№593 20年ぶりの国内大旅行・西日本 6.神戸市・山陽・神姫・明石市 山陽路のバス撮りまくり
11月 4日(金)
今日は朝から青空が広がっています。
天気予報は「晴れのち曇」だったと思うけれど(本当は明日雨だったらイヤだったんだけれど…。次回書きます)、とりあえず午前中位は青空が持って欲しいと思いつつ、さあ、バスの撮影です。
…とその前に、ポートライナーの新車(といってもデビューからもう5年経っているが)2000形を撮ります。
ポートライナーに限らず、新交通システムの電車は撮影が難しく、特にポートライナーはホームが全面ガラス張りなので尚更なのですが(だから路面電車のようなフレンドリーさが生まれず、必要以上に人気がないのだろうが)、とりあえず中公園が良さそうですか。
今のポートライナーは全部2000形だし、ラッシュ時は2~3分おきに来てくれるのでラク。
せっかくなので、中ふ頭方面を一周して戻りました。
「京コンピュータ」が世界最高の演算速度を達成した、というのはニュースでご存知と思いますが、そのコンピュータを研究する計算科学機構が、ポートアイランドの神戸空港の近くに去年移転しました。
最寄り駅が「ポートアイランド南」→「京コンピュータ前」と改称されています。
これからいよいよバスの撮影に入ります。
朝方は神戸市営バスばかりになりましたが、成果は先日本体の更新時にご覧頂きましたから、そちらの方をご覧下さい。
ここでは2枚だけ、いずれも神戸交通振興(交通局の関連企業)の車両をご覧頂きます。
どちらも三宮駅の北側での撮影。
「早く何とかしたい」とお約束していた、シティー・ループ。
2社3形式全て撮れました。
修学旅行なのか、学生さんが大挙乗り込もうとしていましたが、中型車ではやはり無理があるか?
神戸交通振興はこの他、三宮・新神戸~山手~新開地方面の山手線(循環)を直営で運行しています。
専用の赤一色の車両を使用していて、このエアロスターは市営バスからの転用です。
本数が少ないので注意。
続いて阪急と山陽電車を乗り継いで垂水へ。
垂水駅前で山陽バスを撮るつもりだったけれど、光線状態が合わずにあまり撮れなかった。
もっと早いか、もっと遅い方が良さそうだ。
ここはずっと昔から、バスターミナルが2つに分かれていて、特に垂水東口の方は電車への乗換には不便なのではないかとも思うのだが、再開発がうまくいっていないのだろうか?
なお山陽バスは山陽電気鉄道のバス部門から分社したばかりであり、車両の大半は「山陽電鉄」の「電鉄」の上に「バス」と重ね貼りしています。
さらに神戸市営バス、山陽バス、明石市営バスをまとめて撮りたくなり、JRで朝霧に向かいます。
朝霧駅は1968(S43)年開業の比較的新しい駅で、明舞団地等の住宅地への玄関口になっています。
明石市にあるのですが、神戸市営バスなどが乗り入れてきます。
神戸市営バス。
撮影した交差点は神戸市と明石市の境にあり、このバスはこれから明石市内に入って朝霧駅に向かう事になります。
山陽バスですが、ちょっと驚きのポスト新長期規制のエアロスター。
こちらはもちろん、分社後の導入です。
そして、明石市営バス。
明舞団地が神戸市と明石市にまたがっているので、両市の公営バスが共同運行するという特異な形態になっている訳です。
ところで乗り物から直接は離れますが、朝霧駅というとちょうど10年前、忘れてはいけない惨事がありました。
2001年7月21日、駅に面した大蔵海岸で行なわれた花火大会の最中、この歩道橋付近にあまりにも多くの群集が押し寄せ、その結果11人が死亡、247人の重軽傷者を出す大惨事が発生しました。
そんな事が起こったとは思えないほど、のどかささえ感じるこの歩道橋ですが。
犠牲者の内10歳未満が9名、一方で70歳以上が2名と、弱者ばかりが犠牲になってしまいました。
歩道橋には慰霊のための地蔵が建立されています。
警備体制の不備など大小さまざまな理由があったようですが、ここでは何も言いません。
ひたすら犠牲になられた方々の霊を慰めるだけです。
朝霧駅前には山陽電車も走りますが、駅はありません。
ホームを造る場所がなかったのでしょうが、山陽電車としてはちょっともったいないかも。
後方は明石海峡大橋。
午後の残りの時間は、明石駅の近辺で明石市営バスや神姫バスを撮ります。
市役所のそばを走る、明石市営バス。
天文台の時計板と海岸の波をアレンジしたスペシャルデザイン。
こちらは明石郵便局のそばを走る、神姫バス。
どうも元姫路市営バスらしいのですが、今の所は謎です。
神姫バスは、明石駅での折返しの待機は、近くのホテルの1階で行なわれています。
中央の車両に注目。
「すみません 回送中 です」と表示されています。
さすがLED。
明石市営バスのバス停の内、本数が少ない、比較的辺境にあるバス停で使われています。
市章をあしらった、本当にシンプルな標識。
山陽電鉄の西新町駅から徒歩10分程度の交通部車庫。
この旅行の直前、明石市営バスは来年の3月16日を持って運行を終了、翌17日より神姫バスと山陽バスが後を引き継いで運行するとの発表がありました。
移譲路線とその事業者の路線図が、明石市の公式Webページに掲載されています。
山陽バスは、初めて明石駅前に乗り入れることになります。
(西側の二見地域には、既に離れ小島の路線がある。でもはるばる垂水から回送されてくるのか?)
交通部の車庫は、神姫バスのものになるのでしょうか。
今日撮影した場所は、いずれも明石市営バスとしては本数があまり多くない場所でした。
車庫で貰った路線図と時刻表を照らし合わせると、やはり明石駅から朝霧丘方面に向かう路線が、便数が多くなるようです。
何とか来年3月の廃止までにもう1回は行って、スペシャルカラーを含めて、明石市営バスをもう少し撮れたらなあと考えています。
高架化工事真っ只中の西新町駅。
ここと山陽姫路の間では、西武の練馬で行なったような「逆立体化」工事も行なわれるようです。
陽も暗くなりました。
姫路から今日の宿泊地、岡山へ向かいます。
姫路19時45分発の1337Mは115系の3連。
更新車で転換クロスシート。
上郡でグンとすきました。
山間部を走りますが、もう暗くなってどこを走っているかは解からなくなりました。
岡山に着いたら、そのままダイレクトに駅前のホテルに向かいます。
さて、本当は明日の岡山こそ晴れて欲しかった…のですが…。
20年ぶりの国内大旅行・西日本 7 につづく
ただし全日程のちょうど半分が終わった事でもありますし、明日は一旦お休み、違う事を書く予定です。
申し訳ありませんが、コメントは受け付けない事にしています。この記事について何かありましたら、本体の「日本の路線バス・フォトライブラリー」上からメールを下さい。折返し返事をしたいと思います。
また、何か質問がありましたら、やはり本体上からメールを下さい。解かる範囲でお答えをしたいと思います。質問と答えは当ブログにも掲載します。
********************
《今日見た・聞いた・思った事》
ANAのB787-8は11月1日の定期運行開始以来盛業で、ほぼ順調に運航が行なわれているようですが、一方、JALの方もいよいよ営業運航の話が現実的に見えてきました。
今日公式Webページで発表があり、来年3月末就航という事です。
サマーダイヤへの切り替え時からでしょうか。
最初の就航路線は羽田~北京、成田~デリー・モスクワ線になるという事です。
JALの方は、国内線では飛ばないのでしょうか。
サービスの面では、小学館・イーブックと組んで、全クラスのパーソナルTVで電子コミックが読めるようになるのだそうです。
そういう時代なんだ…!
ひょっとしたら東日本大震災や、同時多発テロなどで気づかなかったという方もおられるかもしれませんが、今日は太平洋戦争開戦から70年になります。
この攻撃から生き残った元兵士たちの組織が解散するとも聞いていますが、何しろ一番若くて70歳ですから…。
《今日のニュースから》
旧日本軍真珠湾攻撃から70年 ハワイで追悼式典