№1186 バスマガジンvol.65(講談社ビーシー/講談社)

「バスマガジン」vol65が先月末に発売になりました。ちょっと遅くなってしまったが、ここで取り上げます。
 表紙はドンと熊本市営バス。

◆ 電気バス時代到来!!
 バスマガジン誌でも大型EV車の運行を開始した4者について取り上げています(北九州市はやや軽かった)。
 どこも外観だけでなく、中のインテリアも割と力を入れて、利用者に積極的なアピールを図ろうとしているようです。
 全て運用ダイヤが公表されているが、まだ手探りの状況という感じなのか、最大で4往復とまだどこも便数が少ないです。もう少し本数が増やせる状況を作れると良いが。
 今後は、もう少し都会に近い所で走らせる事が出来るようになる事が期待されるが、どうなるか。
 関連して気仙沼線・大船渡線BRTの観光型バスや、「神都バス」を初めとする三重交通の特別仕様バスも紹介されているが、BRTは1999(H11)年の車両で既に15年使用、この後いつまで走れるでしょうか。

◆ 熊本市交通局 バス事業完全ガイド

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「バスマガジン」恒例の公営バス特集で、今回は来年3月一杯で終了になる熊本市営バス。
 この4月から小峯京塚線1路線になってしまったが、時刻表を検索してみると、交通センター~小峯営業所だとラッシュ時は最小3分、日中も10~15分間隔位は走っていて、市営としては元々大幹線だった事が伺えます。最終も23時00分で、地方の公営バスとしては遅い。
 動物のマークは、1996(H8)の系統番号を方面・行先別に変えて以降は、路線そのものを表すアイコンとしてより機能する事になったのではないでしょうか。
(新形態では同じ路線でも上下で番号が変わる事になり、番号では路線が解らなくなるので)
 今後は市電の車庫あたりで、過去の動物のマークを全部並べて展示してほしい(残しているでしょ?)。
 車両面で見ると、熊本都市バスへの移行が始まった2009(H21)年以降も中古車両の導入が行われていて一瞬なんで?とも思うが、これも都市バスへの譲渡を見据えての事なのでしょうか。「レトロバス」を初め、1995(H7)年以前のツーステップ車が都市バスにどの程度移籍するかは微妙。都市バスにはもっと古い車両もあるが。
 来年の移譲完了時点で、都市バスそのものについても「気になりバス事業者」当たりで取り上げて欲しい。
 今年中には熊本に行くつもり。

◆ 気になりバス事業者 ケイエム観光バス
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 その「気になりバス事業者」はかなり久しぶりで、vol.43(小豆島オリーブバス)以来だから実に約4年ぶり。あまりに間隔が空いたからか、通算の番号も記されていませんでした。
(今回は23回目)
 貸切バス事業者としては老舗の中の老舗でフレッシュという事ではないが、2年前より台場を巡る路線バス事業者が相次いで開設になった事で注目されているようです。
 今後の路線展開の可能性もほのめかされているが、お台場中心となるとどの程度の展開が可能だろうか。オープントップバスの運行も考えられるが、既に日の丸自動車興業が走っているからどうかな?それと、やはり交通系ICカードが利用できないのは、他の交通機関との乗継を考えた時、少々不便な気がする。
(「iD」って、どの程度普及しているのだろう?)
 フロントの「km」シンボルマークの「ゲンかつぎ」は少し考えすぎでは?むしろ、著名な観光地の駐車場で貸切バスがずらり並んだ時に、フロントの大きなマークで他事業者との差別化が図れるのではと思うが、どうでしょうか?

◆ おじゃまします バス会社潜入レポート vol.64 中国ジェイアールバス

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 JRバス各社お決まりのパターンで、一般路線バスに関しては大分少なくなってしまいました。山陰地方はほぼ壊滅、山口からの路線が萩に入るのみ。山陰側の拠点は高速バスのみ。
 ただ、広島・山口県の残存路線については、当分は維持されるものと期待して良さそうです。広島は高需要の団地路線もあるし。最近は広島の定期観光バスに力が入っているようです。広島バスが定期観光を全廃した事もあるだろうが。
 路線別では、「はぎ」号の扱いが軽いと思いました。国鉄時代からの歴史があり、今でも陰陽連絡の重要な幹線なので。
 車両面では、JRバスとしてはハイグレードな貸切車の導入があるのと、三菱ふそうはほぼ「見限った」感があるのが特徴的。同様に不祥事以降三菱ふそうの導入を見合わせていた公営事業者各者が、最近になってある程度は再開しているのを見ると、公営以上に厳しいと感じます。また、中型車が皆無に近くなっているのも異例。
 坂道が多い路線の事情は解るが、ノンステップ車がやはり少なく、特に広島市内はもう少しあっても良いとも思います。

「復刻塗装バスオールガイド」は続報があって、ジェイアールバス関東は路線車も実現しました。富士7Eノンステップのボディとのミスマッチが楽しい。
 東武バスと小田急バスは白ナンバーの教習車両で実現したが、小田急バスはこんなに派手な色だったの?東武バスは、博物館にあるキャブオーバーバスと同じ色、あるいは先代のクリーム+ブルーあたりも一般路線車でやって欲しい。

 今号も、いくつかの連載記事が休載になりました。前にも書いたけれど「バスマガジン誌」は、今号の熊本市営バスなど大型特集記事が多いからか、連載が長期に渡って途絶える事が多くあります。もう少し整理した方が良いかも。

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《今日見た・聞いた・思った事》
 春秋航空日本の就航の延期が発表になりました。
 今月27日就航予定だった所を8月1日に延期、さらにその後も10月25日までは高松線の1往復(IJ611/612)が欠航になるとの事です。
 公式Webでは運航準備の不足で、パイロットの人数自体は足りてはいるが、安全運航のための養成が間に合わない、というのが理由としています。
 ここへきてピーチ、バニラでパイロット不足から大量の欠航が発生しているし、少し前にはエア・ドゥでも同様の理由で欠航が発生しています。
 また、スカイマークのA330-300も就航の延期が繰り返されていて(パイロットが理由かどうかは解らんが)、こうなるとLCCや中堅クラスのキャリア、運航は大丈夫なの?と疑問が出てきてもおかしくないでしょう。
 安全面はまあ確保できるだろうと思うが(その懸念があるから欠航までさせるのだろうし)、予定していた便が突然飛ばなくなってしまったというのは、旅行のプランニングの点では大いに困る事だと思います。
 と言って旅客機のパイロットというのは、誰でもなれるわけではないし…。
 短期的には(大手も含めて)各航空会社に頑張ってもらうしかないとして、一方で国土交通省の有識者会議が羽田・成田両空港発着1割増のための案を発表したけれど、いくら枠を増やしても、飛ばす人が足りなかったらどうにもならないでしょう。パイロット不足は慢性化するかも、という話も聞こえてくるので、この辺の対策も考えて欲しいと思います。

 ついに関東地方も梅雨入りしてしまいました。今日の関東地方は雨がかなり強くて、場所によっては被害も出ているようです。紫陽花は綺麗だけれど、乗り物の撮影にはつらい時期…。

《今日のニュースから》
ノルマンディー上陸作戦70周年 記念式典開催

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