№948 Kカードで見る 「黄+赤」京阪特急の変遷
旧京阪3000系の8081Fが引退したのが今年の3月。
後継の8000系は中之島線開業に合わせた新CI導入に伴う「エレガント・サルーン」色への移行が完了していて、伝統の「上半分黄色」+「下半分赤」の旧特急ツートンカラーは、京阪本線からは消滅した事になります。
2000(H12)年、京阪特急50周年を記念した「スルッとKANSAI Kカード」が発売され、歴代の特急車両が顔を揃えました。
10年毎に、その当時の特急車両が描かれています。
1950(S25)年 1000型
1960(S35)年 1800型
1970(S45)年 1900系
1980(S55)年 3000系
1990(H2)年 8000系
2001(H13)年の正月には、こんな企画のカードも発売されました。
21世紀 京阪特急の旅
「999」的な宇宙列車のイメージで、現実に陸上を走らせようとしたらかなりのアレンジも必要だろうが、実現したら山陽新幹線500系や京成新スカイライナーにも匹敵する、魅力的な列車として人気が出るでしょう。
京阪本線からは消えた旧特急色だが、3000系が譲渡された大井川鐵道では今もこのカラー。
さらに富山地方鉄道でも復刻しているという事です。
一方、京阪の本体でも、石山坂本線で旧特急色が復刻しました。
№916で御覧頂いた、石山坂本線600形(604F)の本線旧特急色復刻車。
というか、大津線(京津線・石山坂本線)自体、過去に260形がこのカラーをまとっていた事があって、これを復刻したものとも言えます。
色調が、本線特急とは若干違うともされています。
本線は特急に限らず、新CIによる新色への統一が間もなく完了するだろうが、10~20年位したら、お約束の「旧塗装復刻」があるのかも知れません。
(8000系が走っているかどうかは微妙だが)
それまでは、本線から離れた滋賀県を走る小型電車が、京阪特急の黄金時代を後の世に伝えていく事になるのでしょうか。
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《今日のニュースから》
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