予想通りというべきか、表紙の写真は寝台特急<日本海>になりました。
(奥羽本線の大鰐温泉~石川間)
◆ 日本海縦貫線の夜行列車 さようなら『日本海』『きたぐに』ルート
この改正の最大の焦点といってよい、その<日本海>と<きたぐに>の過去から今を、カラーグラビアで特集。
<きたぐに>の名前自体は、昨年ちょうど50年を迎えたんですね。
日本海の始祖の夜行も、終戦からすぐ後の1947年運行開始だからさらに古くて65年前。
他のブルートレインなどもそうだけれど、どんな伝統ある列車も、なくなる時はあっけないもの。
なお別の視点で見ると、これで北陸本線から定期の夜行列車が全滅する事も意味します。
また、大阪から見ると直江津より先、JR東日本区間への直通列車もこれで全滅です。
(一番遠くて、<サンダーバード35・10号>の魚津)
<日本海>はともかく、<きたぐに>位は別の系列に置き換えてでも何とかならないかと思いますが、どうでしょうか。
◆ ダイヤに輝く鉄おとめ 第59回
最近はこの連載も随分裏方的な方が多くなりましたけれど、今回は東急車輛製造で車両の製造の一翼をになう方で、「電線下拵え」担当なのだそうです。
高校時代の経験も話されたそうですが、その下りでちょっと思い出したのが、「去年『アスコーマーチ』ってドラマがあったらしいよな」という事。
別に原作もドラマ(テレビ朝日系)も見た事はなかったけれど、東急東横線のホームの上に広告がぶら下がっていたのを見たことがあるので。
それで番組の公式Webサイトを少し斜め読みしてみたのだけれど、もちろんドラマとは違うだろうが、根本は似ていたのかなあ、そんな気がしました。
この方自身、学校の制服に戻っても似合いそうだし(失礼!)
ところでご存知の方も多いはずですが、東急電鉄は昨年、東急車輛製造の鉄道車両製造事業をJR東日本に譲渡すると発表しました。
今年の4月に新体制がスタートします。
今の所はそれ以上の事はわからないし、鉄道車両を造るという事自体は変わらないはずですが、この事は彼女には何か影響を与えるでしょうか。
◆ のりもの探Q隊 vol.8
今の時期になると一般のニュースでも話題になる、オホーツク海の流氷観光船「ガリンコⅡ号」。
ああそうか、世界唯一か。
船もさる事ながら、流氷そのものを見られる場所が、世界のほかの地域にはあるのでしょうか。
少なくとも、観光でいける場所はほとんどなさそうだなあ。
(少なくとも私は知らない)
紋別は鉄道がなくなって30年位になるけれど、東京からの空路はあるし、海外からの観光客を呼べたらいいんじゃないかなあ。
「のりもの情報」ではエバー航空の「ハローキティジェット」が注目。
以前も飛んでいたけれど、残念ながらキャッチできなかったので、今年は是非トライしてみたいです。
ただ、今度はデザインが3種類あるそうなので、それを全部撮るのはさすがに不可能かなあと思いますが。
◆ 黄色のページ
JRグループのダイヤ改正のあらましが5ページに渡って取り上げられていますが、既にプレスリリースの時点で書きましたからここでは省略し、新幹線を中心にダイヤを分析してみます。
なおJR北海道はやはり、この時点では改正なし。
せいぜい一部列車の修正程度で、本格的な改正は夏の学園都市(札沼)線電化開業時という事でしょう。
それと久留里線が信号システム更新のため、改正初日の早朝は全線運休・バス代行になるとの事。
<東海道・山陽・九州新幹線>
特に山陽新幹線に注目すると、100系・300系の引退(「NEWS」欄で運用を公表)により、<こだま>は500系・700系の8連が主力になっています。
また、山陽区間では<ひかり>が激減、山陽区間で完結する<ひかり>は上下2往復ずつだけ(定期のみ)になってしまいました。
下り
ひかり441号 岡山 7:04 → 7:52 広島 (500系×8)
ひかり443号 新大阪 20:40 → 23:52 博多 (N700系×8)
上り
ひかり440号 広島 6:14 → 8:27 新大阪 (N700系×8)
ひかり442号 博多 6:38 → 10:28 新大阪 (700系「ひかりレールスター」)
特に「ひかりレールスター」は上り1本だけ。
しかも通過駅が厚狭・新岩国・新尾道・新倉敷・相生のみ。
さらに<のぞみ><さくら>計5本に抜かれてしまい、これではほとんど<こだま>と変わらないと思います。
なお、区間運転のローカル便とはいえ、500系が<ひかり>1本に入ります。初めてでは?
思えば山陽区間は500系に「レールスター」と、過去に大きく注目を集めた列車があるのに、今や東海道と九州に挟まれ、独自の営業政策がほとんどなくなってきているように思えます。
プレスリリース以外では、夕方の<つばめ360号>が小倉まで直通。
(折り返しは<こだま863>号か)
<東北・上越新幹線>
追加投入されるE5系の運用を改めて並べてみます(定期のみ)。
下り
はやて93号 盛岡 6:54 → 7:56 新青森※
はやて95号 仙台 6:40 → 9:04 新青森
はやて15号 東京 7:32 → 11:09 新青森
はやぶさ1号 東京 8:12 → 11:22 新青森
はやて19号 東京 8:56 → 12:33 新青森
はやぶさ3号 東京 9:36 → 12:46 新青森
はやて23号 東京 10:56 → 14:33 新青森
なすの259号 東京 13:20 → 15:13 郡山
はやて29号 東京 13:56 → 17:19 新青森
はやて35号 東京 16:56 → 20:33 新青森
はやて37号 東京 17:56 → 21:28 新青森
はやて111号 東京 19:28 → 22:22 盛岡
はやぶさ5号 東京 21:36 → 23:12 仙台
やまびこ223号 東京 21:44 → 23:48 仙台
なすの279号 東京 22:20 → 23:29 那須塩原
上り
なすの254号 那須塩原 6:11 → 7:20 東京
はやぶさ2号 仙台 6:25 → 8:00 東京
やまびこ204号 仙台 6:31 → 8:40 東京
はやて102号 盛岡 6:03 → 8:56 東京
はやぶさ4号 新青森 6:10 → 9:24 東京
はやて16号 新青森 7:32 → 11:08 東京
はやて20号 新青森 9:42 → 13:08 東京
はやて24号 新青森 11:42 → 15:08 東京
なすの276号 郡山 16:05 → 17:44 東京
はやて32号 新青森 15:42 → 19:08 東京
はやて36号 新青森 17:12 → 20:36 東京
はやぶさ6号 新青森 18:14 → 21:24 東京
はやて40号 新青森 18:28 → 22:08 東京
はやて96号 新青森 20:39 → 23:04 仙台
はやて98号 新青森 21:44 → 22:47 盛岡※
(※…グランクラス営業なし)
那須塩原で1回、E5系同士の追い抜きが発生する模様。
(はやて29号 ⇔ なすの259号 14時42分頃? ※はやて29号はこまち29号を併結)
参考までに、簡単ですがE5系の運用の列車のダイヤを作成してみました。
上越新幹線はやはり、越後湯沢~新潟間もE4系の16連運転が始まる事になり、リリースで公表されている
下り
Maxとき309号 東京 8:24 → 10:38 新潟※
Maxとき321号 東京 12:12 → 14:12 新潟
Maxとき329号 東京 15:12 → 17:14 新潟
上り
Maxとき302号 新潟 6:28 → 8:44 東京
Maxとき334号 新潟 15:48 → 18:00 東京
Maxとき344号 新潟 18:14 → 20:12 東京※
※…特定日は8連
この他Maxとき345・340号が特定日全区間16連
<在来線特急>
<日本海>と急行<きたぐに>は臨時列車として残るという事ですが、今回は運転日及びダイヤは公表されていませんでした。
どちらも、特に大阪発は時刻がかなり変わると思われます。
<ひたち>系はE657系が一気に14.5往復に入り、651系はわずか6往復。
逆に<くろしお>の257系は、まずは新大阪~白浜間の4往復のみ。
他では私鉄の時刻表は十和田観光電鉄と津軽鉄道を掲載。
ここではまだ書かれていないが、十鉄は3月一杯で運転を休止、来年1月31日で廃止になる事が発表されています。
ところで「私鉄時刻表特集」はどうなったのだろう?
◆ 本文
常磐線の原ノ町~相馬間で12月21日より運転が再開され、2月号よりダイヤが掲載されています。
だいたい20分~2時間間隔で運行。
この常磐線で3月3日に特急<復興いわきフラガール>号を運転。
「(新型車両で運転)」の注釈があり、この列車がE657系の公式営業デビューとなるようです。
仙台~石巻間の「直通快速」が下りにも設定。
(上下とも土休日運休)
東海道線では3月3(上りのみ)・4日に特急<あまぎ>を運転。
(<踊り子103・130号>のスジ)
改正の前の3月16日の夜は大分駅の高架化のため<ソニック59・61号>が運休になり、代替で亀川行の<ソニック91・93号>を運転。
別府までは走れそうな気がしますが…。
大阪発<日本海><きたぐに>は最終運転日は途中からダイヤを変更しますが、特に<日本海>は青森着が4時間も遅くなり、悲しいのでこれだったらもう秋田で終点にしちゃって良さそうな気がします。
航空では、3月1日就航のLCC「ピーチ」のダイヤが公表されました。
関空~札幌(新千歳)線3往復、関空~福岡線4往復。
またANAのB787が2月から羽田~伊丹線(1往復)、山口宇部線(1往復)、さらに3月から松山線(1往復)に就航。
なお、12月21日より韓国のLCC・ティーウェイ航空が福岡~ソウル(仁川線)に就航しているのですが、ダイヤの掲載がありません。
(1日2往復)
今月は速報ダイヤを中心にチェックしてみました。
3月号では在来線の確定ダイヤも発表になりますので、在来線についてもチェックしてみる事にしています。
本日、東武鉄道の一部ダイヤ修正も発表になりました。
JRと同日の3月17日の実施で、業平橋→とうきょうスカイツリーへの改称と上り全特急・下り一部特急の停車、東武日光発着<会津マウントエクスプレス>の新設がメイン。
申し訳ありませんが、コメントは受け付けない事にしています。この記事について何かありましたら、本体の「日本の路線バス・フォトライブラリー」上からメールを下さい。折返し返事をしたいと思います。
また、何か質問がありましたら、やはり本体上からメールを下さい。解かる範囲でお答えをしたいと思います。質問と答えは当ブログにも掲載します。
この道路が開通すると、特に高速バスにはどのような影響が出るでしょうか。
まだ首都圏や愛知県には繫がらないのですが。
この先、バス事業者のWebサイトや時刻表は要注目です。
なお、在来の東名高速も料金が若干安くなるとの事です。
《今日のニュースから》
新東名高速道路 静岡県内区間(御殿場JCT-三ヶ日JCT) 4月14日開通を発表