今回は超マニアックな話題で申し訳ありません。
J-BUSグループのいすゞ「エルガミオ」と、統合モデルである日野「レインボーⅡ」は昨今のバス事業者ではポピュラーな中型バスで、三菱ふそうで一時純正中型車のラインナップが途絶えていた事もあって、これまでいすゞや日野の導入がなかった事業者でも見られるケースが増えてきています。
さて「エルガミオ」「レインボーⅡ」は昨年、ポスト新長期規制(H22年規制)適合モデルに以降、形式が
「PDG-LR234J2」(レインボーⅡはKR)
↓
「SDG-LR(KR)290J1」
と形式が変更になりました。
小排気量エンジンへの置き換えが最大の変更点です。
さて外見は…というと、排出ガスの後処理をアドブルーに頼らない(つまりエルガ・ブルーリボンⅡやエアロスターのような供給孔のフタがない)事もあって、見分けるのが非常に難しい。
そんな中で、極めて小さいのですが、1箇所だけ見分けるポイントがありますので、ここで紹介してみたいと思います。
神奈川中央交通のエルガミオ・ワンステップ車で比較してみます。
まず先代モデル、PDG-LR234J2です。
戸塚〔営〕に配置されている「と62」号車で、主に〔戸90〕(戸塚駅西口~鳥が丘〔循環〕)や〔戸93〕(戸塚バスセンター~戸塚台〔循環〕)の系統で運用されているようです。
公式側エンジンルームのフタです。
エルガミオではPDG-規制(H17年規制)からエンジンルームのフタにメッシュが設けられました。
このメッシュがPDG-規制では31段あり、右側のバンパーの上辺より下側まで広がって、赤と黄色の塗り分け部分まで近づいています。
一方、新モデルのSDG-LR290J1です。
今年になって横浜神奈交バス舞岡〔営〕に配置(神奈中本体から委託)、今の所はこの4月から運行を開始した〔上31〕系統(上大岡駅~日野ヶ丘〔循環〕)に専用されているようです。
SDG-規制ではメッシュがやや小型化、27段と少なくなり、下辺はバンパーの上辺とほぼ同じ。
塗り分け線との間隔が広くなっています。
(ついでに開閉用のボタンの位置も上がっている)
これ以外の外見上の違いは、少なくとも私には解りませんでした。
この程度の違いだと、停車中はまだしも走行中に見分けるのは … 難しいでしょうねぇ。
SDG規制車両が増えてきて、見慣れてくるのを待つしかないでしょう。
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