№881 今年最初の大阪旅行 2.大阪の電車・バスとひかり528号
1月 6日(日)
翌日の大阪市内は、晴れ。
7時過ぎだというのに、冬の大阪の朝は、遅い…。
朝方は南大阪線の特急を撮りに行くが、本来「さくらライナー」の9時10分発は一般車両に変更と、切符売り場にありました。
「全車禁煙・喫煙室付」とあったから、16600系になるのは間違いない。
とりあえず、普通電車で藤井寺まで乗り通してみました。
藤井寺球場の跡地に建てられた、四天王寺学園小学校。
歩道際に立てられた「野球小僧」の銅像のみが、ここにプロ野球の球場があった事を偲ばせてくれます。
近鉄特急は、恵我之荘駅から撮る事にしました。
16600系。
26000系「さくらライナー」の更新車。
南大阪線では、この他「ラビットカー」復刻車もあるのですが、朝方は姿を見せず、少なくともこの時間の普通・準急への運用はなかった様子。
追いかけるのはリスクがありそうで、この日は見送り。
撮る機会、作れるのかなあ…。
「さくらライナー」もう一編成は、河内天美の車庫にいました。
阿部野橋への帰り道、高架線から眺めた「ハルカス」。
次に、阪堺電軌を尋ねます。
2年ぶり。
住吉電停では、係員をホームに配置しての地上集札(運賃収受)を行っていました。
古い待合小屋が残る、上りホーム。
天王寺駅行への需要が多いと思われるのだが、住吉だと、住吉大社始発と、浜寺から来る電車の住吉鳥居前経由便が混在し、乗車ホームが大きく離れる事になって、混乱する乗客もいたように見えました。
係員が住吉大社駅に誘導したりもしているのだけれど、正月期間は住吉大社発着も住吉鳥居前(我孫子道)発着にして、乗車ホームを統一した方が良いのではないかと感じました。
住吉鳥居前電停のホームがかなり小さい事もあるし。
ここでは旧東京都電色のモ502号を待っていたけれど、今年も来なかった…。
ところで、住吉大社近辺には大阪市営「赤バス」の「住吉西ルート」が運行されています。
日中32分間隔。
しかし、バス停には「赤バス廃止のお知らせ」…。
「赤バス」は3月一杯を持って、3系統を残して廃止が表明されていて、住吉西ルートも廃止対象。
しかしこのチラシ、路線廃止という重大なお知らせにしては、あまりに素っ気無さ過ぎないか?
廃止を巡る話し合いが行われたようにも見えず、6年前の横浜市営バスの再編成を目の当たりにした者から見ると、唐突な印象は否めない。
「住吉西ルート」の新ポンチョ。
昨年入ったばかりの新車。
4月以降は残存3系統での運用になるだろうが、これも1年限りの暫定運行らしい。
住吉大社前を走るポンチョは、最初で最後の正月になってしまいました。
住之江区安立2丁目の路地を行く「住之江ループ」。
「住之江ループ」のオムニノーバ。
午後は、最初は尼崎あたりに行くつもりで、阪堺電軌は南霞町で降りるつもりだった。
ところが、えびす町まで寝過ごしてしまった!
目の前に堺筋線の駅があったので予定変更、北の阪急千里線を目指しました。
下新庄で降りて、神崎川を渡って吹田市に入って最初の踏切から撮影した、大阪市営地下鉄の06系。
これはマイナーチェンジ型。
阪急8300系。
もう少し撮っていたかったのだが、この頃から上空には雲が目立つようになって来ました。
14時を過ぎたばかりで少々早めだろうが、撮影は終わりにして、帰路に就く事としました。
淡路駅付近では高架化工事が進行中、関連して下新庄駅も高架化された上、神崎川の橋梁も架け替えになります。
数年の内には様相が変る事になるでしょう。
JRの大阪駅に寄り道。
北口に新規オープンした、JRの高速バスターミナル。
市営バス・阪急バスの一般路線も入ります。
3月15日を持って営業を終了する、梅田貨物駅。
跡地はどうなるんだろう。
新大阪駅の新幹線連絡改札口は大混雑。
新大阪始発・小田原停車の<ひかり528号>。
始発なので、少し早目に並べば、座っていけるのは有難い。
余裕で窓際を確保。
野洲付近から雪が積もるようになってきました。
米原で<のぞみ130号>と、臨時の<のぞみ360号>の通過待ち。
右は下り<ひかり517号>。
700系もついに廃車が始まったようで、2本並ぶ光景も、案外早いうちに珍しいものになるかも知れない。
<しらさぎ12号>からの接続があった事もあり、米原出発時には、自由席は通路にもぎっしり立ち客。
そういえば、この時期に新幹線に乗るのは、何年ぶりだろう?
この数年は正月に大阪や名古屋に行っても、「青春18きっぷ」利用で在来線の普通電車乗り継ぎだったから…。
名古屋でかなり乗客が代わりました。
通路の立ち客はまだいるが、最混雑区間は岐阜羽島~名古屋間と見ました。
小田原到着。
東海道線930Mに乗り換えて帰宅。
国府津で<踊り子116号>通過待ち。
最後に、昨年の今時分に御覧頂いた、南海電鉄学文路駅の、今年度の入場券。
(今シーズンは画像で御覧頂きます)
今シーズンは、合格祈願の「ミサンガ」が、オマケとしてついていました。
さて、大阪市営交通は「赤バス」のみならず、交通局自体、来年4月にバスを民営譲渡(2013年度は「暫定運行」の扱い)、再来年4月には地下鉄の完全民営化が表明されています。
性急な印象が否定できないが、現状の大阪市政には強く反対できる勢力が見当たらず、このまま完全民営化・交通局解体に向けてなりふり構わず一直線、となるのでしょう。
せめてケンカ越しではなく、穏やかに事を進めて欲しいと思いますが、桜宮高校の問題を巡る市長の態度とも照らし合わせると、そうはなりそうもないですね…。
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