JTB時刻表2012年9月号は、先週の25日(土)に発売になりました。
表紙は岐阜羽島~米原間、コスモス畑を見ながら走る東海道新幹線N700系。
◆ 桐生⇔間藤 トロッコ列車で行く わたらせ渓谷鐵道の旅
この鉄道はJR東日本の足尾線から転換した第3セクター鉄道なのだけれど、JR時代に1回乗った事があるが、転換後は事実上乗った事がないなあ。
(桐生→相老だけ)
この数年は常に経営危機が叫ばれていて、今後は観光に重点を置いてやっていくという事でしょうか。
「トロッコ列車」がメインになっているけれど、足尾銅山観光で走っているものこそ、本来のトロッコのはずですね。
(田中正造が天皇に直訴しようとした「足尾銅山鉱毒事件」を、国語などの授業で習ったって人、私と同じ年代では多いはずです)
このコラムはJTBのトロッコ貸切と連動になっていて、「エースJTB」の宿泊プランを申し込むと、貸切列車を利用できるという事です。
◆ ダイヤに輝く鉄おとめ 第65回
最近はこの連載も、裏方さんを取り上げる機会が多くて、今回は東京メトロの工務係の方、半蔵門線・南北線担当の工務区に所属されています。
一見ごく普通の「ギャル」(古いか?)に見えるのですが、夏の暑さにもかかわらず「仕事は楽しい」とは、たいしたもの。
でもこういう職場は、女性を迎え入れる体制を整備するのが、まだ大変だろうなあ。
「お気に入りの区間」の神保町~大手町間というのは、確か単線シールドで、急カーブが連続するので距離の割には時間がかかる、という区間でしたっけ?
◆ のりもの探Q隊 vol.14
リニアモーター式新交通システム「リニモ」を取り上げています。
JR東海が開発中の超高速列車から、大江戸線・長堀鶴見緑地線等のミニ地下鉄まで、最近は結構色々「リニアモーターカー」があって混同しやすいのですが、その辺を表によって解りやすく分類しています。
「リニモ」は「車両側にモーターがあり」、「常電導で浮上する」リニアモーターカー、という訳です。
へぇ、浮上していてブレーキがかかっていないと、片手でも動かせるんだ。
「車両が下がる場面」は、八草は回送で引き上げ線に入って折り返す方式だから、実際に間近で見られるのは藤が丘だけになりますか。
最後のダジャレはくだらねえ。
「のりもの情報局」では、近鉄「伊勢志摩ライナー」リニューアルや、「全国登山鉄道‰(パーミル)会」ピンバッジ発売、など。
「リニモ」は最大60‰だそうだから、勾配率だけなら参加資格がありそうだけれど。
◆ 黄色のページ
引き続き、9月29日(土)東北新幹線一部ダイヤ改正の時刻が掲載されています。
東日本で結構広範囲に乗れる切符が何種類かあって、面白そうではあるけれど。
「ウィークエンドパス」の値段が、こどもはおとなの3割とかなり安く、家族でどんどん利用して欲しい、という事でしょう。
◆ 本文
まず先日の九州北部豪雨関係の情報で、この時刻表の編集時点では、久大本線のうきは~日田間、豊肥本線の立野~緒方間、平成筑豊鉄道田川伊田~崎山間が不通となっていました。
特急〈ゆふいんの森〉〈ゆふ〉〈あそぼーい!〉(豊肥線)は全区間、〈九州横断特急〉は豊肥本線区間が取り止めとされています。
久大本線は8月27日頃に復旧の見込み(実際は25日に復旧)、特急は28日より運転再開と記されています。
(時刻表には記載されなかったが、別府・大分~日田間で臨時特急〈ゆふいんの森90~93号〉〈ゆふ100~103号〉が運行されていたとの事。
豊肥本線については、JR九州の公式Webサイトでは、豊後竹田~緒方間が20日に復旧済み、立野~宮地間は9月3日に復旧の見込みとしています。
〈九州横断特急〉は人吉~宮地間、豊後竹田~大分・別府間で、〈あそぼーい!〉は通常の区間で、いずれも9月3日より運行を再開するとしています。
残る宮地~豊後竹田間については、代行輸送は行われるものの、運行再開のメドは今の所立っていない様子。
この区間は20年以上前の1990(H2)年7月にも豪雨で不通となり、全線復旧まで1年3ヶ月もかかっていました。
(そういえば1年前、2011(H23)年9月号の表紙は、立野~赤水間を走る〈あそぼーい!〉だった)
JTB時刻表には掲載される事なく終わりそうですが、7月28日~9月2日の間、〈あそぼーい!〉は博多~熊本~八代~人吉間で運行されています。
下り あそぼーい!91号
博多10:18 → 13:35人吉
上り あそぼーい!92号
人吉15:46 → 19:17博多
途中停車駅:二日市・鳥栖・久留米・大牟田・玉名・熊本・新八代・八代・一勝地(上り92号のみ)
※8月25・26・29日、9月1・2日の下り91号のみ富合にも停車 … 理由が解らないが
※博多~久留米間は〈ゆふいんの森〉のスジを利用していて、〈ゆふいんの森〉再開の8月28日からは一部時刻変更
平成筑豊鉄道については、9月末に運行再開を目標としているとの事。
日田彦山線は何の注釈もなく、すぐに運行再開がなったようです。
気仙沼線は8月25日、不通になっていた柳津~気仙沼間で、「BRT方式」によるバス代行輸送で再開になり、全便の時刻が掲載になっています。
柳津~気仙沼間 15往復
志津川~気仙沼間 下り5本・上り2本
本吉~気仙沼間 下り5本・上り7本
鉄道時代と比べて大幅に増発になり、日中も1時間間隔で運行されています。
在来の鉄道の駅に加えて「ベイサイドアリーナ」停留所(駅?)が設けられ、朝夕を除いて経由します。
この停留所には営業キロ・換算キロの設定がありません。
この時点では、鉄道乗車券の扱いについては一切記されていません。
なお、先に再開している前谷地~柳津間については、普通列車7往復のままで変わりはありません。
この他、各路線で秋の臨時列車が発表になりました。
飯山線では、11月10・11日運転の〈SL信濃川ロマン〉(C11-325+旧型客車・長岡~十日町間)のダイヤが公表になっています。
先月のカラーグラフで紹介されたばかりの秩父鉄道〈パレオエクスプレス〉は、広瀬川原構内での脱線により運休になっていて、代替列車がEL牽引で運行されているとの事です。
(料金不要)
今後の運行に関しては9月に発表との事。大事になっていなければ良いですが…。
高速バスは7月11日に東京~龍ヶ崎線(関鉄・JRバステック)、20日に甲府~静岡線(山梨交通・しずてつ)、8月5日には新宿~(一部スカイツリータウン)~土気線(京王・千葉中央)が運行を開始。
私鉄では、調布付近の地下化によって京王線と、関連して都営新宿線が19日よりダイヤを一部修正。
京成バス・成田空港交通の成田空港~東京駅(・東雲車庫)路線「Tokyo Stulle」が、今月号より掲載。
定期観光バスでは、江ノ電バスの「よしつね」号が今月いっぱいを持って休止。
江ノ電の公式Webサイトでは9月1日より新コースが、小型車両使用で運行開始としていますが、今の所時刻表は掲載なし。
鎌倉は世界遺産登録を伺うほどの大観光地のはずですが、京急バスのコースがなくなって久しいし、シーズン中は人も車もあまりに多く、定期観光バスはやりにくくなってしまっているのかも知れない。
国内線航空は今月、新規LCC3社が出揃いましたが、今更なんですが、予約電話がピーチとジェットスター・ジャパンは有料の一方、エアアジア・ジャパンはフリーダイヤルと分かれているのが面白い。
現在国内航空の電話予約がフリーダイヤルなのは、エアアジア・ジャパンの他はエア・ドゥとIBEXのみです。
国際線航空では、エジプト航空の関空~ルクソール・カイロ線は、休航中ながら時刻は掲載されていたのですが、今月号では時刻の掲載がなくなってしまいました。
当分再開の見込みはないという事?
「鉄道チャンネル」とのコラボページでは、岡山駅の「駅弁」の「マスカット・白桃(時価)」の話が興味深い。
「駅弁」にはならなかったと思うけれど、関東地方でも冬場は「冷凍みかん」が駅弁スタンドで発売されていたものでした。
今はどうなっているのだろう?
さて、JR北海道は10月27日のダイヤ改正を発表しました。
6月の札沼線電化に続く改正で、引き続き札幌近郊の普通列車の改善が中心になるようですが、特急〈スーパーカムイ〉〈すずらん〉、快速〈エアポート〉も一部変更が行われる予定です。
9月20日発売の10月号では、そのあたりが反映されるでしょうか。
(全列車の新ダイヤ掲載は11月号になると思われる)
申し訳ありませんが、コメントは受け付けない事にしています。この記事について何かありましたら、本体の「日本の路線バス・フォトライブラリー」上からメールを下さい。折返し返事をしたいと思います。
また、何か質問がありましたら、やはり本体上からメールを下さい。解かる範囲でお答えをしたいと思います。質問と答えは当ブログにも掲載します。
民主党の新代表に選出されて今日でちょうど1年、なのですが…。
《今日のニュースから》
参議院 野田首相への問責決議 賛成多数で可決
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