久々の「バスで行くバス」、今回は横浜市鶴見区です。
前にも書きましたが、やはり東海道が通過していた事もあるのか、あるいは早くから工業地帯として発展し、住民も多いからなのか、鶴見区には銭湯が今でも数多くあります。
今回ご紹介する「竹の湯」さんもその一つです。
以前ご紹介した「千代の湯」さんと同じく国道15号線(第一京浜)の沿線に位置します。
背後にキリンの工場があり、ビアビレッジからの帰りに立ち寄る事も可能です。
(訪問日:2012年4月16日)
<アクセス>
京急線生麦から徒歩5分弱。
橋上駅舎を下り線側に降りると、商店街「商友会 生麦駅前通り」があるので左折。
「KIRIN」と書かれた工場が見えるのでその方向へ向かう。
生麦駅入口交差点をそのまま横断し、さらに直進すると左手、マンションの1Fが「竹の湯」。
バスの場合、一番近いバス停は横浜市営バスの京急生麦駅前となるが、今は本数が少ない。
19系統(新子安駅~生麦・新子安駅〔循環〕)が1時間に1本、後は不規則な間隔の18系統(生麦~鶴見駅~矢向駅)のみ。
(181系統(横浜さとうのふるさと→生麦)は平日の朝方だけ)
なお京急生麦駅前バス停は片方向のみ。反対側はなく、明神前バス停を利用する事になる。
5分ほど歩くと右手、JRの貨物線が交差する手前に市営バスの鶴見営業所がある。
ただし、この数年の路線再編成の影響で、ここからのバスも非常に少ない。
この営業所は以前は市電の車庫であり、バス転換後は生麦営業所と呼称していた。
しかし生麦4丁目、今の生麦地区センター前バス停付近にあった旧鶴見営業所が新横浜に移転、港北営業所となったことで、生麦営業所が鶴見営業所の名を継ぐ事になった。
ところで、鶴見営業所の反対側、「KIRINビアビレッジ」(ちなみに月曜休み)の入口付近には、有名な「生麦事件」の碑があるはず、でしたが…。
KIRINの工場の前では、首都高速横浜環状北線の工事が行われていて、事件の碑は移転していたのでした。
仮の事件碑です。
バスの利用なら、反対側の明神前の方がいいだろう。
徒歩5分程度。
ただし、系統・行先によって分散しているので注意。
なお、第1京浜沿いにある鶴見駅方面行バス停の前には、「朝日湯」という別の銭湯があり、なかなかの面構えを誇っているのですが、ここについては別の機会に訪れたいと思います。
それから第1京浜は市営バスの他、ちょうど訪問日の4月16日より運用を開始した、京浜急行バスの新子安営業所へ出入りする空港リムジンバスが通過するようになりました。
(記号「J」)
あと、京急・JRをはさんだ安養寺前バス停も利用できそうだ。
市営バス38・41系統が利用可能。
<営業時間・休業日>
14:30~23:00。
最近、営業時間がこの時間に短縮されたらしい。
不定休。
コインランドリー併設。
「橘の湯」と「カリブの湯」があり、カウンターで別れる。
男女日替わりで、カレンダーがある。
ここでは「橘の湯」について記します。
<脱衣場>
ドライヤー20円(10円×2)と安い。
マッサージチェアはなかった。
飲料の自動販売機があるが、KIRINの工場に隣接しながら、大半はサントリーの飲料だった。
(アルコール類はなし)
<浴場>
かなり小ぢんまりしていると思うが、真新しくて清潔。
カラン13台、全てシャワーつき。
別にサウナの前にシャワーがある。
ここは露天風の炭酸温泉があるが、35~38℃とかなり温い。
だから脱衣場のチョークボードに、入り方が詳しく記されている。
屋内の風呂はジェットエステバスとフットエステバス、泡風呂。
他に水風呂。
サウナは有料。
<その他>
カウンター前に3人分のベンチがあり、壁には液晶TVがある。
コーヒー牛乳は明治で120円、他に牛乳とブルガリアヨーグルトの瓶の飲料が自動販売機で販売されている。
先にも書いたように、付近は首都高速の工事が進行中です。
といって開通まではまだまだ先だとは思いますが、一度開通すれば、付近の様相は一変する事になるかもしれません。
先に記したように、この「竹の湯」さん以外にも、「朝日湯」さんなど、生麦付近には今でも銭湯がいくつかあるようです。
今の内に行って、ご紹介できればと思います。
申し訳ありませんが、コメントは受け付けない事にしています。この記事について何かありましたら、本体の「日本の路線バス・フォトライブラリー」上からメールを下さい。折返し返事をしたいと思います。
また、何か質問がありましたら、やはり本体上からメールを下さい。解かる範囲でお答えをしたいと思います。質問と答えは当ブログにも掲載します。
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《今日見た・聞いた・思った事》
今日はチェルノブイリ原子力発電所の事故から26年で、昨年「フクシマ」がありましたから当然そちらの方に目が向くでしょうが、もう一つ、忘れてはいけない大惨事がこの日発生しています。
18年前の1994年4月26日、名古屋空港に着陸しようとしていたチャイナ・エアラインのA300-600Rが着陸に失敗して滑走路上に墜落、264名が犠牲になった事故がありました。
あの日私は八戸行高速バス<シリウス>に乗るべく東京駅に向かっていましたが、その途中の東海道線の車中、たまたま手持ちのCDプレーヤーで拾ったTVニュースの音声で事故の発生を聞いて、翌朝全容を知ったという記憶があります。
直接の原因は「自動操縦時におけるゴー・アラウンドの手順の誤り」という事になるのでしょうが、背景にはチャイナ・エアのパイロットの養成のあり方とか、モラルとか、別の一因として自動操縦システムの欠陥とか、色々あげられるようです。
昨日は福知山線の事故から7年で追悼式典の模様も詳細に報じられたようでしたが、この事故に関してはチェルノブイリ事故に加えて民主党・小沢元代表への無罪判決があり、式典があった事はあまり詳しくは取り上げられていないようです。
今後も4月26日はチェルノブイリ事故がついて廻るので、下手すると影に隠れてしまうかも知れません。
しかしそれは絶対避けなければならない事で、他の交通の大惨事同様粘り強く後世に語り継ぎ、将来への戒めとしなければなりません。
《今日のニュースから》
大学生企業求人倍率1.27倍 5年ぶりやや改善
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