№915 さようなら鳴門市営バス&京阪グループ撮影の旅 2.鳴門市営バス撮影&お別れ乗車の一日
いよいよメイン。
規模が小さい事業者なのでどこまでやれるか解らないけれど、ともかく鳴門市営バスの撮影に挑戦、です。
3月11日(月)
鳴門駅前の路線図。
いくつもあるように見えるが、地域バスに移行したり、鳴門公園線は徳島バスに譲渡されたりで、純粋な市営バスとして残っているのは、
1.大麻線 鳴門駅前~板野駅南
2.北泊線 岡崎~鳴門駅前~北泊
3.引田線 鳴門駅前~引田駅(翼山温泉)
の3路線だけ。
合計で34往復に過ぎません。
(平日・土休日とも同じ)
なので運用車両数も少なく、午前中に見かけたのは5台だけでした。
徳島22き 330 いすゞU-LR322J
大麻線で運用されていました。
徳島22き 515 いすゞKC-LV280L
徳島22き 463 日産ディーゼルKC-UA460HAN
引田線に関しては、上の大型2台が交互に運用されていました。
大麻線は解らなかったが、北泊線は(後で書くが)とても大型車は運用できず、大型車は引田線専用車と言っても良いと思う。
徳島22き 398 日野KC-RJ1JJAA
北泊線はこれと、同型の399号の2台が交互に運用されていました。
この他、徳島バスも、徳島駅からを中心に多数乗り入れがあります。
ルートはいくつかあり、№602で書いたように、徳島空港を経由して鳴門公園に向かう路線もあります。
中型車がほとんどだが、ノンステップ率は高いみたい。
市営バスから転換された、鳴門地域バス。
大変申し訳ないのだが、白ナンバーでは正直手が出ない…。
市営バス全便に地域バス、循環バス、徳島バス、それに淡路島からの淡路交通の急行バスも発着する、鳴門駅前。
バスからは離れるが、JR鳴門線は本数が少なくはないか?
一応公営バスが走る位だから、鳴門市も徳島県ではそれなりに大都市のはず、徳島~鳴門間30~60分間隔位のフリークエントサービスがあっても良さそうなものだが。
この日は東日本大震災から2年。
鳴門市では、緊急速報メールの送受信訓練が行われたようです。
駅前と並ぶ鳴門市のバス路線網の要衝、鳴門郵便局前。
と言ってもターミナルがある訳ではなく、小アーケードに大き目のバス停標識とベンチがあるだけなのですが。
大き目の時刻表の他、ベンチの影には昔の路線図が残っていました。
短区間乗車した、398号車の車内。
午後は「お別れ乗車」として、北泊線に乗車。
行きは途中で降りて、北泊まで歩いていったが、成る程道がほとんどの区間で、とても狭い。
マイカー同士でさえすれ違いはやっと。
島田島にかかる小鳴門新橋の先に、北泊の集落があり、バスの終点もあります。
バス終点近くの、北泊漁港。
播磨灘を望む、北側の海岸。
右手奥には、淡路島の発電風車を見る事も出来ました。
市営バスの北泊終点。
専用の回転場所はなく、公民館の近く、やや広くなった道路上でターンします。
14時05分発岡崎行で、本当に「お別れ乗車」。
ドライバーは他の男性2名と停車中から会話を交わしていて、最初は地元の知人なのかと思っていたが、どうやらこの2人は、徳島バスの職員らしい。
運行中、ドライバーから路線について色々話を聞いていたようだった。
引田線については既に教習車両が走っているようだったが、北泊線はこれからなのでしょう。
北泊線は単に道が狭いだけではなく、防波堤がより見通しを悪くしているように思えた。
実は行きは全然気付かなかったが、堂浦南口バス停は、なんとカーブミラーにバス停標識がくくりつけられていました。
鳴門市営バスは元々大規模な事業者ではなく、それだけに個々の路線のロケーションは充分に知り尽くしているはず。
いかに経験を、徳島バスに伝えていけるかでしょう。
2人は鳴門駅前で降りていきました。
北泊線のもう片方の終点、岡崎。
この付近は一方通行区間のループ上にあり、復路は土佐泊渡始発・岡崎経由になります。
車両は回送で引き上げていきます。
北泊行の営業車両の場合は、本来は直進するのだが、訪れた時は道路工事のため旧道が通行止めになっていて、この回送車両の如く右折して、往路と同じルートで運行されていました。
鳴門市営バスに数台乗ってみた感触では、日中という事もあるだろうが、乗客の大半が正直足腰が非常に弱そうな高齢者ばかりで、市営バスの大半を占めるツーステップ車は、相当乗り降りに難儀しているように見えた。
決して若くはないはずの私が、乗客の中で一番若いのか?と思ったほど。
徳島バスは中型中心ながらノンステップ車の導入に積極的に見えたので、その点ではサービス改善は期待できるだろう。
ただ、やはり採算面は相当苦しくなりそうな気がします。
今後はいかに市や地域でバックアップしていけるかでしょう。
バス停から徒歩5分程度の岡崎海岸。
(市営バスとは別に、徳島駅からの徳島バスの路線もあるが、本数が非常に少ない。鳴門駅は経由しない)
時刻、14時46分。
海も里も、人の心も、いつまでも穏やかでいられるように願いつつ、1枚…。
最後に、鳴門市営バスの車庫。
路線網縮小の結果、3路線から孤立してしまいました。
(一番近いバス停は、徳島バスの東発)
車両も削減が進んだためかどこかガランとしてし、活気が感じられなかった。
エアロスターKとか、ポンチョとかも動きそうな気配が感じられず、残念…。
164号車(U-MK117J)は登録を抹消され、ナンバーを外されていました。
この日の時点では、目に見える形で市営バス営業終了を伝えいるのはフロントの幕だけで、バス停などにも、4月からの運行体制がどうなるかなどは、一切記載がありませんでした。
徳島バス側でも、特に記載は見かけなかった。
(25日になってお知らせがあり、北泊線は2往復減便)
鳴門市では今日27~31日まで、「さようなら 市バス写真展」を開催中。
また、市営バスは全て無料開放となっているようです。
この日の晩は大阪に泊まるため、高速鳴門から高速バスで移動します。
改めて、高速鳴門バス停に隣接する、鳴門市観光情報センター。
鳴門競艇場や、徳島バス鳴門〔営〕(小鳴門橋)に隣接し、駐車場もあります。
カウンターでは徳島バス・JR四国バス双方の高速バスの乗車券を発券しています。
前回書いた通り、高速鳴門バス停は高台を走る自動車道本線上にあるため、遠くはないけれど、歩いて行くと相当きついです。
なので坂道に並行して、「すろっぴー」と称する、モノレールっぽい自動運転の小型の乗り物があります。
(JR四国バスのWebサイトには「ケーブル」とあるが、ケーブルカーではない)
無料で、乗車すると鳴門市長からのメッセージが流れたりします。
大阪までダイレクトの便を選べば良いのだが、今回は都合で姫路に立ち寄る必要があったので、行先はどこでも良いから、高速舞子に停車する便を指定してもらいました。
16時55分発、神戸三宮行の徳島バス。
定刻より少々遅れて到着。
その車内。
オーソドックスな4列シート。
前方では、3色LEDによるスクロール方式のニュースが流されていました。
当然、大震災から2年関連が中心で、それ以外では、北朝鮮や普天間基地問題。
それと、声優の納谷悟朗さん(銭形のとっつぁん)がお亡くなりになった、とか…。
夕暮れが迫る、大鳴門橋。
淡路島を突っ切って、50分で高速舞子。
ここも、かなりの高台に位置し、下までエレベーターで降りて行く事になります。
最寄の、山陽電鉄舞子公園駅。
特急停車駅になったのに、駅員がいなくなりました…。
この晩は大阪のホテルに泊まります。
明日の大阪も、快晴になってくれそうだが、そうなるとかえってどこに行こうかと迷うもの。
最終的には、京阪大津線600形の本線特急色(黄+赤)復刻車撮影を目指します。
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