鹿児島と出雲への4日間の旅から、先ほど戻りました。
鹿児島は思いの外天気が良くて、バスの画像を結構撮ってきました。
残念なのが出雲で、昨日今日と天候が不安定、一畑電車の撮影も不向きで、結局今日は大幅に早い航空便でさっさと帰る事にしてしまいました。
一畑電車も最近は積極策で、特に各種旧カラー復刻車は皆撮りたいけれど、関東地方からだと秩父鉄道やフジ急行あたりと違って、思い立ったが吉日、とは簡単にはいかないのが辛い所。
その辺も含めて、後日まとめて書きたいと思います。
今回のプランはかなり変則的でしたが、福岡から出雲まで、昨日の移動では日本エアコミューターのサーブ340B型機に乗ってきました。
羽田空港に近い神奈川県の住民となると、プロペラ機(ターボプロップ)の旅客機に乗る機会は、非常に限られてくるんですね。
20年位前、旧JASのYS-11に、旧南紀白浜空港から乗ってきた事はあるのだが、今現在羽田空港を発着する定期のプロペラ便は、ANA(ANAウイングス)のDHC-8-Q300の大島・三宅島線のみ。
しかも同型機の退役で、大島線は30日から再度ジェット化、三宅島線は今月一杯は飛ぶが、その先は路線自体がなくなり、これで羽田空港発着のプロペラ便は全てなくなる事になります。
そういう場所なので、プロペラ便に乗りたいと思ったら、かなり意識して地方路線を選ばないといけない事になります。
もちろん私自身、海外も含めてある程度プロペラ便に乗った事があるけれど、今回のサーブ340B型機は、おそらくは私が乗った機体としては、最少だと思います。
少なくとも定員の面では。これまでの最少は天草エアラインのDHC-8-100で、あれは旅客定員39人だったけれど、今回はもっと少ない36人。
シート2-1列配置でキャビン自体狭いが、トイレが輪をかけて狭いと思いました。
とはいえフライトはそこそこ快適でした。特に中国地方が曇りがち、外の景色があまり楽しめなかったのは残念でしたが。
今後も、何とか機会を作って、ローカル路線の、特にプロペラ便に乗れればいいかな、と思っています。
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《今日見た・聞いた・思った事》
今日ではなく、初日の鹿児島のホテルのTVで初めて知ったのですが、宮城交通の夜行バスの事故はショックでした。
亡くなられた2名の方の冥福を、改めて祈りたいと思います。
原因は今も調査中だが、どうやらドライバーの「無呼吸症候群」が直接の原因になるかと思います。
また、ドライバーの過密な勤務も指摘されているようです。
簡単ながら、思った事2点。
1.一昨年の関越ツアーバス事故で、「ブラック」なツアーバス事業者のあり方が指弾されたが、旧ツアーも乗合も関係ない。乗合の事業者も起きる時には起きてしまうんだ。
特に宮城交通はバス業界では大手だから、率先して業界の問題点を改善していく立場にあるはずで、こういう事になると、「大手だって同じじゃないか」と、不信の目を向けられる事になる。
2.一方、「無呼吸症候群」が原因の一つとなると、今後のドライバーの確保に問題が生じるのではないか。一昨年の事故のような、明らかに勤務体系が酷すぎる例だったら、逆に言えば法的な規制を強化し、労働条件を緩和させれば防げるかもしれない。しかし、もし「無呼吸症候群」が先天的なものだったとしたら、もちろんドライバーとして選抜する際の事業者側のチェックのあり方が問題視されるだろうが、だとしたら、健康なドライバーを集めるのがかなり困難になる可能性もある。昨年の新高速乗合バス制度スタートで、旧ツアーバス組を中心に若干便数が減ったが、一部事業者では再度事業(路線網)を拡張しようという動きもあるようだ。しかし、必ず2名乗務の航空や、バックアップもある鉄道と違い(もちろん航空も鉄道も、運行従事者の健康は大事)、ほとんどの部分を単独のドライバーの技量にゆだねるバスでは、労働条件に関わる規定を順守してなお事業を拡張しようとしても、今後は深刻なドライバー不足に陥って、業界全体で逆に規模の縮小を迫られる事になるかも知れない。
いずれにしろ、高速バスの世界はまた一つ、大きな難題に直面してしまったと感じました。
後は労働組合がキチンと言うべき。ただし繰り返しになるが、そこには政治的な思惑を絶対に入れず、純粋に労働者(組合員)の労働条件・権利等の保護のみに精力を傾ける事。
《今日のニュースから》
車両運搬車 医療施設送迎バスと衝突 東京都立川市
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