№790 富士急線ジグザク撮り歩き
先月の話になってしまいましたが、26日(日)、富士急行の電車の撮影に行ってきましたので、今回はそれについて書きたいと思います。
夏休み終盤とあって、行楽のお客さんがたくさん出ていました。
加えてこの日の晩は富士吉田市で「火祭り」とかで、夜間には臨時の運転も行われたようです。
フリーきっぷ利用もあって、だいぶあっち行ったりこっち行ったりになりました。
「青春18きっぷ」を1枚使って横須賀線の初電に乗り、京浜東北線~横浜線と乗り継いで、八王子からは始発の429M。
長野〔運〕の115系6連で、早朝と言うのに行楽客やハイカーで混雑していました。もう少し編成が長いと良いのだけれど。
大月ですぐに河口湖行5列車に乗り換え。
今回富士急線内は、この「フジサン特急フリーきっぷ」を購入しました。
大月→河口湖の片道が1,110円なので、単純往復だけでお釣りがきますし、名称の通り「フジサン特急」の自由席も利用できます。
しかも2日間有効(今回は1日だけの利用になったが)。
河口湖行は1000系の2連で、この電車もかなりの混雑になりました。
禾生では6000系(4列車)と交換。
さらに東桂で「マッターホルン」色(2代目・1201F 6列車)を撮る事が出来ました。
富士山は中腹は雲がかかっていましたが、頂上ははっきり顔をのぞかせていました。
ここからが「ジグザグ」になるのですが、一旦河口湖まで乗り通して一息ついた後、三つ峠までバック。
三つ峠もいい駅舎です。
ここから寿方面へ、国道を10~15分程を歩いて戻り、脇道に入って千の宮踏切で、大月行電車を撮ります。
まず〈フジサン特急2号〉。
続いて6000系の普通14列車。
朝飯抜きで出てきたので、腹が減りました。
富士吉田(富士山)まで一旦戻って、ファミレスで朝食、とします。
三つ峠~富士山間は〈ホリデー快速河口湖1号〉。
189系6連で、三つ峠駅ではホームが短いから、前4両からの乗降になりました。
少々走りづらそう。
富士吉田市ではこの日と翌日が「火祭り」、という事で、富士山駅の近辺ではあちらこちらで昼の内から準備が進められていました。
富士山駅前には「KABA BUS」がいたのだけれど、撮影は出来ませんでした…。
腹を満たした後、11時29分発の大月行18列車で、再び三つ峠へ戻ります。
6500系でした。
運転士の仕業表には「1000系2連」とあって、共通運用なのでしょうか?
行き違いのため5分停車の下吉田駅。
美しく改装されています。
傍らの「ブルートレイン広場」に展示されている、スハネフ14。
14系だったら、個人的には「富士」よりは「さくら」というイメージが強いのですが…。
富士山の麓で展示するから「富士」なのだろうけれど。
(確か、14系が<富士>で運用された事はなかった、はず)
やってきた河口湖行13列車は6000系。
旧205系が、こんな所で顔を合わせるとはね。
再び三つ峠駅で下車、同じ方向へ歩いていくが、今度は松久保踏切で、河口湖行を撮ります。
ここは昼前後が唯一、正面も側面も順光で取れる場所。
第4種踏切なのだけれど遮断竿があり、横断の際は電車に注意しつつ、自分で遮断竿を上げ下ろしします。
横断したら、必ず元に戻すように。
まず「富士登山電車」(381列車)。
次の普通17列車は、大月で増結したらしく、4連でやってきました。
いつもそうなのか、多客あるいは「火祭り」対策なのかは不明。
〈フジサン特急9号〉。
そして、先ほど三つ峠まで乗ってきた6500系が、大月から折り返し19列車で戻ってきました。
それにしても、2段窓の205系最初期車を、今になってここで見る事が出来ようとは…。
そもそもなぜ205系、それも3両固定編成なのだろう…?
ここまでで1時間半。
木陰もあるけれど、やはり暑い事は暑いかな。
前後しますが、ここが午前中撮影のために立ち寄った、千の宮踏切。
ここは警報機・自動式の遮断竿が完備されています。
そのすぐそばの神社。
木陰はさすがに涼しいです。
意外に、セミの鳴き声が全然聞こえてきませんでした。
撮影はこれで終わりなのですが、三つ峠駅からだと次は、河口湖行も大月行も1時間待つ事になります。
(この間に東桂折返しの区間運転が入る)
河口湖行14時52分発21列車は、「トーマスランド号」(5001F)。
乗務員室の直後にはダミーの運転台があり、子供達が座って運転士のまねごとができるようになっています。
さすが、家族連れが多かったですねー。
ベビーカーも非常に多かった。
あと、外国人グループもとても多かった。
まあ「トーマスランド」目当てではなかったとは思いますが。
富士山駅でスイッチバック。
もちろんここで記念撮影、という家族連れも。
カーテンと座席のカバーもトーマスランド仕様。
さらに連結側にはトーマスのベンチも設けられていました。
個人的には、ローカル線でケバケバしいラッピング編成は好みではないのですが、家族連れを初めとする一般の旅客にウケて、利用の増加につながっているのなら、否定する理由はありませんね。
ただ、5000系は旧国鉄の近郊型をベースにした形式だからそろそろ老朽化している部分も見受けられるし、「富士登山電車」や6000系などとのバランスを考えたら、今後も続けるのならそろそろ2代目に交代させてもいいかなと言う気もするし、その際はラッピングで済ませず、本格的なリニューアル改修をやってほしいかなと思います。
河口湖駅に戻ってきました。
富士山から下ってきたらしい、「富士急山梨バス」表示の臨時便が、多数のハイカーを降ろして去って行きました。
駅前に展示されている、富士山麓電鉄の1号。
河口湖駅前には、各地からの高速バスも多数やってきます。
左は横浜駅西口から到着した相鉄バス。
右は新宿駅西口に向かう京王電鉄バス。
「富士登山電車」と富士山。
「富士登山電車」は大月~河口湖間を2往復、15時36分に河口湖に着くと、この日の運用は終了。
車庫に引き上げる所です。
乗車はまた、別の機会に。
今日の撮影はこれで終了、帰りは〈ホリデー快速河口湖2号〉。
朝三つ峠→富士山間で乗った列車の折返しです。
ホームが短くて最後部の1号車はホームからはみ出し、ドアが開いていません。
最前部6号車も、先頭部を撮影する事はかないません。
指定席は6号車1両だけですが、河口湖からなら、発車間際でも空席はあると思います。
改札は30分位前には始まります。
その開札の上の表示。
この列車の次から「火祭り」ダイヤになり、臨時の下吉田行の表示が見られます。
この火祭りの時だけ発売されるらしい、硬券の乗車券。
別に火祭りを見る訳ではないけれど、記念に1枚購入。
「火祭り」ダイヤの臨時時刻表を御覧頂きます。
河口湖~富士山・下吉田間の区間運転を中心に増発され、富士山駅では通常は使用しない1番線も使用します。
寿~三つ峠間で眺める富士山。
このまま八王子まで乗り通して、横浜線に乗り継いで帰宅です。
一時はローカル輸送に専念かなあと思わせた富士急行の鉄道線ですが、「フジサン特急」以降、色々アクティブな動きを見せて楽しくなってきたと思います。
ただ、先の「トーマスランド」もそう、そして「フジサン特急」もそうなのですが、ベースの電車が古くなってきていて(何しろ「フジサン特急」は国鉄急行型ベース)、そろそろ何かしら次の手を打つべき時が来ていると感じます。
「フジサン特急」に関しては、展望室をどうするか、という問題もありますが…。
また現行の「ホリデー快速」は189系をメインにしていますが、こちらも古くなってきていますし、それ以上に21m級、高運転台で6両固定編成と言うのは、富士急線の線路条件には適合していないと思います。
と言って今のJRには単純に置き換えが可能な車両は存在しないし(本当は昔の急行<かわぐち>の165系のような形式が適しているのだが)、こうなると運行形態そのものを見直してもいいのではないかと感じます。
今後の富士急行鉄道線の発展を期待しつつ、近い内にまた訪れたいと思います。
申し訳ありませんが、コメントは受け付けない事にしています。この記事について何かありましたら、本体の「日本の路線バス・フォトライブラリー」上からメールを下さい。折返し返事をしたいと思います。
また、何か質問がありましたら、やはり本体上からメールを下さい。解かる範囲でお答えをしたいと思います。質問と答えは当ブログにも掲載します。
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