№920 東急田園都市線 たまプラーザ駅
東急田園都市線は、自社が開発したニュータウンへの足として1966(S41)年4月1日に開業した路線で、たまプラーザ駅はニュータウンの中心に位置する、横浜市青葉区の駅です。
列車運行上は他線の分岐や追い抜き等のターミナル機能がない一中間駅に過ぎないが、田園都市線のみならず東急電鉄線、さらには東急グループ全体をも代表する存在として君臨しています。
この駅が地域再開発に合わせて大幅改良・増築を行い、2009(H21)年10月に完成を見ました。
1994(H6)年撮影の旧駅舎。
北口では屋内型の本格的なバスターミナルも整備されました。
これはもっと昔の北口バスターミナル。
交通広場からの出入口の交差点自体は変わっていませんが、バスターミナルは比較になりません。
かつては横浜市営バスの33系統(3月31日を持って全線廃止になった)の乗り入れがあり、江田駅・市が尾駅を経由して中山駅まで運行されていました。
(バス路線の歴史は市営バスの方が古く、田園都市線開通の前から路線があった)
北口バスターミナルの乗場。
出発案内表示があり、バスが到着すると、ドアが開きます。
南口。
南口のバスターミナルも大きく拡大されましたが、こちらは屋外のままです。
羽田空港行バスはこちらから出発。
東急・京急・臨港の3社が頻発しています。
(画像は臨港バス)
なお、成田空港行は北口発なので注意。
(新百合ヶ丘駅発着)
南口のエスカレーター。
中央改札コンコース。
とにかく屋根がとても高くてビックリ!
コンコースには時計塔があります。
待ち合わせのランドマークとして使われるのでしょう。
コンコースは「たまプラーザTERRASE」とつながっています。
中央改札口の券売機。
中央改札。
中央改札の精算機。
こちらは東改札のコンコース。
東改札口の券売機。
東改札は、通常は駅員の配置はなく、インターホンがあります。
東改札の精算機。
コンコースにある、出発案内表示装置。
上りははるばる、埼玉県の久喜・南栗橋(東武線)へ行く列車が走るようになって早10年。
改札内のコンコース。
上部にはアーチが架かりますが、開放感があります。
ホームのエスカレーター。
上下1台ずつあり、階段も広く取られています。
ホームのエレベーター。
ホームの出発案内表示。
次発の長津田行急行は、大井町線からの直通。
土休日ダイヤでは日中に急行の直通運転があるが、田園都市線の10連に対して6連と短いため、ホームの中ほどで待つような案内表示も流れます。
下りホームの中央林間方にある「Asian Harbs」.
「アジアの美容療法の専門店」、なのだそう。
「エキナカ」としては異色、かも。
最後に、ホーム。
ホーム自体は曲線状に位置する相対式で、大きく変わった所はありません。
下り電車が大井町線から直通の6000系急行電車。
土休日のみ日中、30分間隔で運行されています。
「たまプラーザTERRASE」や、南町田の「グランベリーモール」への買い物客の足として利用されているのでしょう。
たまプラーザ駅は2010(H22年)10月、鉄道建築協会「最優秀協会賞」を受賞しました。
一中間駅にこれだけの投資を行えるとは、東急グループの底力を実感させられる、たまプラーザ「新駅」でした。
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三陸鉄道は南北合わせて全線の3/4が復旧し、来年の全線の再開に向けて弾みがついたと言えるが、JRの大船渡線・山田線は鉄道としての再開の見込みが立たず、どの程度の効果があるか…。
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