№923 思い出の海外旅行クロニクル 5.1995年イタリア 1

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 1995(H7)年は海外へ出かけるようになって4年目になりますが、この年から、例外もあるが、だいたい年に2度の頻度で海外に出るようになりました。
 私にとっては良い時代だった…。
 今回からこの年2度目の海外旅行、11月~12月のイタリア旅行について書きます。
 当時のイタリアは南北を結ぶ長距離夜行が多く、できるだけ活用するようプランニングしたため、かなりあっち行ったりこっち行ったりになりました。
 これがまずかったのか前半にちょくちょくミスを重ね、これが積み重なった結果か、最後に大きな失敗をやらかす事になりました。
 これも含め、以降の海外旅行に影響を与える事が、いくつかあります。

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1995年11月20日(月)

 前の年のスイス旅行はイタリアのミラノから入っていたが、今回は逆に、スイスのチューリヒからイタリアへ向かう事としました。
 ベルニナ線に乗りたかったので。
 チューリヒまでは、春のオーストリア旅行と同様、関空→ロンドン経由で向かいます。

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 羽田→関空は前回同様JAL113便だったが、この日は機材変更でB747-400Dでした。

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 飛行ルート上の天候が非常に不安定、こんな恐ろしげな入道雲も。
 その影響か関空には若干遅れて到着。
 この日は大阪でAPECの会議が行われていて、アナウンスではその警戒についても触れられていました。
 空港にはロイヤル・ブルネイ航空のA340の他、どこかの政府専用機の姿も…。

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 関空発ロンドン(ヒースロー)行JL421便。

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 R/W06からの離陸。
 直前にエジプト航空のB747-300が着陸。

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 離陸してすぐ、右手には空港連絡橋。
 この日の大阪は天候が悪く、この直後にはすぐ雲の中。
 幸い、揺れはほとんどなかった。

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 今回も、アッパーデッキ(2階席)の利用になりました。

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 ベルトサイン消灯後に提供された、ドリンクとオツマミ。

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 離陸後の、最初の食事。
 牛フィレ肉 グルマンソース、フレッシュサラダ・梅風味ドレッシング、アップルパイ、ロール・バター、日本風味(そばなど)、コーヒー・紅茶・緑茶。

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 1本目の映画が終わった後、「リフレッシュメント」として、オニギリかパンと、ドリンクが提供されました。

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 ウラル山脈。

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 到着前、2度目の食事。
 烏賊と海老の旨煮、フレッシュサラダ・エストラゴンドレッシング、フルーツ、オレンジムース、コーヒー・紅茶・緑茶。

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 ヒースロー空港15時11分到着。定刻より少々早め。
 成田からのANA便も同時についたらしく、ターミナルも連絡バスも日本人ばっか。
 ターミナルの改良は、半年で割と進んだようだった。

 チューリヒまでは、(昨年BAに吸収された)ブリティッシュ・ミッドランド航空(BD)727便に乗り換え。
 18時出発だともう暗く、窓の外の風景は何も見えません…。
 夜景の明かりは美しいけれど。

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 キャビンのサービス。

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 機内食。
 へぇ、ご飯物のホットミールか。

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 チューリヒ空港到着。
 改めて、BD727便。
 B737-500でした。
 機体には「Heathlow-Zurich Praha OCT 29th」と描かれていて、この路線は新設されたばかりだったみたい。
 BDは路線の拡張が進められていた頃、だったのでしょう。

 空港から市内までは、もちろん鉄道。
 チューリヒ市中の安ホテル(バス・トイレ共同)に投宿。

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1995年11月21日(火)
 クール・サンモリッツと乗り継いでベルニナ線に乗り、終点ティラナからイタリア入りします。

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 チューリヒ中央駅。

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 クール行2957列車。

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 クールが近づくと平地でも雪景色、こんな雪の岩山も現れます。

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 サンモリッツ行のレーティッシュ鉄道531列車。快速格。
 長いトンネルを抜けた先のサメダンでの撮影。

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 途中の信号所で交換。
 快晴ではあるが、長い日影の中では、車窓は白と黒のモノトーン。

 サンモリッツはベルニナ線への乗り換えの時間が短く、ティラノ行列車に乗りこんだらすぐ出発。
 写真を撮る間もなし。

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 ポントレジーナ駅。

 この先はつづら折りの急勾配が連続。

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 とにかく雪景色は美しいです。
 信じられない位の絶景。
 駅付近以外は、民家が全然ない。

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 そんななか、ロバ?

 アルプグリュムからは一転してグングン下っていきます。
 ここまでがドイツ語圏、次のカヴァグリアがイタリア語圏になり、車内放送もイタリア語になります。

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 ラストは路面電車的になります。
 終点のティラノ駅は、イタリア領内。

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 ベルニナ線には、日本語の駅名票が掲げられている駅がいくつかあります。
 提携している箱根登山鉄道からの提供です。

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 ベルニナ線の絵葉書から、有名なオープンスパイラル。

 ベルニナ線に関しては少々舌ったらずな部分が多くなりましたが、この10年後、2005(H17)年にまた乗る事になります。
 別の機会に書く予定です。

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 イタリア鉄道(FS)のティラノ駅は、広場のナナメ向かいにあります。
 イタリアの鉄道の旅が本格的にスタート、この日はミラノとトリノで列車を乗り継ぎ、夜行の座席車でナポリに向かう事になります。

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 XPサポート終了まで、あと1年か…。どうしたものでしょうかねぇ。

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