№598 20年ぶりの国内大旅行・西日本 9.再び、呉市営バス撮りまくり そして四国へ
11月 7日(月)
2日間雨続きでしたが、今朝の広島駅界隈は久し振りに青空が広がってくれました。
3月に引き続き、2度目の呉行になります。
広島7時21分発の624Mは115系の8連で、通勤客も多くなっています。
それにしてもこの数年ずっと感じていて、3月の訪問時にも改めて思った事ですが、広島は国鉄民営化以降、新車が1両も入っていないというのはどうにも気になります。
この旅行記が終わったら、広島の鉄道について思っている事を書いてみる予定です。
さて、呉駅に着きました。
また駅前の交差点で市営バスを撮ります。
その成果は、先日の本体の更新で公開していますから詳しくはそちらをご覧頂ければと思いますが、ここでは元横浜市営バスの2台を改めてご紹介。
どちらも座席の地が、横浜の名所を描いた横浜市営当時のままですからすぐに判別できます。
呉市交通局 FM9820
呉市交通局 HM9819
ところで今回も広島地域のICカード「PASPY」を利用していますが、ユニークなサービスとして、PASPYでは、広島銀行のATMでチャージができるのです。
画像は呉駅構内にある、広島銀行のATMコーナーです。
入口に、PASPY各色のイラストの表示があるのがわかるでしょうか。
PASPYの場合、券売機でチャージできる、いわゆる「駅」がアストラムラインにしかなく、チャージする場所が基本的にはバスや広電の運賃箱となって(一部自動チャージ機が設置されているところもあるが)、乗客・乗務員双方にいろいろ負担が大きくなると思われるので、その対応策なのだと思います。
特に地方のICカードだと、参考になるサービス策ではないでしょうか。
昼前になって、上空は雲が広がってしまいました。
ここで、少し市バスに乗ってみましょう。
かつて警固屋営業所が置かれていた、鍋桟橋に行く宮原線に乗車します。
鍋桟橋終点にある、旧警固屋営業所。
現在でもバスの待機場所として、広いスペースと、比較的立派な待合小屋があります。
宮原線は、行きはノンステップバス利用、帰りは歩いてみました。
丘の中腹に路線があって、眼下に造船所を見ながら走ります。
こちらより高いクレーンが何台も並んでいたりします。
しかしこの路線は道が多少狭い上に、急カーブと小刻みなアップダウンが連続するで、大型車では運行が結構厳しそうでした。
20分間隔で走っていて、利用者も多いです(但し例によって高齢者が大半なのですが)。
面白いのは、宮原1丁目~13丁目まで、ほぼ一つずつバス停が設けられている事。
(「10丁目」はなく、代わりに「13丁目北」が別に設けられている)
呉駅前に戻って、もう少し撮っていたい気もあったけれど、結局再び完全に曇り空になってしまったし、夕方には高知へ向かわなければならないから、14時過ぎには呉を後にする事にします。
来年3月の市営バス廃止までに、あと1回は訪れたい(昭和地区や広付近に行きたい)ですが、機会はあるでしょうか。
広島への帰りは、高速バス「クレアライン」を利用。
呉駅前14時12分発は広電便でしたが、車内ではひたすら居眠りになってしまって印象ナシ。
いよいよ夕方の高知行高速バスで、四国に渡ります。
高知までの運賃は6,500円。
心持ち高目かも知れない。
広島バスセンター17時20分発便は、この日は高知県交通のセレガR。
乗客23人は、意外に多かったと思いました。
車内はまあ、ごく普通の4列シート。
旧広島市民球場は、取り壊しがさらに進んでいました。
この後中筋駅で1人増えて、広島ICから山陽自動車道に乗ります。
11月ともなると、暗くなるのが早くなり、外の景色もほとんど見えなくなってしまいました。
この路線は瀬戸大橋経由で、倉敷から瀬戸中央自動車道に入り、大橋をわたる直前の鴻ノ池SAで休憩を取ります。
時間もあるだろうけれど、やはり東名とか、6月の韓国に比べると車も人も少ないなあ。
高知県に入って真っ暗な山間部を突っ切り、高知ICを降りると、すぐに高知県交通の一宮営業所。
一般道を走り、高知駅前のバスターミナルを経由します。
以前バスを撮影した事がある、JR土讃線の高架の南の更地は、今はケーズデンキとかの建物が並んでいて、撮影には向かなくなったかもしれない。
高知発着の高速バスは、高知行の昼便に関しては10月よりルートが変わり、高知駅前経由→はりまや橋終点となっていました。
はりまや橋の終点は、以前の西武百貨店があった所の前ではなく、東に位置する観光バスターミナルになっています。
ちなみに、その西武百貨店の跡地は、今はパチンコ店になっていました。
あーあ。
明日の高知は快晴の予報。
夕方には、今度は高松に向かう事になりますが、それまでにどれだけ乗り物が撮れるでしょうか。
20年ぶりの国内大旅行・西日本 10 に続く
申し訳ありませんが、コメントは受け付けない事にしています。この記事について何かありましたら、本体の「日本の路線バス・フォトライブラリー」上からメールを下さい。折返し返事をしたいと思います。
また、何か質問がありましたら、やはり本体上からメールを下さい。解かる範囲でお答えをしたいと思います。質問と答えは当ブログにも掲載します。
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《今日見た・聞いた・思った事》
先日の日曜日に、渋滞に巻き込まれた路線バスのドライバーが、運行の途中で、沿道のファミリーレストランにあるトイレに駆け込んだ事が発覚した、と今日の新聞の地方版にありました。
この日はショッピングセンターの買い物の渋滞が酷く、トイレに行く余裕がなかったとの事でした。
私はこの件に関して、怒りも笑いも感じられませんでした。
№589で書いたように、先週私自身が、取手の大利根交通バスの中で酷い渋滞に巻き込まれた経験がありますから。
怒りがあるとすれば、買い物渋滞にバスが巻き込まれ、乗客もドライバーも大変な損失を被る、という構図が何十年経っても、何一つ変わらない事。
何度も繰り返しますが、バスを初めとする公共交通へ利用を誘導する、実効性がある施策がないと、どんな美しい言葉を並べても公共交通の危機は去らないのではないでしょうか。
OTSUさん、当ブログを時々ご覧頂いているそうで有難うございます。
まったく子供じみたブログでお恥ずかしい限りですが、今後ともよろしくお願いいたします。
「原発NO」かつ「温暖化もNO」なら、残された選択肢はただ一つ、エネルギーの消費そのものを相当(ある程度強制的に)押さえ込む以外なく、それは浮ついた「エコ」だとか「節電」なんてセリフだけでできるものではないはずです。
しかし、日常のエネルギー消費のあり方について市民レベルで考えるという機会が、私の知る限りではほとんど聞こえないのはなぜでしょうか?
《今日のニュースから》
温室効果ガス前年比4%増加 3年ぶりに悪化