№694 「さよなら苫小牧市営バス」と函館の旅 5.JAL1168

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 いつもの如く慌しかった今回の旅も、終わりの時が来ました。
 函館空港からのフライトで帰宅の途につきます。

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 函館駅前を14時10分に出発する函館帝産バスで空港に向かう事にします。
 1台目は日野セレガSHDが来ました。

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 ところが乗場は既に結構な行列ができていた上、このバスはチサングランドホテルが始発で既に座席がかなり埋まっていたようで、ほとんどの乗客が積み残しになってしまいました。

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 それで、ターミナルで待機していたエアロスター(昨日ご覧頂きました)が続行便として仕立てられる事に。
(なおエアロスターは複数あり、異なるデザインの車両もあります)

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 この便でなんとか全員乗車する事ができました。
 運賃箱は本当に「箱」で、釣銭はドライバーからの手渡し。
 途中いくつかのバス停に停車する事になるが、ドライバーは先行車と無線で更新、途中からの乗客はこちらで引き受けるので先に行ってくれみたいな事を言っていたようです。
 実際に湯の川温泉からの乗客がこちらの車両に乗ってきました。

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 空港に着いても、先行車両の降車が終わっていないため待たされる事に。
 そもそも所要20分程度、高速道路を使う事もない路線でSHD(他にエアロクイーンMVもいる)は明らかに不向きなのではないか?
 バスの利用者が多いのは頼もしいし、続行車両を用意していた所は評価もできるが、やっぱりちょっとばっかり問題あり、かも。

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 函館空港のカウンターはごった返していました。
 団体客がいたようです。

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 展望デッキに上がると、ちょうど1168便になるB767-300(JA8299)が到着する所でした。
 全面ガラス張りなのは残念。

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 みやげ物店。

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 出発ロビーのソラリー。
 他の空港でもそうだけれど、ソラリーにおける「日本航空」の4文字は、どうも印象が弱い。
 なぜ「JAL」の3文字を使わないのだろう?
 このソラリーの前では、乗客が非常に多いので早目に検査場を通過するようにと、警備員が声を枯らしていました。
 この混雑のせいなのか、コートでは暑い位。

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 搭乗は身体が不自由だったり乳幼児連れだったりという乗客、上級会員に続いて、キャビン後部、そしてキャビン前部と4段階に分けて行われました。
 
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 出発間際。
 左のA-NETのDHC-8-Q400(新千歳行)は「エコ・フレンドリー」。
 この前セントレアで見たばかりですが、運用範囲は広いなあ。
 その向こうに函館山。

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 地上スタッフが手を振って見送ってくれます。
 右に見えるSaab340Bは、まだJALグループ「Arc of the Sun」時代のもの。

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 R/W30からの離陸直後の根崎の集落と、その向こうには津軽海峡。
 すぐに左旋回して海上へ。

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 左後方に恵山岬が見えましたが、どんどん遠ざかっていきます。
 ところで函館発羽田行という便は初めてですが、どのようなルートを通り、どのような風景が見られるでしょうか。

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 津軽半島を縦断、左手には下北半島を見る事ができます。

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 離陸から10分で青森。空港も見えます。
 真っ白。
 残念ながらこの先の東北地方はしばらく曇り空が続いて、十和田湖等は見られませんでした。

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 帰りも「クラスJ」を利用しました。
 思うのですが、「クラスJ」はもちろん座席がゆったりしたものになっているというのがウリなのですが、昔のスーパーシートや、ANAの「プレミアムクラス」のような至れり尽くせりの特別なサービスがある訳ではない。
 なのでサービス面で期待するより、むしろ普通席の喧騒から離れて、一人・二人で静かに過ごしたい向きには合っているのではないかと思いますが、どうでしょう。

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 ドリンクサービスが回ってくるけれど、JALだと普通席でも同じだから。

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 コーヒーをもらって、ターミナルで買ったバタークッキーとあわせてコーヒータイム。

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 普通席はカラフルな座席が並ぶ、昔ながらのスタイル。
 JA8299は世が平成になった直後の投入で既に20年以上経っていて、間もなくリタイヤ、なのでしょう。

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 さて、離陸から30分ちょっと経って海が見えた。松川浦?
 直前のキャプテンアナウンスでは間もなく山形通過と言っていたから、ダイレクトに福島市上空から大子を目指すのかと思っていたのだが。

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 海岸沿いの左に小さく見えるのが例の福島第1原子力発電所、右の端は第2原発。
 もちろん遠くからだから、惨状はわかるはずもない。
 キャビンは寝ている乗客が多いようだった。気付いた人はどれだけいたでしょうか。

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 大子付近で早くもベルトサインが点灯。
 羽田まであと20分という事で、揺れもないし、天候も安定した快晴のようだし、若干早目という感がなくもない。
 遠くの大都市は水戸だろう。

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 霞ヶ浦。

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 千葉ニュータウン中央駅の上空で、北総鉄道線が成田空港の方向に向かって延びていきます。

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 館山自動車道。
 このあと内房線の浜野駅を見て、東京湾上空に進入します。

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 D滑走路・R/W23への着陸の直前。

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 着陸してから第1ターミナル16番スポットへ移動だと、タキシングは長いなあ。
 国際線ターミナルにはANAのB787、DLのA330-200の姿がありました。

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 ほぼ定刻に到着。
 表示を見ると、次は沖縄行925便。

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 案の定手荷物受取は非常に混んでいました。
 2週間前の広島からのANA便がほとんどビジネス客で、すでにテーブルに荷物がポツンポツンと置かれた状態だったのとは大違い。

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 帰りは京急線を利用します。
 17時29分発の金沢文庫行普通電車は、№687で書いたように、車内の照明にLEDを採用した1313Fでした。

 これで今年になってから(昨年からの続きの関西も含め)6回目にもなる旅行は終わりました。
 明石・呉・苫小牧の各市営バス、それと十鉄と、「お別れ」が続きました。
 後を継いだ民営バス、代替バスは、5年後・10年後にはどのような姿になっているでしょうか。
 それにしても、金持ちでもないのに、さすがに金使いすぎ。
 しばらく休養ですかね…。

 申し訳ありませんが、コメントは受け付けない事にしています。この記事について何かありましたら、本体の「日本の路線バス・フォトライブラリー」上からメールを下さい。折返し返事をしたいと思います。
 また、何か質問がありましたら、やはり本体上からメールを下さい。解かる範囲でお答えをしたいと思います。質問と答えは当ブログにも掲載します。

 明日・明後日はお休みです。

 昨日のマエケンに続いて、広島はうれしいニュースが続きました。
《今日のニュースから》
サンフレッチェ広島 佐藤寿人 J1リーグ10人目の100得点達成

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