№891 思い出の海外旅行クロニクル 4.1995年オーストリア 2
オーストリア旅行3日目はグラーツから電車特急でリンツを目指し、登山電車や市電に乗車。
翌日はザルツカンマーグートのローカル線を経由し、ナローゲージのローカル線を訪ねます。
1995年 5月30日(月)
グラーツ発リンツ行IC504列車は、電車特急4010系。
かつては国際特急「トランサルピン」にも使われていた名車です。
1等1両・2等4両に電動車1両のプッシュプルスタイルで、カラーリングが変わっています。
グラーツ駅構内には、旧塗装の編成も留置されていました。
IC504列車のサボ。
反転させると折返しIC509列車。
2等車は1両だけ、2-1配置のオーソドックスなオープンスタイル。
他はコンパートメント。
この電車、冷房がない?
食堂は2等と合造。
「トランサルピン」時代は本格的な食事も出されていたのだろうが、ローカル特急となると調理は行わず、車内販売の飲食物を飲み食いするフリースペースとして機能しているだけ。
車販のおばさんが、車掌と一緒に、タバコをふかしながら休憩しておりました。
ゴメンナサイ、車窓の写真はナシ。
一気にリンツになります。
リンツには、小規模な登山電車のペストリングベルグ鉄道があります。
今は大規模な改良を行い、LRTスタイルの車両を導入して市電へ直通運転を行っているそうですが、当時は市電の終点ベルグバーンホフ・ウーアファールで、小型の電車に乗り換えでした。
100年近く走っているそうです。
(今も動態保存されているらしい)
その車内。
起点のベルグバーンホフ・ウーアファール駅。
出発してすぐ急勾配をよじ登って行きます。
かなりの勾配(最急106‰で箱根登山よりはるかにきつい)だが、ラックレールは使わず、通常の粘着式。
森の中が涼しいのはありがたい。
所々路面電車の電停みたいな駅があります。
16分で終点のペストリングベルグ。
標高519m、お城のような門があります。
駅の近くには、リンツの街を見下ろす展望台があります。
平日ながら、小学生の姿が目立ちました。遠足?
展望台から眺める、リンツの街並み。
意外に高い建築物が目立つ気もします。
中央を流れるのはドナウ川。
麓に戻って、市電に乗ります。
リンツの市電は①系統・③系統の2路線だけ。
①系統は平日…5分・土曜の午前…7~8分・土曜の午後~休日…10分間隔
③系統は平日・土曜の午前…7~8分・土曜の午後~休日…10分間隔
のダイヤになっていました。
リンツの市電の、当時の新型。
その車内。
旧型の市電。
その車内。
どちらも4連接で、輸送力はグラーツよりも大きいです。
ハウプトプラッツ(中央広場)電停。
屋根がないので広々しているが、雨の日は大丈夫?
タウベンマルクト電停。
この付近はトランジットモールになっています。
この日の宿はハウプトプラッツに取りました。
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1995年 5月31日(火)
リンツ中央駅。
アトナング・プッハイムまでは本線のローカルで移動。
アトナング・プッハイム発、シュタイナッハ・イルドニング行のローカル、E3410列車。
2等車のみ3両の普通のローカル列車だったが、小学生の団体が乗っていました。
ひたすら森と湖が続きます。
バート・アウスゼー駅。
ここも森の中。
終点のシュタイナッハ・イルドニング駅。
駅の構内。
背後の山は何というか、ちょっと解らなかったです。
ここで、入換え用として動く、渋いELを見かけました。
1245型と呼称するそうだが、リタイヤが間近だったみたい。
私以外にも地元のファンがカメラを向けていました。
ラッキーと言うべき。
ナローのローカル線「ピンツガウ線」の始発駅、ツェル・アム・ゼー駅。
駅の東側に広がる、ツェラー湖。
この路線には客車列車もあるが、乗車したクリンムル行は小振りなDCの単行。
その車内。市内バスのような簡素な座席が並んでいます。
客車の中には、このようなハデなカラーリングの車両もあります。
ブラームベルク駅。
ノイキルヒェン・アム・グロースヴェンティガー駅。
ロープウェイの駅が近くにあります。
左側は川、右側は草原が続く。
どちらも遠くに山々が連なっています。
山に行く手を阻まれた、終点のクリンムル駅。
ここからツィラータール鉄道の終点、マイヤーホーフェン駅に向かうバス路線もありますが、結局元の路線を戻り、ツェル・アム・ゼーからさらに列車を乗り継いで、イェンバッハ駅近くの小ホテルに投宿。
SLで有名な2本のローカル鉄道がここを起点としていて、明日は両方とも乗ります。
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《今日見た・聞いた・思った事》
ガーン!…です…。
元日の更新で、「今月後半にJALのMD-90にお別れで乗ります」と書きました。
具体的には24日の日曜日、熊本線1801便に乗る事になっています。
ところが先週の金曜日JALからメールがあり、機材変更で座席の指定の変更を行ったと記されていました。
なんと…B737-800に変更です…。
(その代わり、高知線の1483・1484便がMD-90に変更)
残念だが、これでJALのMD-90に乗る機会は、たぶんもうないでしょう。
うう…。
全体的にB767-300の運用が少なくなっているように見えて、勝手な推測だが、B787-8の代替で国際線に転用するのか?
座席配置はそのまま、の訳にはいかないはずだが。
朝鮮半島北部でまた一大事が起き、各メディアが大騒ぎのようですが、ここでは置いておきます。
でも「断固たる処置」と言っても、はっきり言って有効な手段って、何一つないように思えてなりません。
それより、山陽電鉄直通特急の踏切事故のほうが一大事。
運転士が重傷だって…!
(運転台が一番損傷が激しそうだ)
《今日のニュースから》
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