「神奈川の駅を全部撮る!」シリーズの第8回です。
京急の主要駅が集まりました。
神奈川新町 かながわしんまち
京浜急行電鉄 本線
駅舎
2面4線ホーム
(2013(H25)年3月13日撮影)
開業:1915(T4)年8月21日
所在:横浜市神奈川区
駅番号:KK34
新町検車区を併設する。特急・エアポート急行停車駅で、テクノウェイブが近いが、乗降人員は16,484人と意外に少ない。上りホームのみ12両編成に対応していて、朝方の下り特急は後部4両を京急川崎から回送扱いにして、ここで切り離す。
金沢八景 かなざわはっけい
京浜急行電鉄 本線・逗子線
駅舎
ホーム
(2013(H25)年6月6日撮影)
開業:1930(S5)年4月1日
所在:横浜市金沢区
駅番号:KK50
金沢文庫からここまでは複々線。横浜市立大学が近く、学生で賑わう。4番線の傍らの変電所は、開業当時の面影を残している。総合車両製作所からの1,067㎜軌間の引込み線が4番線まで延び、神武寺までの逗子線の上りは3線になる。2012(H24)年10月改正より快特・<京急ウイング>が停車、全列車停車となった。乗降人員55,064人は全線で第8位。
金沢八景 かなざわはっけい
横浜新都市交通(10月1日から横浜シーサイドライン)
高架駅(仮駅)
ホーム
(2013(H25)年6月6日撮影)
開業:1989(H元)年7月5日
所在:横浜市金沢区
駅番号:14
開業時以来、京急の駅から離れて国道16号線を隔てた反対側の仮駅への発着が続いている。再開発に合わせて国道16号線を跨ぐ形で軌道を延長し、本駅に移転する予定。現状は軌道上にホームを設けているので、1線しかない。
金沢文庫 かなざわぶんこ
京浜急行電鉄 本線
橋上駅舎
2面4線ホーム
(2013(H25)年6月6日撮影)
開業:1930(S5)年4月1日
所在:横浜市金沢区
駅番号:KK49
金沢区の最主要駅であり、乗降人員70,858人は全線で第5位。全列車停車。金沢検車区につながり、朝夕ラッシュ時には12両編成列車の増結・切り離しが見られる。釜利谷等ののニュータウンの他、関東学院大学や、金沢自然公園への玄関口でもある。
鎌倉 かまくら
江ノ島電鉄
駅舎
ホーム
(2013(H25)年5月15日撮影)
開業:1910(M43)年11月4日
所在:鎌倉市
駅番号:EN15
関東の駅百選
JR駅の西口にあり、連絡改札も設けられている。3月にエキナカ「ことのいち 鎌倉」がオープンした。3~5番線があるが、通常は3番線…乗車、4番線…降車として使用し、5番線は早朝に1回使用するのみ。
鎌倉 かまくら
東日本旅客鉄道 横須賀線
東口駅舎
西口駅舎
(2013(H25)年6月21日撮影)
開業:1889(M22)年6月16日
所在:鎌倉市
駅番号:
関東の駅百選
有数の観光地への玄関口として、通年観光客で賑わう。特に6月の紫陽花シーズンには、首都圏各地からの臨時列車が多数発着する。東口駅舎は、旧駅舎は時計台がシンボルとして親しまれていて、駅舎改築時に西口に移転して保存されている。新駅舎にも時計塔がある。ホームは島式。乗車人員42,038人。
鎌倉高校前 かまくらこうこうまえ
江ノ島電鉄
駅舎
ホームから眺める相模湾と江ノ島
(2013(H25)年4月7日撮影)
開業:1903(M36)年6月20日
所在:鎌倉市
駅番号:EN08
関東の駅百選
駅員無配置。
上大井 かみおおい
東海旅客鉄道 御殿場線
駅舎
相対式ホーム
(2013(H25)年3月28日撮影)
開業:1948(S23)年6月1日
所在:足柄上郡大井町
駅番号:
行き違いが可能。駅員無配置。
上大岡 かみおおおか
京浜急行電鉄 本線
西口
ホーム2面4線
(2013(H25)年6月11日撮影)
開業:1930(S5)年4月1日
所在:横浜市港南区
駅番号:KK44
関東の駅百選
港南区の交通の要衝であり、乗降人員140,826人は京急全線で品川・横浜に次いで3位。17年前の1996(H8)年10月1日に京急百貨店がオープン、ホームから百貨店に直結している。ホーム全体が人工地盤で覆われている。全列車停車。
上大岡 かみおおおか
横浜市交通局 ブルーライン(1号線)
7番出入口
島式ホーム
(2013(H25)年1月31日撮影)
開業:1972(S47)年12月16日
所在:横浜市港南区
駅番号:B11
第1期開業時の終着駅。鎌倉街道の真下に駅があり、折返し列車用の引き上げ線が設けられて、日産スタジアムのイベント開催時の臨時列車などで利用される。「お客様サービスセンター」があり、定期券などの他グッズも販売、ブルーラインの模型も置かれている。乗降人員69,975人。
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神奈川の各市町村には、それぞれどれだけの駅があり、それはどの位の密度になるでしょうか。
かなり荒っぽいが、数値を並べて、比較してみたいと思います。
横浜など複数の会社が乗り入れる駅でも、杓子定規的に別々の駅に分けています。なので完全に実態を反映している訳ではなく、参考程度にしてください。
まず政令指定都市3市の各区を見ます。
横浜市は西区が一番密度が高いが、横浜駅が6者集まるので実質7駅、1駅あたり1.00㎢。それでも横浜市の中では一番駅辺りの面積が小さくなりました。。
駅数では金沢区が一番多いが、京急とシーサイドラインが共に、こまめに駅が設けられている事があります。
一方、栄区はJR根岸線の本郷台駅しかなく、横浜市内では図抜けて密度が低くなりました。
(大船駅も半分は栄区にあり、笠間口が設けられた)
栄区は開発が比較的遅く(戸塚区からの分区は1986(S61)年11月3日)、しかも開発の中心は駅から離れた南部で、本郷台駅や大船駅、及び港南台駅(港南区)や金沢八景駅(金沢区)からの神奈中バスがメインの交通機関になります。
一方、同じ日に戸塚区から分区の泉区は、1999(H11)年に相鉄いずみ野線・横浜市営地下鉄が相次いで延伸した事で、密度が高くなりました。
川崎市は早くから工業化が進んだ川崎区が、京急やJR鶴見線の駅が多い事もあって、駅数は多くなりました。
しかし、臨海部に埋立地が広がっていったので、面積は川崎市で一番広くなったものの、面積当たりの密度は低くなりました。
宮前区はともかく幸区が意外に少ない(尻手・鹿島田・新川崎)と思ったが、JR川崎駅が川崎区との、矢向駅が横浜市鶴見区との境にあります。
相模原市は「平成の大合併」でできた政令指定都市で、特に緑区は旧城山・相模湖・藤野・津久井町を丸々含んでいるので、面積がずば抜けて広いのに駅が実質3つしかなく、密度が極めて低くなりました。
(旧城山・津久井町は駅がなかった)
これは昨今成立した、各地の政令指定都市の区域全般に言える事ではあります。
他の市町村では、小田原市と藤沢市は乗換駅を含むので、実質は横須賀市が駅が多いといえます。
駅数が多い京急線が、長々と市域を貫いているからでしょう。
密度では江ノ電がある鎌倉市が、一番駅当たりの面積が小さくなりました。
平塚市が、広さの割には駅が1つしかなく(平塚)、市では(綾瀬市を除けば)一番駅が少なくなりました。
皆様はこの数字を、どう捉えられるでしょうか。
当ブログでは直接のコメントは受け付けないので、何かありましたら、本体の「日本の路線バス・フォトライブラリー」上からメールを下さい。折返し返事をしたいと思います。何か質問がありましたら、やはり本体上からメールを下さい。解かる範囲でお答えをしたいと思います。質問と答えは当ブログにも掲載します。
当ブログ上からでは発表できない緊急の事態が発生した時は、本体でお知らせします。
JR飯田線・平岡~天竜峡間は、10月10日(木)始発より運行再開ができる事になりました。
〈秘境号〉も運転できそうです。
《今日のニュースから》
福島沖で水揚げのタコ 築地市場で取引再開
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