№931 Webサイト開設10周年記念 三陸BRTと仙台の旅 1.けせんライナー
当ブログは、Webサイト「日本の路線バス・フォトライブラリー」の姉妹版として製作・運営しています。
その本体のWebサイトは、おかげさまで、4月1日に開設10周年を迎えました。
これを(自己満足的に)記念して、どこかバス乗り継ぎの旅をしたいといくつかプランを考えていましたが、その中で、一昨年の東日本大震災による大津波で壊滅的な打撃を受けたJR東日本の2ローカル線、気仙沼線と大船渡線で、鉄道の代行輸送の手段として、「BRT」(Bus Rapid Transit)の運行を相次いで開始した事があり、復興支援も兼ねて大船渡から柳津まで、BRTの乗り継ぎをやってみようと思いました。
被災地そのものも、BRTも、まだまだ復興・発展の途上にあるが、今現在ではどのような状況に置かれているのだろうか、主にバスの車窓からのみになるだろうが、自分のこの目で確かめて見ようと思います。
翌日には仙台のバスの撮影も企画。
さらに往復の手段、東京(池袋)→大船渡、仙台→東京(新宿)も、高速バスとしました。
往復とも高速バスという旅行は、このブログを開始してから初めての事になります。
今日から今週一杯、5回に分けて書く予定です。
2013年 4月13日(土)
池袋駅西口のバスターミナル付近は、土曜の夜にしては意外に人は少なく見えたが、騒々しいのは想像通り。早く抜け出したい。
直前の花巻行エアロクィーンの後、盛経由釜石行<けせんライナー>のガーラSHDが入ってきました。
東北行らしく?中高年の利用が目立つようでした。
<けせんライナー>のサボ。
<けせんライナー>は運行開始当初は大船渡営業所を起終点としていたが、後に三陸町経由で釜石まで延伸しています。
ほぼ定刻に出発。
ドライバーのアナウンスには、どこか岩手なまりも感じられました。
途中数箇所停車するが、ドライバー交代と点検のみで乗客は降りられないとの事。
最後部の10A席から、車内の様子。
独立3列シートだが、仕様は一昔のもの。
オーディオサービスは廃止になり、以前のヘッドホン収納ケースには、紙オシボリが入っていました。
トイレ部にあった公衆電話も撤去されているが、案内書きとメモ書き用の小スタンドが残されていました。
川越街道で埼京線を乗り越し、明治通りに入って消灯。
王子駅前を通過し、王子北ランプから首都高速に乗ります。
もっと夜景を見ていたかったけれど、日付が変わる寸前で、あっという間に爆睡。
次に目覚めた時は、もう気仙沼。
夜が明けています。
所々、仮設住宅を見るようになりました。
津波で打ち上げられた、第十八共徳丸。
いきなり被災地の現実を見せ付けられる事となります。
今後解体になるらしいが、この日の時点では手がつけられていないよう。
この後BRTでまた通る事になります。
気仙川にかかる気仙大橋も津波でやられ、仮の橋が下流側にかかっています。
海側は厚いカーテンがかかったままで、どのような状況かは解りません。
陸前高田は、高台に移転した市役所の仮庁舎前の発着です。
以前は海沿いの「キャピタルホテル1000」発着でした。
JRの陸前高田「駅」も見られます。
ここもまた後で降ります。
この後、更地の中を突っ切って、一区間だけ大船渡三陸道路を利用。
最後はBRTバスの後について走ります。
定刻より少々早め、7時前には盛の「サンリアSC」前に到着しました。
ここで降りる乗客が多かったようです。
次回はBRT乗り継ぎの前に、3日に運行を再開した、三陸鉄道南リアス線(盛~吉浜間)に挨拶してこようと思います。
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ルフトハンザ、またストだって…。
今回は地上職員によるもので、ドイツ国内線・欧州線はほとんど欠航、長距離路線も欠航が多く発生しています。
日本路線は、明日の発着はセントレア便のみ運行で、成田・関空は欠航との事です…。
《今日のニュースから》
トルコバス事故判決 ツアー企画会社の責任を否認
7年前にトルコで日本人を乗せたバスが横転して24人が死傷した事故があり、怪我をされた方1人がH.I.Sを訴えていたものです。
性格は異なるものの、「旅行会社」×「ツアーのバス」と聞くと、もうすぐ1年になる関越ツアーバス事故を思い出させます。
トルコの事故については、私自身はさすがにH.I.Sにまでは責任は問えないのではないかとも思うが、どんな形態の旅行にしろ、旅行会社は「手配したらもう後は知らないよ」という態度は取るべきではなく、心すべき事でしょう。