ここ数日、関東地方も寒いです。
何しろ平野でも雪が降り、今日現在でも日影では結構残っていますからねぇ。
こんな日はやはり銭湯で温まるのが一番でしょう。
さて、横浜市鶴見区には、未だに数多くの銭湯があります。
遠い昔から多くの人々が住んでいたのだから当然でしょう。
そして、もちろん大きく衣替えした銭湯もありますが、昔ながらの姿を残す所もあります。
今回ご紹介する「千代の湯」も、そんな場所です。
国道15号線に面していながら、全盛期の面影を色濃く残し、堂々とした面構えです。
(もちろん改修されている所もありますが)
また、温泉が出ます。
(訪問日:2012年1月21日)
<アクセス>
JR鶴見線国道駅から徒歩2~3分程度。
国道15号線側に出たら左へ。
生麦5丁目信号の先(ミニストップの手前)
または京急線花月園前駅から徒歩5分。
海側に降りて、右側(踏切の反対側)へ進み、国道15号線の生麦交番前の信号を渡って右へ。
バスの場合、国道15号線を走る横浜市営バスの17系統(鶴見駅~大黒ふ頭)、18系統(矢向駅~鶴見駅~生麦)、19系統(鶴見駅~新子安駅:平日のみ)、181系統(鶴見駅~横浜さとうのふるさと)の各系統が利用できる。
鶴見駅からだと国道駅前で下車、そのままバスの進行方向に進む。
逆の場合は生麦北町下車、国道の反対側に千代の湯があるので、生麦交番前の信号を渡る。
塀に「天然温泉」と書かれているのが解るでしょうか(少し暗いかな?)。
また、京急・JR線の反対側を走る38系統(鶴見駅西口~横浜駅西口・東寺尾〔循環〕)、41系統(鶴見駅西口~ららぽーと・川向町・新横浜駅)の東福寺前バス停も利用できる。
この場合、JR線を横断する花月園前踏切は4複線(横須賀線・京浜東北線・東海道線・貨物線)をまたぐので遮断時間が長いからそのつもりで。
花月園前駅につながる跨線橋を利用するといいだろう。
(両側にエレベーターもある)
多少銭湯から脱線するが、かつては競輪場があった。
2010年3月一杯を持って廃止になったが、看板は未だに撤去されていない。
左手の道路が丘の上の競輪場へ続いていて、開催日は市営バス・臨港バスの無料送迎バスが鶴見駅西口から運行されていた。
京急線の花月園前駅。
普通電車しか停車しない駅にしては広めで、臨時の出札窓口が往時を忍ばせるようだ。
<営業時間・休業日>
14:30~22:30。
以前は毎月「8」の日が定休だったらしいが、最近は不定休との事。
今月はもう休みはないが、2月の休みは解らなかったので、詳しくは問い合わせを。
なりは古いが、のれんをくぐると自動扉があり、番台ではなくカウンターに改造されている。
コインランドリー併設。
<脱衣場>
ドライヤー20円(10円×2)
マッサージチェア20円(10円×2)
<浴場>
カランは22。改装されている。
内シャワー付きが17(ただし1台は撤去されていた)。
浴場は低温、高温、中温に分かれている。
このうちの低温と高温がナトリウム温泉で黒い湯が出る。
-150mから汲み上げているそうで、何でも横浜市の沿岸部は黒い温泉が多いのだそうだ。
低音部にマッサージ、中温部に泡風呂がある。
壁画は富士山だが、女湯との仕切りは、風車が並んだオランダ風のタイル絵になっている。
サウナが無料だ。
<その他>
かつて女湯の脱衣場だった一角がサロン風の小部屋に改造され、TVがある。
なお、禁煙ではないのでそのつもりで。
(本当は禁煙にしなければいけないはずなのだが)
壁には東映の女優さんのカレンダーが掲げられている。
1月は萬田久子だった。
コーヒー牛乳は明治で120円。
他に缶ビール(230円)やポカリスエット、オロナミンCなども販売している。
この日は開店早々に入りましたが、付近の方々が早くからお見えになっていて、地域のコミュニティとしても機能していると感じました。
冒頭で「鶴見区は銭湯が多い」と書きましたが、地図を見ると、鶴見川を挟むJR鶴見線の国道駅や鶴見小野駅の周辺に特に集中しているようです。
いずれ他の銭湯も訪れ、ご紹介できればと思います。
申し訳ありませんが、コメントは受け付けない事にしています。この記事について何かありましたら、本体の「日本の路線バス・フォトライブラリー」上からメールを下さい。折返し返事をしたいと思います。
また、何か質問がありましたら、やはり本体上からメールを下さい。解かる範囲でお答えをしたいと思います。質問と答えは当ブログにも掲載します。
なお次回は国道駅について書く予定です。
JTB時刻表2012年2月号が本日発売になりました。
表紙はやはり<日本海>になりました。
後日取り上げます。
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《今日見た・聞いた・思った事》
№621でも触れた福知山線脱線事故におけるJR西日本の元社長への無罪判決について、検察が控訴を断念し、判決が確定する事になりました。
私は控訴、場合によっては上告もあるかと思っていたのですが、被害者・遺族の方々の中でも見解が分かれているようで、それも今回の判断につながったかも知れません。
鉄道に限りませんが、こんな醜くドロドロした人間関係から招いたモラルの低下が生んだ大惨事は、もう2度と繰り返してはなりません。
上も下も、口先だけでなく、中身のある安全対策を構築しなければなりません。
もちろんそれは、JR西日本1社だけの問題ではない事です。
エジプト航空が、日本路線の運航の再開を発表しました。
といっても再開は成田発着4月16日から週2便(月・水。9月からは土曜日も運航で週3便)で成田着18:00、成田発21:20だから撮影にはなりませんね。
機材はB777-300ER。
関空路線は引き続き休止。
ただ、エジプトは革命から1年経ってもまだ混乱が続いているので、このスケジュール通りに再開になるかは、まだ解らないと思います。
《今日のニュースから》
長野県スキー伝来100周年 八方尾根で記念イベント開催
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