№596 20年ぶりの国内大旅行・西日本 8.今日の広島も雨 久しぶりに宮島へ

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11月 6日(日)
 今日も、前日の天気予報が当たって(しまって)雨模様。
 そこで前日考えた通り、かなり久し振りなのだけれど宮島に行ってみる事にします。
 たまには乗り物から直接は離れた「物見胡散」もいいでしょう。
 高校時代の修学旅行で行った事はあるけれど、それ以降はあったかなあ。
 午後は久し振りに広電乗り歩き。

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 午後に広電を乗り歩くので、一日乗車券(600円)を購入。
 今の一日乗車券は磁気カード式。
 広電では電車に加えて宮島松大汽船も乗れる一日乗車券(840円)を発売していて、これを購入して往復とも宮島松大汽船(片道170円)とすれば、100円のトクになります。
 ただ、今回は松大汽船とJRの宮島航路を乗り比べてみたかったので、敢えて電車のみとしました。
 このカード、降車だけでなく乗車の際もカードリーダーに通さなければならず、乗車時に通さないと降車時にエラーが出る事になります。
 宮島線が多区間制の運賃制度を採っているからだろうけれど、いちいち面倒くさいなあというのが正直な印象。
(なおバスカード・パセオカード・アストラムカードは今年の3月をもって終了しているのでご注意)

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 宮島行の5000形「グリーンムーバー」。

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 駅前の停留所には、乗車方法に関するお知らせが大きく掲げられていました。

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 広電宮島口駅のホーム。
 日中は大体2・3番線から交互に出発するようです。

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 広電宮島口駅は数年前に改築されています。

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 宮島への行きは、宮島松大汽船を利用。
 あいにくの天候ながらさすがは11月の休日、観光客が多くて10分間隔のピストン輸送です。

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 船は、船室とオープンデッキに分かれています。
 所要10分なので、それ程たいそうな設備はありません。

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 宮島松大汽船は直行ですが、南を走るJRの航路は、宮島行に関しては厳島神社の大鳥居を掠めた航路を取るようです。

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 宮島のターミナル。
 宮島口の他、宇品への高速船も発着します。

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 宮島といえば、なんといっても「鹿」。
 全体的には人懐こくって、子供なんかしつこく追い回されたりしていましたね。
 なお、たまに角が残っている鹿もいるらしく、こちらは少々凶暴な所があるらしいので要注意、との事。

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 厳島神社の大鳥居。
 潮が引いている時は、すぐ近くまで歩いて行けます。
(という事で、似たような環境にある、フランスのモン・サン・ミッシェルと姉妹関係にあるのだそうです)

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 厳島神社の本殿。
 厳島神社は、広島市内にある原爆ドームと共に、ユネスコの世界遺産に指定されています。
 フェリーを介してはいますが、広電は2つの世界遺産を結んでいる訳です。
 こういう鉄道、意外に珍しいかも。

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 JR西日本宮島フェリー。
「乗り比べ」と書きましたけれど、この程度の航路では運賃も同じだし、船の造りもほとんど同じで、はっきりどこがどう違うというのはありません。

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 改めて、宮島口のフェリー乗場です。
 左が宮島松大汽船、右が西日本宮島フェリーです。
 どちらも広島地域のICカード「PASPY」が利用できます。
(JR側は「ICOCA」も利用可能)
 全体的には、心持ちJRの方がお客さんが多かったかなあ。

 午後は広電の広島市内線を乗り歩きます。

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 広電西広島に停車中の800形。
 3系統ですが、現在は朝方を除いて宇品二丁目折返しに短縮されています。

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 広島港の終点。
 路面電車のターミナルとしては相当大規模です。
 客船のターミナルからは、瀬戸内の島々や松山へ行く船が発着しています。
 でも確かに宇品二丁目から先は、そんなにお客さんは多くないかもなあ。

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 横川駅。
 ここも最近大きく改良され、江波行の他、紙屋町経由で広電前に行く7系統も設定されるようになっています。

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 広電本社記念碑。
 原爆の被害にあったが立ち直ったと記されています。

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 最後にもう一度、暗くなってしまいましたが、広電西広島に戻ってきました。
 結局白島線(9系統)は残してしまったなあ。

 広電では、ここにきて接近表示や掲示板などの改良にかなり力を入れています。

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 紙屋町などの一部主要停留所には、このようなフルカラーLEDの接近表示が設けられていました。

 久し振りに広電をほぼ全線乗り歩いてみた感触では、どの区間も信号が多く、今一つノロいなあという印象が否めない。
 曙町2丁目の交差点では、直進で青信号が出ているのに、前の電停に電車が停車していたため進入できず、そのまま赤信号になってしまった、というケースも見られました。
 これでは例えば最高速度(40㎞/h)だけを引き上げるというだけでも不十分で、軌道の整備や信号システムも含め、総合的に改善しないと、なかなか所要時分を短縮できないのではないでしょうか。
 車両も特に単車は、老朽化した車両も少なくない、車体は新しくても性能が低いという事で、これまで長大連接車を中心に新型に置き換えが進められましたが、そろそろ単車についても計画的に新型に置き換える事も必要になってきているのではないかと感じました。
 これによって、性能の向上による所要時分の短縮も期待できるだろうし。

 もう空は真っ暗ですが、夜空を見上げると三日月と星が見えました。
 2日間悪天でフラストレーションも溜まりましたが、明日はガンガン撮影できるでしょうか。
 期待しましょう。

20年ぶりの国内大旅行・西日本 8<番外編>に続く
 次回は本筋は一旦お休みし、宮島航路に就航する2社のフェリー計7隻を全て公開します。

 申し訳ありませんが、コメントは受け付けない事にしています。この記事について何かありましたら、本体の「日本の路線バス・フォトライブラリー」上からメールを下さい。折返し返事をしたいと思います。
 また、何か質問がありましたら、やはり本体上からメールを下さい。解かる範囲でお答えをしたいと思います。質問と答えは当ブログにも掲載します。

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《今日見た・聞いた・思った事》
 今日は成田空港に行ってきました。
 もちろん旅客機撮影のためで、今日は滑走路の南側、R/W34Lでの撮影でした。
 詳しくは後ほど書きますが、電車・バスで行く場合はバスの便数が少ない(一番近いバス停は「航空博物館北」か「住宅入口」)、公式ポイントでないためコンビニどころか飲料の販売機もない、という場所です。
 訪れる際には充分ご注意を。 
  
《今日のニュースから》
旭山動物園 今シーズン最初の「ペンギンの散歩」開始

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