№925 思い出の海外旅行クロニクル 5.1995年イタリア 3
バーリの近郊には世界遺産が2箇所、アルベロベッロとマテラがあります。
集落の建築に特徴があり、バーリ駅から私鉄で行くという共通点があります。
少し遠いが、両方一辺に巡りたいと目論んだのですが…。
翌日はICで一旦ミラノに戻り、乗り継いでジェノヴァへ。
1995年11月24日(金)
アルベロベッロへは、南東鉄道(Ferrovie Sud Est = FSE)で行きます。
まずプティニャーノへ。
FSに似たDC列車。
途中の駅で行き違った、バーリ行の客車列車。
かなりてんでバラバラな客車をつないでいます。
プティニャーノ駅。
この付近から既に、「トゥルッリ」が見られるようになります。
バーリから2時間弱でアルベロベッロ駅。
思ったより小駅。
アルベロベッロのトゥルッリ群。
狭い路地にはみやげ物店が軒を並べています。
観光客だけでなく、住人にも日本人の方が居られました。
3年前に結婚し、この地に住まわれているそうです。
教会。
民家。
アルベロベッロからバーリに戻り、次はマテラだと思ったのだが、列車が遅れた上、切符を買うのに手間取っている内、マテラに行く列車は発車してしまいました。
本数が非常に少ないのでマテラ行は今回は断念、違う私鉄の電車に乗ります。
バーリ北鉄道(Ferrobie Bari Nord = FBN)の電車。
北部のバルレッタまで、FSとは別のルートで走ります。
バルレッタはFSと共同。
この後、FSの列車でバーリへ戻りました。
FSEもFBNも、もっと大規模な路線網を持つ私鉄らしいが、全容は良く解りません。
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1995年11月25日(土)
バーリ始発7時44分と少々早いのだけれど、IC572列車で一気にミラノまで北上します。
まずは定刻の出発。
後から2両め(最後部車両は荷物車なので、事実上最後部)のコンパートが指定されています。
農村地帯。
この路線に限らず、南部ではところどころ、崩れかけた廃屋を多く見かけます。
右手はひたすらアドリア海。
リゾートホテルがいくつも見られるが、シーズンオフだからか、休業している所が多いようだった。
幹線だけあってすれ違う列車は多い。
2等コンパート。
この車両では何だか知らないが、明かりがついたりつかなかったり、ドアが故障していたり、車両全体の電気回路のどこかに異常が起きているのではないか?と思った。
外部のサボ表示部のネジがバカになっていて走行中バタンバタンしていたり、この列車に限らず、イタリアは車両の不備が多いように思えました。
長距離ICの楽しみは、何といっても食堂車での食事。
食堂車は本格的な食堂と、BARスタイルの合造になっていました。
昼食の定食。
まずオードブルのスナック。
パスタ。
メインはビーフ(ヒラメとのチョイス)にポテトとアスパラ。
薄味のクリームがおいしかったです。
食後のケーキは、これもチーズとの選択。
(「チーズ」というのが欧州らしい)
食後の「カフェラッテ」(カフェオレ)。
若干脱線するが、ご存知の方の方が多いだろうけれど、イタリアでコーヒーといったら「エスプレッソ」。
イタリアに入って最初に「コーヒー」を注文したらエスプレッソが出されて、カップがものすごく小さいのにまずビックリ。
これがとてつもなく苦かった!
なんでこんなものを皆楽しそうに飲んでいるんだ?とか思った。
馴れない人だったら、最初からカフェラッテを注文した方が良いでしょう。
大きな駅付近以外ではひたすら農村地帯だが、北部は南部と明らかに違う。
何より、廃屋が全く見られない。
イタリアはやはり、南と北で経済の格差がかなりあるように見えました。
ミラノ中央駅は定刻の到着しました。
この後列車を乗り継いでジェノヴァに向かいました。
翌日はフランス国境近くの山岳ローカル線に乗る…予定だったのですが…。
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《今日見た・聞いた・思った事》
ANAがAKB48の「オフィシャル・エアライン」となり、共同プロジェクトを展開させていくと、今日リリースがありました。
まずは今年も実施の「総選挙」の順位予想で、上位10人を的中させるとオリジナル限定グッズがプレゼント。
機内でもトーク番組の他、国際線ではビデオプログラムを上映。
この他にも各種企画が予定されていて、5月以降順次特設サイトを開設するとの事です。
姉妹グループも国内外にいくつかできているので、そちらとの提携もあるかも知れません。
とりあえず今日は何も書かれていなかったけれど、いずれ機体にAKB48を描いたりするのでしょうかねぇ。
JALの「嵐ジェット」のように…。
(嵐(5人)と違って48人もいるから難しいか?)
《今日のニュースから》
国会 弾劾裁判所 盗撮の裁判官を罷免