昨日の話になりますが、ANAは2012-2013年度のグループ経営戦略の策定の中で、来年4月1日に持株会社制に移行する事を検討すると発表しました。
現在はANA(全日空空輸)の傘下にエアー・ニッポン(今年4月1日、ANAに合併)やエアー・ジャパン(AJX)、ANAウイングス(AKX)、さらにこれから就航するLCCのピーチにエアアジア・ジャパン等が入る形態になっています。
これを来年4月1日に、新たに設立する持ち株会社の下にANA事業会社(今のANAの運航を引き継ぐ)やAJXにAKX、ピーチやエアアジア・ジャパンが入る形になります。
現在ANAの子会社として運航を受託しているAJX・AKXは、新体制ではANA事業会社と持株会社の下で同列になる事になりますが、これが何かグループ内での棲み分けみたいなものも生むのでしょうか。
さて、私は経済オンチですから経済的な事はこの程度にして、興味が持たれるのは、
「ANAはこれを機にデザインを変えるのか?」
という事。
いやもちろんANAからの発表もないし、ウワサがある訳でもなく、あくまで私自身が勝手に考えている事なのですが、理由としては次の3点。
1.現在の「トリトンカラー」が採用されたのが、1983年導入のB767-200からで、来年でちょうど30周年ともなる事。
2.ライバルのJAL(JALはこの間3回変えている)や、同じスター・アライアンスの加盟会社も含めてデザインを数度変更している会社が多いので、人によってはひょっとしたら古く見えているかもしれない。
(もちろんルフトハンザなど、同様にまったく変えていない所もあるが)
3.そしてこれは私の考えというより意見になりますが、今のカラーは、胴体にも「全日空」に変わって「ANA」のロゴが入っていますが、前から垂直尾翼にも大きく描かれているので、何かくどく見える気がします。
胴体・尾翼双方に同じマークが入っているのは他にKLMオランダ航空があるが、KLMがもう少し控えめなのに対し、ANAはフォント自体にスピード感がある上、尾翼の文字が大きいので、よりそう見えるのでしょう。
それ以前に、そもそも、何で「ANA」でなければいけないのよ、「全日空 All Nippon Airways」の名でここまでビッグになったのだから、この名をもっと大事にすればいいじゃない、と思っているので。
私は、この「トリトンカラー」が一番似合う、バランスが取れている胴体のロゴは、上に掲げたように「全日空 All Nippon Airways」の方だろうと、今でも思っています。
加えて、現在ANAのロゴが描かれている白い部分にラッピングが入る事が多いが、デザインによっては苦しく見える物があると思います。
「坂の上の雲」や「ガンダム」の時はブルーの部分にまで食い込んでいたし、今国際線で飛んでいる「Japan Endress Discovery」のスターボード側は、ブルーの部分を避けるために多少胴体の上の方に書き込まれていて、なんだかバランスが悪くなっているようにも見えます。
従って、どうしても「ANA」の3文字にこだわりたいのなら、ANAこそ経営形態一新を機に、デザインを大きく変えるのも、一考の余地があるのではないでしょうか。
機材面でも、さらに翌2014年に国産ジェット機「MRJ」の導入が予定されているので、タイミング的にいいのでは?
いかがでしょう、斬新なANAニューデザインを、ここは期待してみたいと思います。
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《今日見た・聞いた・思った事》
今日、清水エスパルスのキャンプの様子を映像で見ましたけれど、ジャケットのJALのマークが「Arc of the Sun」のままになっていました。
エスパルスは、一昨年JALが経営破綻して会社更生手続きを申請した後も、なんと無料でJALのマークをつけていますが、今の両者はどういう関係になっているのだろう?
エスパルスの公式WebサイトにはJALの名前(しかも「新鶴丸」)があるのだけれど。
《今日のニュースから》
サハラ砂漠南部 深刻な食糧不足 国連が緊急支援呼びかけ
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