№1050 やっぱり乗り物中心主義のロンドン旅行 11<終>.NH204便 帰国だ!
初就航からまもなく2年、ようやくB787-8に搭乗する機会を作れました。
今年前半はスッタモンダありましたが、今日は何もなく、普通に飛んでくれるでしょう。
などとノーテンキに、搭乗を待つ事になります。どんなフライトになるのやら。
上から5番目がANAの羽田行204便。ゲートがB61に変更になりました。バスラウンジ。
バスラウンジはB60~B62の3ヶ所。カフェはあるが、全体的にどこか安普請な印象がしました。
B61番ゲート。別にB15という番号もあります。どう使い分けられるのだろう?シェンゲン/非シェンゲンだと思うが。
左側のB60はLH652便のジェッダ行、右側のB62はLH652便のバーミンガム行。
シェンゲン/非シェンゲンというと、ロンドン(シティ空港)で押されなかったパスポートへの出国のスタンプは、ここでも押されずじまいでした。
これで良かったのかな?ANAのスタッフは大丈夫だと言っていたけれど。
12時出発なのだが、30分前になっても搭乗が始まる様子が見えません。バスでの移動である事も考えると、もう搭乗が始まらないと定刻の出発はできないが…。
11時40分になって搭乗=バスへの乗車が始まりました。運転台のディスプレイから見ると、駐機しているのはV120スポットで、レジはJA820Aらしい。
なんでこんな所に、BAのA380がいるんだ?ロンドンへの定期便らしいのだが。
今度は5分ほどでスポット到着。タラップで上がります。今回の乗り継ぎはどちらもバスだった。
いよいよ機内へ。観察は後でじっくりと。
結局40分以上遅れての出発になった。出発準備の遅れとアナウンスでは言っていたけれど、羽田からは早朝の到着で、時間は十分あったと思いますが…。
(帰国後「運航の実績」をチェックしたが、特に重大な問題は発生していなかったけれど)
R/W25C(旧25R)から離陸。すぐに右旋回。前に「南迂回コース」のためマインツなどで騒音被害が問題になった、と書いた事があるが、もう解消されたようです。
時々雲の中に突っ込んで、何も見えなくなってくる。すぐに上空は青空になるが、不安定な空模様は変わらないようだ。雲の切れ目からは、小ぢんまりした集落がいくつも見えてくる。
この主翼のしなり具合が、B787らしい所?
エコノミークラスのキャビン。
フランクフルト線用のB787-8は、9月からプレミアム・エコノミークラス設定機材になり、エコノミークラスは国内線用同様の3-3-3配置になっています。
ただいま、機内サービス中。
食事前の、定番のオツマミ。
離陸後の食事。
洋風を選択したけれど、「ビーフと野菜のカレー」とは。
(和風は「いぼ鯛の照り焼きとゆかりご飯」)
デザートはアイスクリームだ。
約2時間で、たぶんバルト3国上空。
高度が37000ft(11277m)に達しました。かなり高いな?
4年前の2009(H21)年3月、同じフランクフルト発便をANAのB747-400で飛んでいるのだが、今回当時のメモを確認してみたら、この付近の高度は33000ft(10058m)、と記しています。
飛行高度は天候や風向き、管制などにも左右されるから単純な比較はできないが、なるほどね、B787とは上昇性能が高いものだと、データ画面でも改めて実感。
個人テレビのエンターテイメントから、「数独(ナンプレ)」。
「ソリティア」。
「テトリス」。
夜間飛行に入りました。照明が凝っています。
B787では、窓の日よけは今までのシェードではなく、窓の下にあるボタンを操作することで暗くします。
夜間飛行に入ると強制的に暗くされるので、たまにチラッと、窓の外に景色を見る、という事はできなくなってしまうのか…。
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10月11日(金)
映画「アフター・アース」。人類が住めなくなった遠い未来の地球に不時着してしまった、親子の葛藤の物語。
ウトウトして途中を見逃してしまったので、止めてもう一度最初から見直す。こういう時、AVODって便利だよな。
ANAの映画は、上映前にJCBのCMが入ります。
NHKニュース(羽田出発前に録画したらしい)では、JALのB787-8が、トイレ部の電気系統のトラブルでモスクワに引き返した、と伝えていた。
なんともタイミングが悪いが、B787だから余計騒がれたのだろう、とも思う。
トイレは「ウォシュレット」だけでなく、フタを閉じるのにも電気を使うので、トイレ部も結構電気関係が複雑になっているのだろう、それも影響しているのかなあ、とか思った。
(京葉線、止まっていたの?)
到着前の食事。
今は到着前も和洋選択になり、洋食は「スクランブルエッグとポークソーセージ」と、定番的な内容。
(和食だと「彩りご飯とじゃが芋の煮ころがし」。到着前は、洋食の方がカロリーが低い)
サッカーのプログラム(東アジア杯で活躍したJリーガー)
「ガリレオ」(福山雅治)。
劇場版もあったが、これは2007(H19)年放映のTV版。CMなしで46分だと見やすい。
ヘッドホンのジャックの接続がモニター側になっているのが、目新しい。
夜明け、なのだけれど、ブラインド越しなので本当はどういう色なのかイマイチ解らない。
関東地方は、輪をかけて天気が良くない。雲海を抜けるともうかなり高度が低く、既に房総半島。
B787は、前方や下界を映すカメラの映像はないようだ。ちょっと残念。
最終着陸態勢、なのだけれど、「写ルンです」で撮っているので、画像が凄く見づらくなっているのはご勘弁。
さらに低い雲海を抜けると、もう浮島の三角錐だ。
雨の中の着陸。
結局、フランクフルト出発の遅れは取り戻せないまま、羽田空港に到着。
国内線出発の時刻が迫り、「○○行××便のお客様はお知らせ下さーい」と、スタッフの声が飛び交う。
ともあれ帰国です。お疲れ様でした!
やや駆け足だったが、ロンドン(+α)の旅はこれで完結です。
ロンドンは過去において、帰国の際に経由した事はあったが、本格的にロンドンを目的地とした旅は初めてでした。
多少雲行きによって、事前に組んだプランニングが左右された部分(特にヒースローでの旅客機の撮影)もありましたが、全体的にはほぼ、やりたい事がやれたかな、と思います。
A380-800とB787-8の乗り比べも今回実現できましたが、共に当然様々グレードアップされていましたが、「A380は在来型と比較してここが違う」「B787はここが違う」というものは、キャビンで過ごしている間に限っては、正直はっきりした違いは見出せなかったと思います。
両者とも今後、どの程度乗れるでしょうか。国内線にも就航するB787はともかく、今の所は日系が導入していない(来年SKYが就航か)A380は、よほど意識してプランニングしないと、搭乗の機会を作るのは難しいかもしれません。
イギリスについては、今回はほぼロンドン周辺で終わりましたが、いつかは列車で北部のウェールズやスコットランドも目指してみたいと思います。イギリスに限らず、そろそろ長距離列車の旅もやりたいなあ。
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《今日のニュースから》
「SLやまぐち号」 復活運転
新山口→地福間片道の運行で、C56+DD51の牽引。
今後は明日と12月21日、正月3ヶ日に運行予定。
山口線は、津和野~益田間は16日運行再開、<スーパーおき>も運行とリリースされているが、地福~津和野間は、今の所再開のめどが立っていないようです。