№780 都電フォルムカードセット

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 渋谷の郵便局で見つけた「都電フォルムカードセット」をご紹介します。
 大き目のフォルムカード(絵ハガキ)5枚+ミニカード、それと全盛期(1962(S37)年10月)の復刻路線図がセットになって1,000円。
 フォルムカードには、簡単な説明書きが記されています。

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- 1957(昭和32)年頃の都電 -
銀座四丁目は、7つの系統が交差する都電の花道だった。
銀座から都電が姿を消したのは1967(昭和42)年のこと。
後に見える和光の時計塔は、2012(平成24)年に80周年を迎えた。


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- 1958(昭和33)年頃の都電 -
建設中の東京タワーを背景に、夕やけの中を走る都電。
古き良き昭和30年代の東京を感じさせる光景。


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- 1967(昭和42)年頃の都電 -
建設中の日本初の超高層ビル・霞が関ビルディングを見ながら、外堀通りを走る都電。同路線はこの年いっぱいで廃止となった。


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- 1968(昭和43)年頃の都電 -
国会議事堂を正面に内堀通りを走る都電11系統は、このあと右に迂回して三宅坂を過ぎ、半蔵門から新宿通りで新宿へ向かった。


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- 現在の都電 -
現在唯一の路線は、早稲田・三ノ輪橋間を走る荒川線。
沿線には大正時代開園の東京23区ない唯一の公営遊園地・あらかわ遊園がある。


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 他にミニカードと称する、1962(昭和37)年頃の都電とするカードも封入されています。
 このカードには説明書きがないのですが、勝鬨橋でしょう。

 なお復刻の路線図は少々サイズが大きく、スキャナーに収まらなかったので省略。
 あまり贅沢を言ってもいけないですが、フォルムカードの最初の4枚と、5枚目の荒川線の間が開きすぎて年代的に多少バランスを欠く気もしました。
 もちろん、他に都電がなくなってしまった事もありますが。
 私だったら、1972(S47)年の荒川線以外の路線が廃止間際の頃で1枚、最新鋭の8800形+飛鳥山あたりをバックに1枚、合計で2枚追加して7枚セットにします。
(1,000円では収まらなくなるかもしれないなあ)
 7000形(「現在の都電」)は更新直後、ビューゲルで非冷房の黄色+青帯にします。
 いかがでしょうか?

 フォルムカード(絵葉書は)は全て定形外のため、切手は120円分必要になりますのでご注意を。

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 また、何か質問がありましたら、やはり本体上からメールを下さい。解かる範囲でお答えをしたいと思います。質問と答えは当ブログにも掲載します。

「バスジャパン・ハンドブックシリーズ R78 ジェイ・アール北海道バス」が発売になりましたが、データ分析はこれから行いますので、しばらくお待ちください。
(9月になります)

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《今日見た・聞いた・思った事》
 昨日、京王線の調布付近地下線化が行われました。
 午前中は電車を止めて代行輸送が行われましたが、私鉄の切り替え工事としては相当規模が大きく、代行バスには日頃調布に縁がない西武バスや西東京バス、東急バス等も起用されたようです。
 新地下線の試乗はまた別の機会にしますが、同時にダイヤの修正が行われました。
 特徴的なのが、土休日の朝方に残っていた特急が準特急となり、特急が消えた事。
 大手私鉄において、(有料・無料を別にして)特急がなくなったのは、相鉄に次いで2社目となります。
(相鉄は特急が設定された事はない)
 ただし、これはあくまで暫定的な措置。
 新宿駅に行ってみましたが、配布されている時刻表はA4版のコピーだし、駅の時刻表も、一昨日までの時刻の上に貼り重ねただけでした。
 路線図を見ても、特急の赤いラインがはっきり残されています。
 だから正式な廃止ではないでしょう。
 京王はこの後、今年度中に大幅な改正を行うとしています。
 早くから自ら「大幅な」という位だからどんなものになるのか今から興味が持たれるのですが、多分今の準特急が、停車駅をそのままに特急と呼称する事になるのだと思います。
 それと、調布駅の地上部分の整備がこれから行われ、南北のバスターミナルが統一される事になると思いますが、路線網はどういう形態に変わっていくでしょうか。
 踏切がなくなった事で、定時性の確保によって利用者が増加する事が期待されます。

 そういえば、駅の表示に「乗務員の急病」とあったなあ。
 関係者全てが災難だったと思います。
《今日のニュースから》
秋田新幹線〈こまち28号〉 運転士の熱中症で停止・大幅遅延

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