JTB時刻表2013年8月号は、先週の土曜日20日に発売になりました。
「夏休み特別企画 東京ディズニーリゾート 30周年“”ザ・ハピネス・イヤー”」と銘打たれ、グラビア記事の特集に合わせて、TDRを周回するディズニーリゾートラインが表紙を飾っています。
(30周年のスペシャルラッピング)
◆ 「“ザ・ハピネスイヤー”」はここに注目!
前半は新パレード・新アトラクションと限定アイテム。
後半に鉄道的なアトラクション「ウエスタンリバー鉄道」と、「ビッグサンダーマウンテン」「ディズニーシー・エレクトリックレールウェイ」。
後者はニューヨークの古い高架鉄道がモチーフになっているようで、アトラクションじゃなくて、実際の公共交通として乗りたいかなあ。
(実物はもうないけれど)
◆ 夢と“ハピネス”を運ぶ ディズニーリゾートラインに乗ろう
黎明期のモノレールは「遊園地の遊戯的な乗り物」の位置づけでした。
(過去にはよみうりランド園内などで走っていた)
その後都市交通的なモノレールが各地に建設される事になるが、ディズニーリゾートラインは正真正銘「日本唯一の遊園地のモノレール」といえます。
料金表があるが、前々から思っていたけれど、「4日用フリーきっぷ」(大人1,400円 子供700円)なんてあるのが凄いなあ。
長距離の路線ではないのだが、TDRをとことん遊び尽くそうと思ったら4日は必要、という事なのか?
全国共通ICカードが利用できるのは「夢と魔法の世界の乗り物」にしては都市交通的だが、全国各地からお客さんが集まってくるのだから、利便性向上には当然とも言えるでしょうか。
(ディズニーリゾートラインはPASMO事業者。以前は磁気カード「パスネット」も導入していた)
しかしこのモノレールはディズニーの方針で詳細が公表されていない部分が多く、ミステリアスな部分が多い路線でもあります。
◆ ダイヤに輝く鉄おとめ 第73回
そのディズニーリゾートラインのスーパーバイザーの方。
肩書きがカタカナなのが異国的だが、助役に相当するよう。
ディズニーリゾートラインは基本的に完全自動運転で運転士役はいないが、車掌的な「ガイドキャスト」が後部に乗っている、「逆ワンマン運転」と呼べそうな運行形態になっています。
その仕事を3年努めた後、ステーションリーダー(駅の責任者)となり、列車の操縦(「運転」じゃないの?)免許を取得、時々は自ら運転にも携わるそうです。
TDRだと運転業務だけではなく、旅客サービスも普通の鉄道とかなり違うみたいで大変そうだなあ。
他の鉄道以上にコミュニケーションが得意でないと、勤まらなさそうだ。
TDRと全く関係ないはずだが、「ハピネストレインマップ」があって、「見かけてハッピー」「乗ってハッピー」「行ってハッピー」な列車や駅を集め、ステッカーが付録として封入しています。
これを地図に貼ると「運気上昇間違いなし」って、本当かなあ?
列車だと、見かけたら「ハッピー」より「ラッキー」?
「のりもの情報局」は「京阪きかんしゃトーマス」「沿岸バス萌えっ子フリーきっぷ」「鉄道のある風景写真コンテスト」「神鉄青線全線開通60周年記念」「弘南鉄道『田んぼアート』駅開業」「広島ディスティネーションキャンペーン」「『夏族(かぞく)で楽しむ』沖縄」。
京阪の「トーマス」は今年は4編成で、本線の3000系も入っているのか。
神鉄は粟生線60周年も良いけれど、また有馬口駅で脱線事故が起きて、ダイヤの変更を余儀なくされている状況で、大丈夫なのか?
◆ 黄色のページ
既に前号から掲載済みだが、江差線で<お座敷えさし>を運転。
7月25日~31日、8月6・7・9~18日の間、函館・木古内~江差間各1往復。
お座敷のキハ183系を運用するが、普通列車(五稜郭~木古内間ノンストップ)で、全車自由席。
芸備線は急行<ちどり>が復活運転。
8月31日・9月1・7・8日に広島~三次間で1往復。
全席指定席だが、使用車両は?
花火大会臨時列車では、「熊野大花火大会」で、熊野市→津間の臨時快速が昨年より1本増。
会社線では、弘南鉄道弘南線の「田んぼアート」駅開業(7月27日)に伴う改正ダイヤを掲載。
地元民の利便性向上よりは、外部から「田んぼアート」を見に行くための駅のようで、日中の列車のみ停車し、冬場の12月~3月は全列車通過。
JR風に言えば、「臨時駅」という性格だろうか。
(ダイヤパターンの変化はなし)
◆ 本文
9月28日の東北新幹線関係のダイヤ改正は、今号では掲載されませんでした。
(JR版にもなかった)
「9月28日以降の臨時列車は9月号で発表」とあったから、この日に改正が行われる事自体は、事前に解っていたようだが。
(昨年9月29日改正ダイヤは、8月号で速報されていた)
車両トラブルによるJR北海道の特急の減便も、今号では掲載なし。
九州北部豪雨で長期不通になっていた豊肥本線・宮地~豊後竹田間が、8月4日(日)に運転を再開します。
(3日までの<九州横断特急>は黄色のページに掲載)
再開区間に関しては、不通前とほとんど変化なし。
昨年夏のJR九州と南海の「節電ダイヤ」は、今年はなし。
今夏、少なくとも時刻表上で見える鉄道の節電対策は、JR四国<いしづち17・20号>(DC代走・<しおかぜ>連結取り止め)のみ。
会社線は、8月からの「新高速バス制度」移行に関わる新路線の掲載は、今号はありませんでした。
在来高速路線バスの改正がチラホラ見られます。
8月1日、西武バス・新潟交通の新潟線で、新系統を新設。
新宿駅西口~大宮駅~長岡駅~新潟佐渡汽船ターミナル間の運行で、昼夜1往復ずつ。
同時に5段階の時期別運賃が導入され、東京~新潟間は3,000~6,000円。
(今は片道5,250円)
裏表紙の広告が「あの花」!
このアニメの西武6000系ラッピング編成(6057F)が東横線を走っていくのを昨日見たが、アニメが時刻表の裏表紙の広告を飾るのは初めてのはずです。
次号のグラビアは、伊勢の「式年遷宮」が中心になりそう。
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《今日見た・聞いた・思った事》
今日の関東地方は午後から天候が激変、港北区は16時位から凄まじい雷雨になりました。
そんな中綱島から東横線の急行に乗ったのだが、すれ違った西武6000系特急のテールがあっという間に雨の中にかき消されてしまったほど。
元々若干遅れ気味だった所へ、妙蓮寺で臨時停車、元住吉でトラブル発生(最初は落雷かとも思ったが、送電線故障と判明)のため菊名~元町・中華街間折返し運転となり、各駅停車に変更して運行継続になりました。
日吉で1時間に54㎜降ったそうで、まさに豪雨の中、間一髪で横浜に着いた事になります。
私はラッキーだったが、帰宅の時間に渋谷~菊名間が丸まる運転を見合わせていたので、東急は他の路線もかなり混乱していたようだし、皆さん大変だったろうと思います。
相直が始まって4ヶ月の東横線、一度ダイヤが混乱すると、当然影響は改正前より遥かに大きくなるようです。
「ロイヤル・ベイビー」産まれました。
私は10月にロンドンを訪問するが、どんな雰囲気になっているのでしょうか。
2ヶ月以上経つので、多少は落ち着いていると思いますが。
《今日のニュースから》
地方交付税「不交付団体」 49団体 前年度より1増
色々意見はあるだろうが、自治体も健全な財政運営ができないとどうなるかは、夕張やデトロイトの例で明らかな通り。
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