「JTB時刻表2013年12月号」が20日、発売になりました。
「103系電車50周年」のタイトルで、表紙は新旧各色の103系が並んでいます。
11月号の予告からは山手線が主役かと思ったが、グラビアは103系メインになりました。
◆ 103系電車50周年
なぜ今になって103系なのかとも思ったが、
1.現在、山手線のE231系1編成が「みどりの山手線ラッピングトレイン」が運行されている
2.JTBキャンブックス「山手線 ウグイス色の電車今昔50年」「103系物語」が刊行されている
この2点があろうかと思います。
1963(S38)年に101系の後継系列としてデビュー、山手線に始まり、京浜東北線や常磐線、関西地域等にも新製配置が続き、国鉄通勤型の最大勢力となった。
地下鉄直通用に1000番台(千代田線)・1200番台(東西線・なぜかグラビアには写真が全くなかった)・1500番台(福岡市営地下鉄)も開発。1500番台が最後の新製となった。
国鉄時代末期に郊外や地方路線への転用が始まり、山手線は後継の205系に道を譲って1988(S63)年に引退、JR東日本からも既になく、現在はJR西日本で運用され、かなり広範囲に配置・運用されています。
ほとんど記されていないが、名古屋の中央本線でも運用され、JR東海では東海色で使用されていました。
個人的には横浜線沿線に住んでいたので、73系と混用されていた103系7連が印象に残っています。
当初はスカイブルーで、京浜東北線との区別のため、正面に「横浜線」のプレートを掲げ、これはウグイス色に変更されてからも続けられていました。
◆ ダイヤに輝く鉄おとめ 第74回
かなり久し振り。
特集もあってか、103系が相当数残る大阪環状線の京橋駅の駅員。
広島市から大阪に転居して勤務されているそうだが、失礼だが、いくらなんでも、広島に「京橋駅」がない事も知らなかったのですか?
(京橋川は、比治山公園のそばを流れる川で、傍らを広電が走る)
大阪環状線は山手線と違って車両も多彩(3ドアもある)、種別も多く、関西空港へ行く列車もあり、片町線(学研都市線)に京阪と地下鉄も交差、基本的な行き先のご案内からして、かなり大変なのだろうと察します。
京橋駅がJR西日本で4位ですか。1位が大阪、2位が天王寺、その後3・4位は京都と三宮が分け合っていると思ったのだが、2位が京都、3位が天王寺で、三宮は5位。
この後、103系が走る盲腸線(和田岬線(山陽本線)・羽衣線(阪和線)・桜島線)を挙げています。
和田岬線は廃止の噂があるようです。
「のりもの情報局」はカレンダー特集で、埼玉高速鉄道・三岐鉄道・江ノ島電鉄の各カレンダーがプレゼント。
他は「アリタリア・イタリア航空ヴェネツィア直行便就航記念」「JR八戸線『TOHOKU EMOTION』」「JR九州『九州駅弁グランプリ』」。
◆ 黄色のページ
今年も「大みそか終夜運転のご案内」が掲載されるシーズンとなりました。
首都圏では、湘南新宿ラインの小金井~宇都宮間が取り止め。
各地の初詣列車も掲載。
新顔が「新春富士山初詣号」。
下り
新宿4:20 → 6:33河口湖
上り
河口湖14:08 → 16:23新宿
1月1日運転 停車駅:三鷹・国分寺・立川・八王子・大月・三つ峠・富士山・富士急ハイランド
(富士急線内のみの利用は不可)
全車グリーン車指定席。
中京圏では、東海道本線の熱田神宮初詣列車の掲載がなく、取り止めか?
(次号に掲載されるかも知れないが)
また、鹿児島本線の博多を中心とする区間は、かなり減便になります。
次号で、もう少し情報が追加されるでしょう。私鉄・地下鉄の終夜運転情報もあるはずです。
会社線は、津軽鉄道の冬ダイヤや、高速バス(南大沢・昭島・)立川~飯田線。
アルピコ交通の成田空港~白馬線は、オーストラリアからのスキーヤーがメインのターゲットだそうです。
「青春18きっぷ」の発売が予告されました。内容は前年度と同じ。
◆ 本文
山口線・津和野~益田間の運行が再開になり、これを踏まえたダイヤが掲載になりました。
運行再開区間では、日中に普通列車が1往復増発になっています。
<スーパーおき>も再開、津和野で接続するJRバス<ノンストップつわの号>が運行を開始しています。
(時刻は黄色のページ「NEWS」に掲載、津和野発4本・新山口発3本で、津和野発9号は<スーパーおき>接続なし)
12月21日にSL快速<SLクリスマス号>を運転。
新山口→地福間の片道運行で、C56+DD51の重連。
会社線では、東急の東横線・田園都市線で12月の金曜日に渋谷発最終電車の繰り下げがあり、時刻が公表されています。
東横線元住吉行は1時20分発、田園都市線鷺沼行は1時15分発。
京成線の京成成田駅構内の一部(1番線)が台風被害のため使用できなくなり、本線のダイヤにかなりの変更が生じているが、これについては触れられていませんでした。
航空では、バニラエアが12月20日就航。
(3レターはエアアジア・ジャパンと同じWAJになっているが、変更されるらしい。2レターはVN)
成田~沖縄・台北で1往復ずつでスタート。
沖縄線は28日に3往復、台北線は1月29日に2往復に増便。
(台北は深夜発着になる)
1月29日には新千歳線も3往復で就航。
エア・インディアが関空~デリー線にB787を就航させています。
(この便は香港経由だが、香港行はB777のままになっているが?)
これで今年(2013(H25)年)分の発売は終わりました。
(来月に2014年1月号の発売がありますが…。)
当ブログでは「JTB時刻表から見る日本の乗り物」として、今年のブログ更新の最終日(今の所12月30日を予定)、内容を整理したうえで取り上げます。
E6系<スーパーこまち>デビュー、E5系<はやぶさ>320㎞/h運転開始、東急東横線⇔メトロ副都心線相互直通運転開始、近鉄「しまかぜ」デビュー、富士山の世界遺産登録、JR北海道の修正ダイヤ、B787一時運航停止、大船渡線BRT運行開始等が、今年のトピックスに挙げられるでしょうか。
来年はまず、4月の消費税増税(5%→8%)があり、各種運賃・料金の消費税転嫁による値上げが行われる見込み。
ICカードを導入している事業者では、1円単位の運賃設定を行う所も出てくる見込みです。
JTB時刻表自体も値上げになり、現行1150円→1180円程度になるかと思われます。
来月になれば春のJRダイヤ改正の発表があるはずだが、ここへ来て<あけぼの>の廃止が噂になってきており、この時点で噂になるようだと、過去の例からもほぼ既成事実でしょう。また一本、夜行が姿を消す事になりそう。
10月には東海道新幹線がついに開業50周年を迎える事になり、様々なイベントや、その関連の列車が時刻表を賑わす事になるのでしょう。
当ブログでは直接のコメントは受け付けないので、何かありましたら、本体の「日本の路線バス・フォトライブラリー」上からメールを下さい。折返し返事をしたいと思います。何か質問がありましたら、やはり本体上からメールを下さい。解かる範囲でお答えをしたいと思います。質問と答えは当ブログにも掲載します。
当ブログ上からでは発表できない緊急の事態が発生した時は、本体でお知らせします。
明日はお休みし、本体の更新を行います。
先日撮影分を含めて、沖縄本島主要4社の車両の画像を一挙、新規公開致します。
《今日のニュースから》
香港~マカオ間高速船事故 日本人含め83人怪我
この記事へのトラックバック