、もし万が一、これがほぼ同じ時刻の成田行で起きた事だったらどうなっていたのか。そういう事も、震災に近いレベルで我々も少しは考えても良いのではないでしょうか。
 中間報告があり、ボイスレコーダーの電源が事故の1年前から切れたままになっていたらしいが、事実としたら事故以前の問題ですよねえ。

 WILLER TRAIN(京都丹後鉄道)と四日市あすなろう鉄道に関する鉄道事業再構築実施計画が明日認定になると、国土交通省から発表になりました。明日夕方、両者に認定書が交付されます。
 認定は福井鉄道福武線、若桜鉄道若桜線、三陸鉄道北リアス線・南リアス線、信楽高原鐵道信楽線に次ぐもので、2014(H26)年に関連する法律が一部改正されてからは初めて。
 両者の事業期間は共に10年、5年を経過した時点で、計画の見直しなどを行うとの事。
 改めて、ローカル鉄道を情で残す事はもはや困難である事を、我々も思い知るべきです。

《今日のニュースから》
 9日 ガザ地区の子供たち 凧揚げで震災復興のエール
10日 外れ馬券も必要経費 最高裁判所が判断

この記事へのトラックバック