№575 JTB時刻表2011年12月号(JTBパブリッシング)

「JTB時刻表2011年12月号」が、今日発売になりました。
 2011年としては最終号になります。
 今号は映画「RAILWAYS」公開に合わせて、グラビアを中心に「まるごと富山大特集」という形になりました。
 表紙は越中三郷~越中荏原間の常願川を渡る、富山地鉄の16050系(西武5000系「レッドアロー」)。

●カラーグラビア
 全て富山がらみになっています。

◆ 大自然の恵みあふれる 富山にこられ!
 今はお休みしてしまっているのですが、以前は泊りがけで北アルプスに登山に行ったこともあり、特に剣岳はいい思い出にもなっています。
 アルペンルートを初めとする乗り物も楽しいし。
 不勉強だったのですが、「ますの寿し」は色々な所で作られているのですね。
 私は富山駅の駅弁「ますの寿し」と、ミニの「ます弁当」しか知らなかったのですが。
 おいしいです。
 富山に限らず、北陸は冬になると平地でも天気があまり良くなくなるのですが、また行ってみたいと思います。 

◆ 博士とノリゾーののりもの探Q隊 vol.6

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 万葉線のMLRV1000型のメカニズムを探っています。
 MLRVは新潟トランシス製ですが、最近ちょくちょく出る路面電車のムック本はアルナ車両を取り上げる事がほとんどで、新潟トランシスについて書かれる事があまりありません。
 なので、新潟トランシス車両のシステムを知る上でも恰好なのではないでしょうか。
(アルナとの比較がある訳ではないが)

◆ ダイヤに輝く鉄おとめ 第57回

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 富山ライトレールのアテンダントさん。
 東京からのUターンですか。
 未だ女性乗務員がアイドル視される風潮は疑問ではあるけれど、とはいえこういう若い女性が鉄道(しかも地方の路線)を就職先として選択してくれるというのは、もちろん悪い事ではないです。
 ライトレールのキャラクターの存在は初めて知りましたが、「とれねこ」という名前なのだそうで、
赤…「ここくん」
オレンジ…「もぐくん」
黄…「はなちゃん」
ライトグリーン…「ゆうくん」
緑…「えこくん」青…「るーくくん」
そして紫が一番のお気に入りの「すーぴーくん」
なのだそうです。

◆ RAILWAYS ロケ地を巡る

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 12月3日公開という「RAILWAYS」の映画の第2弾の舞台、富山地方鉄道のロケ地の紹介。
 主人公が運転士を目指す第1作とは逆で、今度は定年を間近に控えた運転士が主役になっています。
 いくつか改築された駅もあるけれど、地鉄もまだまだ魅力的な駅が多く残っています。
 ロケ地を巡るツアーも用意されているという事です。

「のりもの情報局」では、伊豆箱根鉄道の1100系が引退を前に旧塗装に復刻して運行するという事で、運行区間が限られているので、運行されてさえいれば補足は容易だと思います。

◆ 黄色のページ
 JR九州の小倉~西小倉の橋梁切替工事のため、1月1日の深夜に臨時ダイヤが施行されます。
 博多駅の2度に渡る改良工事もそうでしたが、JR九州は1月1日を選ぶ事が多くなっています。
 日豊線は西小倉折り返し。
<ソニック><にちりんシーガイア>は博多~小倉と西小倉~大分方面に分断され、西小倉で乗換という形になります。
(特急料金などは通算できる)
 
 いよいよ大みそ日の終夜運転のダイヤが発表になりました。
 また若干運行区間が縮小傾向にあり、関東では武蔵野線が取り止め。
 他の路線でも昨年度より若干減便になっている区間があります。
 横須賀線も減便なのか…。
 関西は運行区間自体は変化はないものの、末端区間では片道1本の臨時の設定にとどまっている区間があります。
 地方では、昨年度11月号では発表がなくて12月号になって追加になった札幌発4方向(手稲・江別・千歳・あいの里教育大)への列車が、今年は11月号の時点で掲載されています。
(1時30分・3時00分の同時発車)
 東北は心配だったものの、不通区間以外に竹駒神社初詣(仙台~岩沼・大河原)を除けばほぼ例年通りの設定かと思われます。
 鹿児島本線では博多~熊本の<有明>の設定がなくなりました。
 12月号でまた若干の追加があるかも知れません。

 私鉄時刻表特集は12月17日改正の名鉄の特急。
 大田川駅の高架化工事の進捗に伴うものなのですが、肝心の名鉄の公式Webサイトにはどうした事か、今の所ダイヤ改正の詳細は記されていません。
 
◆ 本文
 大震災による不通区間は、残念ながら今年はこれ以上の復旧はなさそうで、このまま越年となりそうです。
 大震災関連以外では、<ふじかわ>は引き続き全列車・全区間で運休。
(現在の身延線は内船~身延が不通)
 紀勢本線は12月3日に全線で運転を再開し、通常ダイヤに戻るとの事です。
 臨時の<南紀>も紀伊勝浦まで運転。
 
 裏表紙の広告は関水金属(KATO)ですが、特集に合わせて<トワイライトエクスプレス>に<サンダーバード>、富山県内のLRTの模型が勢ぞろいしました。

 これで今年(2011年)分の発売は終わりました。
(来月に2012年1月号の発売がありますが…。)
 当ブログでは「JTB時刻表大研究シリーズ」(題名は変えるつもり)として、2011年については今年のブログ更新の最終日(いつになるかはまだ未定)、内容を整理したうえで取り上げます。
 正直気が重いんですが、震災関連以外だと、九州新幹線鹿児島ルート全線開業、<はやぶさ>運行開始、大阪ステーションシティ開業、C6120復活などが挙げられるでしょうか。

 来年は特に東北地方において引き続き震災の影響を引きずる事は避けられない上に、寝台特急<日本海>や十和田観光電鉄・長野電鉄屋代線の廃止など、あまり明るくない話題が多くなりそうで、いまから少々憂鬱というのが本当の所。
 東海道・山陽新幹線では100系・300系が全廃、東北新幹線からも200系が撤退と、世代交代が進む事が予想されます。
 なんとか暗いムードを吹き飛ばしてくれる乗り物の出現を待ちたいと思います。
 
 申し訳ありませんが、コメントは受け付けない事にしています。この記事について何かありましたら、本体の「日本の路線バス・フォトライブラリー」上からメールを下さい。折返し返事をしたいと思います。
 また、何か質問がありましたら、やはり本体上からメールを下さい。解かる範囲でお答えをしたいと思います。質問と答えは当ブログにも掲載します。

《今日のニュースから》
石巻市 折り鶴をつなぎ長さ世界記録を達成

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