№1276 14年ぶりの台湾 乗り物堪能旅行 2.高雄行高速バス

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 今回の旅のポイントの一つに台北~高雄の新幹線(高鐵)乗車があるわけですが、往路は高速バスとして、乗り比べを楽しんでみようと思います。
 台湾では高速バス事業者がいくつかあり、大半の路線で競合しています。台北~高雄間は大幹線でもあり、直行の正規事業者だけでも3社、國光客運(KUO-KUANG Bus)・統聯客運(U-Bus)・阿羅哈客運(ALOHA-Bus)が運行されています。好きな事業者を選べば良いと思うが、今回は國光客運を選んでみました。元は国営の事業者だったそうです。

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 松山空港のターミナル前にある、MRT文湖線の松山機場駅。5年前に路線が延長されました。地下駅です。

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 台湾鐵道の広告。普悠瑪号。6月28日から本格運行が始まっています。「103年」とは中華民国紀元。

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 松山機場駅の改札口。

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 地下ホーム。ホームドア。

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 文湖線は新交通システム。VAL。

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 高雄へ行く高速バスのターミナルが隣接する台北車站へは、忠孝復興で板橋線に乗り換えます。高架の文湖線ホームから地下の板橋線ホームへ向かうので、直通のエスカレーターが長い。住之江公園駅を連想させます。

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 板南線のホームは、14年前とは変わっていました。発車案内のモニターが設けられています。

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 何よりホームゲートが設けられている点が、大きく違っています。

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 車内では、東京メトロの日本語の広告が目を引きました。東京メトロは台北及び高雄のMRTと提携、フェイスブックでページをシェアして、画面を指定した場所で見せると、特典がもらえるというもの。台北では中山駅で画面を見せると、24時間乗車券がプレゼントされる。でも、基本的にはスマホを持っていないと参加不可能なのが辛い所。欲しかったのになあ。今年一杯。
(台湾の人は、銀座駅の定期券発売所でシェア画面を見せると、東京メトロ特製手拭いがもらえるらしい)

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 台北車站で降りて、バスターミナルまでは地下街を行きます。

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 國光客運の台北のターミナル「台北西站」はA棟・B棟に分かれていて、路線毎に異なっています。高雄行はB棟からです。

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 平屋建てのターミナルのコンコース。古びているが、活気があります。

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 切符売り場。
 高雄行は日中基本30分間隔で、2本に1本は西螺経由。15時ちょうど発(西螺経由)を指定してもらう。C/Cが使えます。カワイイお姉さんが発券してくれました。
 高雄まで530TWD(帰国後の請求では2,034円)。運賃は時間・曜日により若干変動があり、日曜日のこの時間は一番高くなるのでした。それでもほぼ同じ距離の東京~名古屋のJR東名高速バスが5,250円だから、(少なくとも、日本人の感覚では)かなり割安です。

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 テイクアウトのすし屋。他に売店もあるが、落ち着いて座って食べられるような食堂はなかったようです。

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 円形を描いた乗場。高雄行は7番から出発します。
 発車3分前に乗務員が降りてきて、改札開始。

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  定刻をやや廻って出発です。出発直後の車内。2-1アブレストの3列シートでゆったりしているが、やや古びているかなあ。2006年式らしいが。以前はオーディオシステムがあったらしく、肘掛にパネルがあるが、壊れている。TVが放映されているが、音は出ない。左右で内容が違っていて右側はBSを受信しているらしく、この後は「こち亀」なんてやっていた。

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 すぐに中孝大橋で淡水河を渡る。反対車線は渋滞気味。
 重陽站でもお客さんを乗せます。路上のバス停だが、きちんとした國光客運のオフィスがありました。付近は感じだらけのくすんだ建物が並ぶ。バイクが所狭しと並ぶのは、14年前と変わらない。
 ここを出て、いよいよ高速道(中山高速公路)に乗ります。ドライバーがアナウンス。もちろん何と言っているかは解らない。シートベルトをしてください、みたいな事でしょうか。

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 高速道に乗ると、やや天気が回復してきました。
 次々と高速バスと出会う。カラフルな車体で、一般路線バスと同じような、大きな区間表示の車両が多い。一方で、台北近郊に限ると、トラックをほとんど見かけませんでした。規制がかかっているのか?と思う位。
 しばらく居眠り。シートは幅もピッチも広いのでゆっくりできる。車内は静か。時々ケータイの着信音が聞こえる以外は、エンジン音が響くのみ。

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 上り線?はたびたび渋滞気味になり、高速バスもつかまってしまっています。日曜日の午後に、都心へ向かう方向が渋滞になるのは、日本と同じか。

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 台中が近づくと、こちらの方がやや渋滞気味。同じ方向へ向かう高速バスや観光バスと抜きつ抜かれつ、というシーンも。こちらはパワーがやや足りないのだろうか?登坂車線に進入して、後続のバスに抜かれたりする。

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 ところで、17時を過ぎ、陽がとっぷり暮れてきたのに、車内は真っ暗のまま。室内灯付け忘れ?
 というか、台北から3時間近く、休憩はないの?そもそも、ドライバーが休憩を取らなくて、大丈夫?

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 と思ったら、インターを降りて、西螺の町中に入っていきます。チープな店に混じって、セブンイレブンやファミリーマートが並んでいる中を走り、西螺站(バスターミナル)に着きます。
 渋滞のせいで20分遅れていたが、キチンと10分停車。外で買い物、というお客さんも少なくないよう。
 画像の通り、國光客運はラッピング広告車が多い。

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 改めて、高速バスの車内。
 トイレはあります(撮影場所の右側)。

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 西螺站の中。他の路線を待つお客さんが多い。
 出発すると、また消灯。どうやら台湾の高速バスは時間・天候に関係なく、走行中の室内灯は最初から消灯が定位らしい。高速道に戻って、反対車線の高速バスを見ても、(他社も含めて)ほとんど全ての高速バスの車内の明かりが消えていました。

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 さらに2時間走って、高雄近郊に差し掛かります。楠梓に寄り道。反対車線には國光客運のオフィスがあります。台湾では、起終点のターミナルだけでなく、中間の主要な乗場にもオフィスが整備され、乗車券の発券や待ち合わせ場所の提供が行われているようです。

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 終着、高雄站。約15分程の遅れ。乗客を皆降ろしたバスは、すぐに車庫へと向かっていきました。

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 國光客運の高雄站(ターミナル)。どの路線も運行時間が長く、特に台北行はほぼ24時間運行なので、夜な夜な賑わいが続いている様子でした。

 先に記したように、台湾の高速バスは数社が競い、大都市間では合計でかなりの便数になっています。それは高速道路をすれ違っていった高速バスの台数からもうかがえます。
 やや馴れない土地柄ではあるが、適当な速さで安く移動したい旨にはうってつけの交通機関ではないでしょうか。各社のダイヤやサービスを比較する個人サイトもいくつかあるようなので、日本出発前にある程度目星をつけてからプランニングすれば、利用もたやすいのではないでしょうか。

 高雄はビックリする位暖かい、いや暑い?高雄に連泊、翌日はMRTに乗る予定だが、どんなものが見えてくるでしょうか。

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《今日見た・聞いた・思った事》
 大韓航空の副社長の行動が問題になっています。
 ソウルに向かうべくJFK空港をタキシング中、ファーストクラスに搭乗していた副社長が、CAのサービスのやり方がマニュアル通りになっていなかった事に激怒、機体をターミナルに戻させた上でサービス責任者を強制的に降機させたという事で、韓国国内では批判の声も大きく、韓国国土交通省は航空安全規定上の問題がなかったかどうか、調査する方針としています。
 何がカンに触ったのかは解らないけれど、再教育が必要としても本国へ戻ってからの話、何より運航そのものに悪影響を与えたのは、世界最大手クラスのキャリアのトップのやるべき事ではないと思います。オツマミのサービスのやり方の些細な違いと、安全・正確な運航の確保、どちらが大事ですか?という話。
 こんな事、JALでもANAでも、その他LCCを含めて、日本のキャリアでは起こらないように。

 その韓国では、京畿道で2階建てバスの試験運行が始まったというニュースもあります。
 4つの地域からソウルに向かう路線で、昨日から5日間運行。
 ラッシュ時には座席が不足して長時間待たされるケースが多発している問題の解消を狙ったもので、車両はイギリスから輸入したもの、KBSのウェブサイトで画像を見た感じでは、エンヴァイロ500を使用しています。
(もちろん右側通行対応)
 我が意を得たり。何度か書いているが、日本でもこのような、本格的なシティバスとしてのダブルデッカー、場所によっては導入の検討が行われても良いのではないでしょうか。良好な試験結果が得られる事を期待します。

 大阪環状線の新車、323系の導入が、昨日JR西日本からリリースされました。再来年から2年かけて168両を導入、103系・201系を一掃するとの事。昨今のJR西日本スタイルの3ドア車で、やはり大阪環状線は、今後は3ドア車に統一してやっていく、という事のようです。ロングシートなのだけれど、4ドア→3ドアという流れは、通勤路線では初めてでは?西武鉄道では、本線から3ドアロングシート車がなくなろうとしているのだが。
 最高速度100㎞/hのスペックは完全に環状線専用、他線への直通運転は考えていないでしょう。

《今日のニュースから》
OCNパスワード不正変更容疑 中国人を逮捕

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