№876 思い出の海外旅行クロニクル 3.1994年スイス 7

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 都市交通としての純粋な路面電車は、スイス国内では4箇所、チューリヒ、ジュネーヴ、バーゼル、首都ベルンで運行されています。
 2年前にはチューリヒ、今回は前半でジュネーヴの路面電車に乗りました。
 今日はバーゼルです。
 バーゼルの路面電車は、市内線専門のBVB(バーゼル市交通局 Basler Verkehrs-betriebe)と、郊外へ行くBLT(バーゼラント交通 Basslland Transport)があります。

1994年11月 1日(火)
 バーゼル州は今日は祝日らしいのだが(スイスは地域によって祝日が異なる)、それにしては駅前の電停には人があふれているし、電車も次々やってきます。
 また雨か…。

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 1日乗車券。7.2SFR。券売機で買えます。

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 バーゼル市電の、当時の最新型。

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 こちらは旧型。
 これらは2連接車。

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 もう一種類、欧州の市電ではたまに見るが、単車と、牽引されるだけの付随車両による「親子電車」。

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「子供」には、こんな広告車両までありました。

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 ノイヴァイラーシュトラーシェ電停。
 バーゼルの市電は他都市同様、終点ではバスのように回転するループ・スタイル。
 住宅地の中で、少し古めかしい待合所が設けられています。

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 国鉄のバーゼル駅前の電停。

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 マルクトプラッツ広場。広場に店がたくさん出ていました。
 左側の鋭塔が印象的な赤レンガの建物は市庁舎。
 この区間はBLTと共用で、小さく見える電車はBLT。

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 BLTから、新型の3連接車。
 元々は2連接で、中間に超低床車体を組み込んでいます。
 この当時の欧州各地で見られたスタイルでした。

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 その超低床車体の車内は、こんな感じ。
 シートは跳ね上げ式、車椅子の固定装置もあります。

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 2連接の電車。
 これを2本連結した電車が多く走っていました。

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 BLT旧型電車。
 基本的には市電と同じと同じですが、正面の窓部に違いが認められます。

 BLTは10・11・17系統を運行しています。
 この内10系統に乗ってみました。
 途中から専用軌道、時々橋の下をガントレットでクリアしたり、単線で農村地帯を走ります。

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 10系統の終点、ロータースドルフ駅。
 この手前の1駅だけフランスにあるのですが、気付きませんでした。

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 フリュー駅。
 路面電車というより、ローカル線の趣き。

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 10系統のもう一方の終点、ドルナハ。

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 BLTの郊外部の電停は、こんな感じの所が多い。
(駅名は失念しました)

 BVBとBLTの関係は…。
 現代の日本では見られない形態なので表現が難しいけれど、20年以上前の西鉄北九州線と、筑豊電気鉄道の関係に近い、といったら理解できるでしょうか?
 バーゼルはもっと大規模だけれど。

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 最後に、BLTが描かれた、郊外のボッテミンゲンの絵葉書。

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1994年11月 2日(水)
 スイスの長旅も、事実上最終日。
 最後はスイスを出て、ウィーンに向かう国際特急<トランサルピン>に乗車。
 しかし、どうした事か、ここも極端に写真が少なく、車窓の写真は全くありません。
 どうかご了承を。

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 国鉄のバーゼルSBB駅。

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 バーゼル駅にはスイス国鉄の他、フランス国鉄SNCFがミュールーズから乗り入れてきます。
 一応駅構内に「国境」があり、SNCFに乗る場合は右側の通路を通過しなければなりません。
 左側の線路の奥に、SNCFのDLが見えます。

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<トランサルピン>。
 当時のダイヤではバーゼルSBBを8時24分に出発。
 チューリヒ、ブークスを経由してオーストリアに入り、フェルドキルヒ、インスブルック、ザルツブルグ、リンツなどに停車して、終点のウィーン西駅に18時30分の到着でした。
 約10時間。

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 スイス国内では最後の停車駅、ブークス。

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 ここで機関車が、オーストリアの1044型に交換になります。
 客車は大半がオーストリア国鉄ÖBBですが、1両だけ、前から4両目の1等車のみ、スイス国鉄の車両です。
 JR北海道キロ182型(500番台)のような、ハイデッカー車。

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 最後に、<トランサルピン>のサボ。
 カッコ書きで「Korridorzug」(コリドーツーク)とあるのは、この区間はドイツ国内を経由(ノンストップ)するという事。
 自国内を経由するより近道になるので、このような形態になっているのです。

 ウィーン西には定刻に到着。
 最後の晩のホテルは、かなり豪華なものになりました。

 次回はパリ経由で帰国の途につきます。

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《今日見た・聞いた・思った事》
 B787がらみの混乱が続いていますが、ANAは1月28日まで運航を見合わせると発表しました。
(JALも28日まで延長)
 今日も欠航や機材変更が多数発生しています。
 熊本線641・644便の代替便は、ソラシドエアの運航でした。
 ソラシド自体は販売を行わなず、ANAコードシェアだけのための臨時便だった事になります。
 機材変更は大型化・逆に小型化様々でした。
 元々B787ではなかったフライトにも及び、福岡~仙台・小松・沖縄線でも機材変更が発生しています。
 国際線からも機材がいくらかが転用されているようで、実は昨日の朝羽田空港に行って来たのですが、「FLY!パンダ」のB767-300ERが、A滑走路のR/W34Lから離陸して行きました。
 今日はリチウムイオン電池のメーカーに、日本の航空局+米FAAの検査が入ったようです。
 フライトレコーダーの解析も進められるようで、どのような展開になるでしょうか。

 先週の雪がまだ相当残っているというのに、明日の関東はまた「雪」だって…。

《今日のニュースから》
大阪市立桜宮高校 普通科に変更し入試実施

 発端となった「体罰自殺事件」もそうだし、それ以降の各者の発言や行動を見ていると、何か事がヘンな方向に向かっているように思えてなりません。
 何より遺憾なのは、肝心の現場の先生達(組合等)が、全く知らん顔をして事をやり過ごそうとしているように見える事です。
 どういう反応が出るかは解らないが、彼らも当事者なのだから、自らの発言や行動で、何らかの態度を示すべきではないでしょうか?

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