「バスマガジン」52号は今月末発売になりました。
表紙は東京スカイツリーをバックに走る東武バス「スカイツリーシャトル」で、このあとの本文にも出てきます。
冒頭は「Pick★UP The New Bus」として、復活した純正三菱エアロミディ・ノンステップの試乗チェック。
パッと見た目の旧モデルとの比較は、やはり窓配置となるでしょう。
もちろん、アドブルー供給孔のフタの存在も。
◆ 城下町観光周遊バス
最初は天守閣が残っている所を走っているバスだと思い、前号を書いた時のラストで場所をいくつか予想してみたのですが、全然違いましたね…。
世界遺産の姫路位はあるはずだと思っていましたが。
(城が大改修の真っ只中だったからかも知れない)
取り上げられているのは人吉・松江・萩・鹿児島・松本で、城というより、歴史を巡る小ツアーという所でしょうか。
前にもどこかで書いたと思いますが、なんで篤姫はメガネっ娘なの?
◆ 仙台市営バス注目車両
大震災で被害を被ったバス事業者というと、やはり海岸沿いの民営業者がすぐに思い浮かびますが、仙台市営バスだって無縁ではなく、未だに運行を再開できていない路線があります。
白地+緑濃淡のHIMRやCNGバス、前扉リフトバスに「東武顔」のキュービックなど。
ただ仙台市では、友好関係を結んだ外国の都市をイメージしたデザインの車両を走らせていたのですが、もうないのでしょうか。
仙台市営バスも宮城交通への路線の譲渡とか、JRバス東北への委託とかがありますが、基本的には公営の形態で行ってくれるようです。
震災復興支援もかねて、近い内に行けるといいなあ。
東京からも比較的近いし、作並など山奥に入るローカル路線もあるので。
◆ おじゃまします バス会社潜入レポート vol.52 中国バス
経営破綻から両備バスグループ入りして再生した、中国バス。
vol.21では両備グループ代表小嶋氏のインタビュー記事があるのでそちらも参照を。
ちょっと脱線しますが、考えさせられるのは、旧体制の経営破綻に際し、地元との信頼関係が失われてしまっていたという所。
特に労働者・労働組合は地方の交通が危機に陥った際は声高に「利用者の足を守れ」と叫ぶけれど、その利用者の信頼がない状態では、耳を貸してはもらえないんですよね。
中国バスの前にも高松琴平電鉄や那覇交通の例があり、労働者の側も、地元からの信頼を勝ち取れるような、中身のある運動を常日頃から行う必要があります。
話を戻して、肝心の車両に関しては、確かに他地域からの移籍車(ここではなぜか移籍元を明かしている所と明かしていない所がごっちゃになっている)が増えて若返りが図られつつあるようだけれど、1989(S64~H元)年の車両が若干残っているようです。
最もそれは中国バスのみならず広島県全体がそうで、広島バスや広島交通でも同年代の車両がまだ走っています。
リエッセの高速バスが凄い所で、さすがに後にも先にも例はないけれど、どうしてそこまでして維持するのか、その辺の事情も解れば。
歴史的に見ると、母体の一つの「ニコニコバス」が今の感覚からすると凄いネーミング。
(何しろ大正時代なので)
なお、営業所の配下に多数の車庫があるのが中国バスの特徴ですが、「呉ヶ峠車庫」については車両の配置があるのに、記載が漏れていました。
神石高原町にあるそうですが、どこの配下かは不明(多分福山〔営〕でしょう)。
◆ バスに乗って東京スカイツリーに行こう!
東京スカイツリーのオープンは5月22日なのですが、すでに周辺の鉄道・バスはかなり変化が起きているようです。
話題は20日に運行が始まったコミュニティバスタイプの「墨田区内循環バス」。
特に3ルートの内の北西部ルートには、ポンチョのEVが投入されました。
羽村市「はむらん」に次いで全国2例目。
実は運行開始の翌日、北西部ルート(ディーゼル車だった)を短区間利用してみたのですが、まだ皆不慣れなためか、当日は風が強かったせいもあるのか、全体的にダイヤがかなり乱れているようでした。
(一般京成カラーのポンチョも教習車両で走っていた)
東武バスは、多少変則的ですが、山手線の駅を発着する一般路線って、何年ぶりだろう?
ある程度広範囲な路線網があった1980年代後半の時点でも、路線はありませんでした。
エリア外になる訳ですが、スカイツリーは東武グループのものだし、他社に任せてばかりでいられるか、という事なのでしょう。
今は通常のエルガミオですが、オープン後本格運行に以降した時点で、日光のようなオリジナルスタイル車両の導入も期待できそうです。
撮影スポットガイドがあるのが、バス趣味誌では珍しい。
◆ 路線バス全方位レポートvol.52 北海道・道東
今回は行かなかったのだけれど、道東はいつでも自然が豊かで個人的には魅力的な地域の一つだと思っています。
ただ、当然元から人口が希薄な地域だけに、どこも経営が大変そう。
いっそ思い切ってある程度は大同団結してみては?とも思った事もありますが、でもやっぱりそれでもうまくいくかどうかは解らないですよね。
JRバスはこの地域では帯広だけではなく、厚岸にも自動車営業所がありました。
(今はくしろバスの厚岸〔営〕)
根室交通(表がちょっとヘン?)は、いまはこんな車が走っているのですか。わずか数年でかなり傾向が変わってきているようです。
阿寒バスの鶴のデザインは、やはりこのまま後世に残して欲しいなあ。
今号はこの他、「事業者間移籍車 話題の広場」で南部バス。
先月八戸に行ってきたばかりですが、西工は確かにいました。
(ついでに市営バスにもいた様子)
しかし日野の中古車両もいるのですか。
西武バスからのいすゞ車の譲渡のくだりは、ああそうかと思いました。
南部バス以外にもいるでしょう。
またいつかは八戸に行かんと…というか、今度は五戸や三戸にも行ってみる必要がありそうです。
次号は「東日本大震災から1年」と「ポンチョ」。
なお今月もいくつか休載の記事がありますが、「全国乗合バス100選」なんて、忘れられているんじゃない?
申し訳ありませんが、コメントは受け付けない事にしています。この記事について何かありましたら、本体の「日本の路線バス・フォトライブラリー」上からメールを下さい。折返し返事をしたいと思います。
また、何か質問がありましたら、やはり本体上からメールを下さい。解かる範囲でお答えをしたいと思います。質問と答えは当ブログにも掲載します。
★お知らせ
さて、当ブログは2009(H21)年8月16日スタート時より、浮き沈みが大きくなりながらも、ネットの世界で「生きている」事を示すべく、できるだけ毎日の更新を目指していました。
ですが、とりあえず新しい職場が見つかったものの、これが結構忙しくて疲れる事、一方で他にやりたい事 … とりあえず20日にダイヤ改正を行った近鉄のダイヤを作成したい … も一杯あって、少し時間が欲しいと感じていました。
そこで当ブログは、来月からは少々減速運転をしたいと思っています。
具体的には、
1.まず週2日休みを頂きます。
当面は日曜日と月曜日を連休とさせていただきます。
(4月前半はこれで行くが、曜日はすぐに変更する予定)
2.加えて、本体の「日本の路線バス・フォトライブラリー」の更新日の前日も引き続き休みとします。
本体は4月より1日と16日の月2回を更新日としますので、その前日、つまり毎月15日と月の末日もお休みとなります。
これで、当ブログは月間20回程度の更新という事になります。
早速明日は本体の更新のため休ませて頂きます。
本体の更新では、東京や青森県・広島県の事業者の画像の追加や画像サイズの拡大を行う他、事業を廃止した明石市営バスのページを「アーカイヴ」に新設、さらに明日を持って廃止になる苫小牧市営バス、呉市営バスのページも、画像追加の上「アーカイヴ」に移動します。
そしてその後1日は日曜日、2日は月曜日ですから、都合3連休とさせて頂きます。
次回の更新は4月3日(火)となり、苫小牧や函館への旅について、5回連続で書く予定です。
それでは4月からの新年度の当ブログを、よろしくお願いいたします。
ヨーロッパが好きな私としては、昨今の経済の混乱、及びそれが引き起こす市民生活の混乱には心を痛めるばかりです。
ユーロ安だから日本から出かけるにはいいかも知れないけれど、町のあちらこちらで先鋭的な騒動が繰り返される様は見たくない。
この国は前政権の経済政策が批判された事で3ヶ月前に政権交代が起こったばかりですが、こんな事では誰が首相になろうとも、どの党が政権を取ろうとも、このままではどの道同じ結末をたどるだけではないのか?と思います。
フランス~スペイン~ポルトガルの高速鉄道もお流れになりそうで、あ~あ。
《今日のニュースから》
スペイン各地で財政改革に抗議 全国各地でゼネスト
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