4日前、前回の更新日の事なので何を今更だけれど、ロンドンを含むイギリス南部などヨーロッパ各地は激しい嵐に見舞われ、犠牲者も多数出たうえ、鉄道もかなりの被害が出て混乱したようです。
私が訪れた6日間は全体的には曇がちで、少々残念だったなと思う部分も少なくなかったが、嵐に見舞われるよりは、遥かにマシだったはずです。
幸運に感謝するとともに、被害に遭われた方々にはお悔やみとお見舞いを申し上げたいと思います。
10月10日(木)
フランクフルトでLHとANAを乗り継いで帰るが、ロンドンからの便は、今回はヒースローではなく、シティ空港から出発します。
7時45分出発と少々早いので、空港近くのホテルに宿泊して備えたが、空港に近いのに無料の送迎サービスはなし。
DLRだと乗り継ぎが必要になり、値が張るのだが、前夜の内にレセプションにタクシーを申し込んでおきました。
どうせなら「ロンドンタクシー」を、と期待したのだが、普通のワゴン車だった。というか、本当に「タクシー」だったの?
所要5分、£8(約1,280円)。
シティ空港のターミナル。10月ともなると7時前ではまだ暗く、降りると寒い。
左はDLRで、バンク駅からウールウィッチ・アーセナル行に乗ります。所要21分。
(日曜日は始発が7時04分と遅いので要注意。最も航空便も、この時間はあるのか)
カウンターが並ぶグランドフロア。
LHのカウンター。
出発ロビー。
この空港は小さい。日本の地方空港より小さいと思う。
ここはロンドン近郊にいくつかある空港の中では市中心部から一番近い。が、小型機による国内便・欧州便ばかり。
それに、客の8~9割は明らかに背広姿のビジネスパーソン。私のようなカジュアルな旅行者なんて、全然見かけませんでした。
イギリスはシェンゲン条約に加盟していないので、パスポート・コントロールが必要なはずなのに、この空港にはなかった。LHスタッフの話では、パスポートへは、フランクフルトでスタンプが押されるという事だったが。
ガラス越しに、エプロンと滑走路を見る事ができます。7時位になって、離陸する旅客機が目立ってきました。
LH927便が出発する、22番ゲート。待合室は狭い。羽田行ANA便に接続する割には、他に日本人の姿がありませんでした。
ガラス張りの仕切りのすぐ向こうに、機体が見えます。
出発30分前になって搭乗開始。直接歩いて機体に向かいます。
この便はルフトハンザ・シティラインが運航します。エンブラエル195。
10分以上遅れて出発。理由が不明だったのだが、この空港は誘導路がなく、他機の離発着の間にR/Wの端まで行ってUターンする形態なので、他の便の運航も関係しているのかも。1機着陸を見て進入。すぐもう1機着陸機が見えたのに少々ビックリしたのだが、東側のR/W27には1機分待機するスペースがあり、ここまで行って着陸を待つ。オペレーションは大変そうだなあ。
他機の着陸を待ってR/W27に進入。川の対岸にはDLRと、ユニークな形態の建物が見られる。テムズ川に挟まれた滑走路、という感じ。
離陸。ものすごく角度が急。
しばらく一直線に上昇した後右旋回。空港の全景を見る事ができました。テムズ川の中州にある感じ。
比較的低高度のまま市内を抜けて、下界は田園地帯。
しかしやがて雲が広がって見えなくなってしまう。再度高度を上げていく。ここも角度が急。
行く手には雲の壁。大陸はかなり天気が悪いように思うのだが、どうだろう。
ベルトサインが点灯したままだったのだが、キャビンはサービスが始まる。幸い、揺れはないと感じました。
チョコクロワッサンとドリンクのサービス。やはり欧州便のサービスはかなり簡略化されていると、改めて感じました。短距離だし、時間も時間だからね…。
離陸から30分近くたって、ようやくベルトサイン消灯。
キャビン。3年前にAY便で搭乗したE170と同様で、窓が少ないと思った。
大陸では、ほんの僅かだけ雲が切れて大都会が見えました。確信は持てないが、ブリュッセル?
キャプテンアナウンスがあって、あと40分でフランクフルト到着と告げられました。
アナウンスの直後、降下開始。少し揺れだした。眼下の雲海に突っ込んでいく。
雲を抜けると、マインツ。
右手には、フランクフルト空港の全景が見えました。ところが、どんどん遠去かって行きます。どこまで行くんだよー。
ドイツの田舎。ようやく大きく左旋回して滑走路にアプローチ。
右手にはフランクフルトの中心部。
着陸のR/Wは、新設の25R。ターミナルの北にあるが、左手のターミナルを大きくやり過ごす。成田B滑走路の34Rみたいだ。
アウトバーンとDBの線路を乗り越してスポットに向かうが、到着したV268番スポットは、ターミナルからは恐ろしく遠い。
この便では搭乗も降機も、タラップを使う事になりました。ここは当然、ターミナルまではバス。
連絡バスの行く手には、おお、LHとTGのA380がツーショット!
ターミナルまでは、13分もかかりました。
バスが到着ロビーに着くと、背広姿が大半、の乗客は、ほとんど皆、足早に出口に向かっていきます。他便への乗り換えって、私一人だけ?
他とは異なる雰囲気の、完全ビジネスフライトでした。
いよいよANAのB787-8に乗り継いで羽田に向かう事になるが、その最終回は次回。
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《今日見た・聞いた・思った事》
現在、旅客機の離着陸時には全ての電子・電気機器の使用が禁止されているが、アメリカでは、電波を発しない機器については、離着陸時も使用が可能になる方向に行きそうです。
アメリカ連邦航空局が新たなガイドラインを発表したもので、離着陸時でもタブレット端末などの電子機器で、電波を発しない設定にすれば、映画や音楽、電子書籍、ゲームなどは楽しめるという事です。
(電波を発する携帯電話などは引き続き不可)
早ければ今年中には、体制が整った会社からスタートするそう。
ただ、離陸前の非常デモのアナウンスを聞いてくれなくなるのではないか、という懸念も、現場のスタッフにはあるようです(現状でもそうだけれどね…)。
また、場合によっては機長から電子機器のスイッチを切るよう、指示が出される可能性もあるそうです。
日本は今の所様子見の模様。航空会社内部でも電子・電気機器の使用方に関して、結構混乱があると思うので、早く統一された方向性を見出して欲しいと思います。私的には、カメラの使用が認められて欲しい。
《今日のニュースから》
元徴用工訴訟 韓国の裁判所が賠償命令
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