この数日数か月、ウクライナの動静について伝えられない日はありません。
ウクライナは旧ソ連からの独立以降政治が安定せず、特に21世紀に入ってからは、何度も「革命」が起きました。歴史上の経緯は他者様のWebサイトの方が圧倒的に詳しくて正確(…本当に「正確」かどうかは多少検証も必要だろうが)なのでそちらを探して頂ければと思うが、今年2月に親ロシア派の大統領が追放された途端、ロシア寄りの住民が多い東部が独立・ロシアへの編入を要求して騒乱になり、多数の死者まで出した上、クリミア半島はロシアに編入されました。
今でもドネツクやオデッサ(横浜市の姉妹友好都市。「機動戦士ガンダム」で前半のヤマ場となった連邦vsジオンの激戦地として、アニメファンにもなじみでしょう)などでは左右両陣営の対立が先鋭化し、もはや内戦状態ともされています。欧米vsロシアの対立もあって新たな冷戦とさえ言われるようになりました。
そんな中、今日は大統領選挙が行われます。しかしそもそも選挙自体まともに行えるかさえ怪しいし、新大統領が選ばれてもさまざまな難問を解決できるのか。関係各国(特にロシア)がどう出るのか。これで一件落着となりそうもないのは誰の目にも明らかなのだが、とにもかくにもこれを機に国民同士が砲火を交えるような最悪の事態が回避され、東西(国民も、国家も)が共に相手を尊重し合った上で融和が図られる事を、願わずにはいられません。
ウクライナにもいくつか航空会社があるが、その中でも最大なのがウクライナ・インターナショナル・エアラインズ(UIA)です。1992(H4)年設立と比較的新しく、ロシアも含めた欧州やCIS諸国各地の他、最近ではバンコクへの路線もあるそうです。
1998(H10)年6月5日、フランクフルト空港で撮影したB737-200です。UIAは旧CIS諸国では比較的早く西側のB737を導入したとされているが、200型とは当時としても古く感じられました。
2005(H17)年10月22日、チューリヒ空港で撮影したB737-300。
UIAの公式Webサイトによれば、現在のフリートはB737各シリーズを中心に(200型はもうない)、長距離路線用にB767-300、短距離路線用にEmbraer190を保有、B767-300はビジネスクラス+プレミアムエコノミーがある3クラスのようです。日本でも見られるようになるといいな。
しかしそれも国情が安定すればこそ、です。早く穏やかな日々がウクライナに戻ってくる事を願います。
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盛岡の一件は、とりあえずいう事はなし。怪我が軽い事を祈ります。
《今日のニュースから》
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