№690 「さよなら苫小牧市営バス」と函館の旅 1.JAL527

 3日間お休みを頂きまして、今日が2012年度最初の更新になります。
 当ブログは今月から週5日、月間20回程度の更新とします。
(当面は日・月休みですがすぐに変わる予定です)
 減速運転とはなりますが、今後もよろしくお願いいたします。

 さて、3月31日(土)を持って、呉と苫小牧の市営バスが廃止になりました。
 16(金)には明石市営バスも廃止になっています。
 この内明石と呉については「お別れ」を済ませ、記事にもしました。
 となると後は苫小牧市です。
 廃止が5日後に迫った26日(月)に苫小牧へ行ってまいりました。
 また翌27日(火)には、久しぶりに函館で函館バスを撮影してきました。
 今回は5回に渡って、苫小牧~函館と続く旅行について書きたいと思います。

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 3月25日(日)
 前日25日(日)の新千歳行フライトから。
 夕刻のJAL527便を利用して苫小牧に向かいますが、新千歳の降雪のため、かなりダイヤが乱れました。

 今回はまず、空港バスから書きます。
 今回は新しい仕事場から近い、藤沢駅からの空港バスを利用しました。

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 本当は16時ちょうど発を利用したかったのだけれど、残業があって1本後の16時30分になりました。
 それでも通常なら充分18時30分の出発には間に合うはず。
 ところが、16時30分発担当の京急バスは出発時刻になって回送で到着。
 しかもドライバーによれば、渋滞が激しくていつ着くか解らないと…。
 そうか、江ノ島の行楽の帰りか…。
 確かに今から電車にすれば楽に間に合うが(藤沢16時46分の東海道線に乗れば、横浜で京急線に乗り継いで羽田空港は17時41分)、乗換えが面倒な事もあるので、何とかなるはずだと、車中の人になったのでした。

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 少々遅れての出発になった上に、藤沢を出て早々に渋滞。
 まずは手広がネックになっている様子。

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 大船駅直前の、横須賀線のガード。
 高さ制限3.1mのこのガードがあるため、この路線はHDを投入できません。
 この先には横須賀線の踏切があり、運悪く久里浜行の通過待ち。
 ただでさえ一般道区間が長くて信号も多いので、こういう状況ではどうにもストレスが溜り勝ち。
 大船駅は15分の遅れ、さらに笠間十字路でも遅れが増幅。

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 日野インター通過は、藤沢駅出発から1時間以上経ってから。
 少なくとも20分以上は遅れているはず。
 ただここからは高速だし、空港まで渋滞はないようだから、アクシデントさえなければ何とか間に合いそう。

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 日野ICでは横須賀方面に進入するので最初はあれっ?と思った。
 けれど、釜利谷JCT経由で、並木から首都高速湾岸線を利用。なるほど。

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 もう夕陽は丹沢の向こうに沈み、ベイブリッジでは横浜のビル群が富士山と共にシルエットとなって現れます。

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 湾岸環八ランプを降りて、格納庫のANAのマークを見た時はやれやれと思った。
 18時ちょっと過ぎに第1ターミナル到着、なんとか間に合ってくれました。

 この路線に関して言うと、先にも書いたとおり、高速に乗るまでの一般道区間がかなり長く、信号が多い上に右折・左折も多くて大型車両では走りづらく、渋滞を除いてもスムーズな運行を妨げる部分がずいぶんあるように感じます。
 大船駅もバスターミナルのロータリーをほぼ1周しなければならず、なにか無駄に時間を使う部分が多いよう。
 高速のICの位置自体はどうしようもなく、根本的な改善策も見出しにくいけれど、とりあえず藤沢~大船に関しては乗り場もルートも、東海道線の北側に変更した方が良いのではないか?
 
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 相変わらず節電で暗い第1ターミナル。

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 何の事はない、新千歳行は降雪の影響でどの便も大幅な遅延。
 527便も30分の遅れとの事。
 しかも、引き返す事もありという条件付か。
 ともあれバッグを預けて18番ゲートへ向かうが、機体の姿がまだない。

 その527便となるB777-300(JA8944)は、18時25分になってようやく到着。
 これでは19時の出発も無理でしょう。

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 付近はやはり1時間遅れで隣の17番ゲートからの出発となる、1便前の525便の乗客も交えて相当ごった返していました。

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 これ、「イマジカBS」で放映中という海外ドラマ「パンナム」の広告。
「パンナム」(パン・アメリカン航空)というと、アメリカ、というより世界を代表する航空会社だったのだけれど、倒産・消滅から20年、若い人はもう知らないだろうな。
 私だって、機体を生で見た事はなかった。旅客機を趣味とし始めた頃には、とっくに日本路線はなくなっていたし。

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 やれやれ、19時を回ってようやく搭乗開始。
 ブリッジの窓から見ると、新鶴丸機が3機見えました。
 新鶴丸カラーも、少しづつ増えてきているようです。

 結局出発は19時31分、1時間以上の遅れになってしまいました。
 しかも到着便2機を先にスポットに入れるため、滑走路へ向かうのはさらに先。
 JALの格納庫の前には、ロゴを落とされたMD-90の姿がありました。

 19時48分、C滑走路・R/W34Rよりようやくテイクオフ。

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 東京の夜景は凄い。
 どこまでも光の海が広がっていく。
「うへぇ」と思ってしまった。
(一方で、これほどの夜景を生み出すだけのエネルギーを、このまま確保し続けられるのかとも一瞬思った)

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 今回は「クラスJ」。

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 ドリンクサービス。
 モニターは静止画像のニュースの後データが表示されていて、田沢湖のすぐ東という所。
 といってももう真っ暗だから何も見えないのだけれど。

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 その紙コップには、「JAL CAFE LINE」のロゴ。

 ここでキャプテンアナウンス(副操縦士)があり、大分遅れて申し訳ないが、なるべく早く着ける様な航路・高度を選択して飛行しているのでご了承をという事でした。
 新千歳は曇りという事で、このままなら引き返す事はなさそう。

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 普通席。
 前回同じ便に搭乗した時(№544)はガラガラに近かったのだけれど、この日はほぼ満席という状況でした。
 単純に日曜日の夜という事もあるし、こういう状況だから、後続の便からの変更、というお客さんも多かったはずです。

 そんなこんなで降下を開始、新千歳に近づいてきます。
 降下の最中、左手に苫小牧の明かりも見ました。
 今回はR/W01Rに着陸。

 なるほど、ついさっきまで雪がガンガン降っていたんだ、そんな感じ。
「安全のためスポットまでは低速で移動するのでご了承を」というアナウンスがあり、特にターミナルが近づくと、本当にノロノロ。
 スポット付近は見たところ、5~10㎝程度は積もっているようでした。

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 新千歳空港到着。
 残念ながら遅れを取り戻せずじまいで終わってしまいましたが、仕方ありませんね。
 下を千歳相互観光バスの路線車が通過していきますが、SKYのランプバスとしての運用です。

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 手荷物受け取り場もごった返していました。
 荷物が出てくるまでの間、スマホで連絡というお客さんが多い。

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 到着ロビー。

 さて、今日も苫小牧泊まりなのだけれど、この時間になってしまうとどうしよう?
 22時ちょうどに道南バスの最終便もあるけれど、明日は函館まで行くわけだから、結局JRで行く事にして、通しで乗車券を購入します。

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 21時50分発の快速<エアポート217号>。
 この列車は南千歳で土休日運転の特急<すずらん82号>に連絡するのだけれど、15分強程度で特急に乗るほどの事もなかろうと見送り、その後の普通電車を待ちます。
 しかしホームは当然寒い…。

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 南千歳22時14分発苫小牧行普通2844M。
 これも721系でした。
 この電車の到着直前、上空をJALのB777-300が通過し、右に旋回していきました。
 527便の折返しの528便に違いない。
 さらに発車後新千歳空港の方を見ると、ANAのポケモンジェット(B747-400D)も見えました。
 あれも羽田行?だとしたらもっと遅れているが…。
 羽田に着いても、帰りの足、あるかな…?

 苫小牧には22時36分に到着しました。
 想定より2時間近い遅れになってしまいましたが、ともあれ、無事にたどり着けて何より。
 当然バスの運行は全て終了、駅前はタクシーが客待ちするだけで静かでした。
 早々に駅前のホテルに投宿、明日に備えます。

 夜空には星も見えて期待を抱かせますが、天気予報では、これは一時的?
 明日はまた、雪交じりの曇り空になるのでしょうか。
 とにかく苫小牧市営バス、撮りたいです。

 申し訳ありませんが、コメントは受け付けない事にしています。この記事について何かありましたら、本体の「日本の路線バス・フォトライブラリー」上からメールを下さい。折返し返事をしたいと思います。
 また、何か質問がありましたら、やはり本体上からメールを下さい。解かる範囲でお答えをしたいと思います。質問と答えは当ブログにも掲載します。

 今日は関東地方も午後から風が強くなり、JRも私鉄も運休が続出しました。
 運行は徐々に再開しているようですが、混乱は今夜一杯続きそうです。
《今日のニュースから》
ASEAN(東南アジア首脳会議)カンボジアで開幕 ミャンマーへの経済制裁解除の要求で一致

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