苫小牧市営バスに別れを告げ、函館に向かいます。
苫小牧から直接特急に乗ってもいいのだけれど、春分の日を過ぎたばかりだから陽はまだ充分高いし、行ける所までは普通列車で行ってみようと思います。
調べると、16時26分苫小牧発の普通列車に乗って東室蘭で乗り換えると、洞爺までは先に行けるようです。
東室蘭行444Mは、うれしい事に711系の3連。
迷わず中間のモハ711-115のボックスシートの一角に落ち着きます。
一応711系は近郊形のカテゴリーだけれど、雰囲気は急行型に近い。
時間からしていつもは帰宅の学生が多いはずだけれど、もう春休みに入っているから静かなもので、これはありがたい。
(最もこのために苫小牧市営の通学便は撮影できなかったのだけれど)
いくら弁当(1,100円)を広げると、一気に「旅」の気分が強まるようです。
やはりボックスシートならではでしょうか?
ロングシートは当然、逆に転換クロスシートであっても、こんな雰囲気は出ない気がします。
急行型に近い711系の構造もあるでしょうが。
MT54の重たくも甘いモーター音が、旅情をさらに誘う気がするのは、古い人間だから?
右手には樽前山。白老あたりまでは見えていました。
左手は太平洋。
東室蘭で482Dに乗り換え。
キハ150+キハ40の2連ですが、ワンマン運転。
長万部行ですが、豊浦で<スーパー北斗18号>の通過待ちのため、一つ手前の洞爺まで乗ります。
室蘭の市街地の外れをいくつかのトンネルで抜けると、右手に今度は有珠山。
北舟岡駅のすぐ左手は、海!
絶景です。
…でも、大津波がきたら一巻の終わりなんだろうなあ…って、「3.11」以来、海を見るとどうしてもそんな方向に考えが行ってしまう。いかんいかん。
(でも実際、「3.11」の時はどうだったのだろう?)
ここで<スーパー北斗15号>及び普通489D待ち合わせのため、7分も停車。
さて、洞爺駅に降り立ってびっくり。
なんと窓口どころか、券売機もシャッターが下ろされてもう利用できない。
特急停車駅、しかもこの日はこの直後に<カシオペア>も停車するのに、いくらなんでもやりすぎではないのか?
特急券も購入できず、車内で求める事になります。
<スーパー北斗18号>(ブレはご勘弁)。
車内で車掌より購入した自由席特急券。
車内販売の様子。
車内販売のコーヒー。
もう外は真っ暗。そのせいもあって、長万部から先はずっと居眠りしていて、気付いたらもう五稜郭でした。
自由席の車内。
もうガラガラだけど、五稜郭に着いたから。
函館に着きました。
安全確保のため遅れの発生も懸念されていたのですが、ここは定刻の到着になりました。
駅を出ると星空が広がっています。
明日が、今日の苫小牧以上の好天になりますように。
申し訳ありませんが、コメントは受け付けない事にしています。この記事について何かありましたら、本体の「日本の路線バス・フォトライブラリー」上からメールを下さい。折返し返事をしたいと思います。
また、何か質問がありましたら、やはり本体上からメールを下さい。解かる範囲でお答えをしたいと思います。質問と答えは当ブログにも掲載します。
********************
《今日見た・聞いた・思った事》
5月22日の東京スカイツリーのオープンまでカウントダウンが続いていますが、今日、スカイツリータウン関連の高速バス等の開設が発表になりました。
いずれも5月22日運行開始で、当然ながら全て東武バスセントラルが関わり、「スカイツリーシャトル」の愛称があります。
1.東京スカイツリータウン~東京駅線
ジェイアールバス関東と共同で、スカイツリータウン~東京駅八重洲南口(日本橋口)間の運行、44往復(20分間隔)で片道500円。
2.東京スカイツリータウン~羽田空港線
京浜急行バスと共同で、スカイツリータウン~羽田空港間の運行、18.5往復(約60分間隔)で、片道900円。
途中錦糸町駅を経由する。
一部錦糸町駅始終着便、国内線ターミナル通過便あり。
3.東京スカイツリータウン~東京ディズニーリゾート線
京成バスと共同で、スカイツリータウン~東京ディズニーリゾート間の運行、16往復(約60分間隔)で、片道500円。
途中錦糸町駅・葛西駅を経由する。
一部錦糸町駅終着便あり。
3路線ともPASMO・Suica対応(バス特は対象外)
この他、現在土休日に運行されている上野・浅草線は、5月22日より毎日運転となり、15分間隔に増発。
予想通り、新型車両が導入されるとの事です。
もっとも5台中2台だそうですが。
東京駅線は、丸の内口発着にしても面白かったのでは?
いずれにしても、これで開業後のバスの撮影や乗車が非常に楽しみになりました。
《今日のニュースから》
平成24年度予算案成立 一般会計総額約90兆3000億円
この記事へのトラックバック