№516 灼熱の成田に旅客機を追う 2

 とにかく関東地方は暑いです…。
 東京電力の電力使用率は88%(16時現在)。
 ほんと、大停電にならずに済んでいるのは、鉄道を中心にした公共交通の自己犠牲のおかげだという事を、皆が理解して頂きたいと思います。
 とりあえず12日位まで乗り切れれば、お盆になって工場が休みになったり、地方に帰省する人が増えたりする事で、多少事情が良くなるかも知れませんが…。
 なお、横浜の大桟橋のイベントでは熱中症で8人が病院に運ばれたそうです。
 皆様も、くれぐれもご用心ください!

 昨日の続きです。
 10時を回った所で第1ターミナルは「撤収」。
 R/W16Rの西に位置する「ゲジポイント」に向かいます。
(本当は途中、訳ありで芝山千代田駅に立ち寄っているのですが、ここでは省略)

画像


 ここが「ゲジポイント」。
 A滑走路を取り巻くコンクリート製の柵の形状からそう呼ばれているようです。
「さくらの山」から徒歩5分強位でしょうか。
 公式な撮影ポイントではないので整備はされておらず、特に夏場(今の時期)は直射日光で暑いです。
 マイカーで来る人が大半で、リアのドアを開けて日除けにしています。
 名古屋ナンバーの人もいました。
 日影もある事はありますが、電車・バスで来る方は熱中症には要注意。
「さくらの山」の近く、あるいはJRバスの遠山中学校前バス停付近にあるコンビニで、充分に飲料や食料を買い込んでおくべきでしょう。

 まずは、ここで撮影した旅客機を数枚ご覧頂きます。

画像

ユナイテッド航空 B767-400ER
 コンチネンタル航空機で、社名を書き換えただけです。

画像

アシアナ航空 B747-400F
 アシアナ航空には、昨年退役したJALのB747-400Fがいるそうです(この機体ではない)。

画像

ANA B767-300ER
 ウイングレットが装備された最新鋭で、今年入ったばかりみたい。

 ここで…。

画像


 残念!
 シンガポール航空のB777-300ERは手前をインターセプションしてしまいました。
 この便はA380-800を使用していましたが、このサマースケジュールよりA380は夜間のシンガポール~成田~ロサンゼルス便にシフト。
 代わってこのB777-300ERが使用されています。
 羽田にも来ていますが、スケジュール上撮影は難しいです。
 次こそは。

画像

ANA B777-300ER
 国内線で飛んでいる、「心をひとつに がんばろう日本」の国際線・英語バージョンです。

画像


 英語では「Forward together as one Japan」。
 でもはっきり言って、今の日本はそうなってはいないと思う…。

画像

日本航空 B767-300ER
 在来機の塗り替えで、こちらはごく普通の新カラー。
 あくまで個人的な印象ですが、(特にB737-800がそうだけれど)尾翼の鶴丸が心持大きすぎて、全体的な軽快さを欠いていると思う。
 鶴丸を90年代のデザイン位に多少小さくして、もう少し上の方に描いたらバランスが取れるのではないだろうか。

画像

ガルーダ・インドネシア航空 A330-200
 昨年の№206で300型をご覧頂きましたが、これは胴体短縮型の200型です。

画像

ビジネスエア B767-300ER
 一昨年から運航を開始したタイのエアラインで、HISと組んでチャーター便を運航しているようです。

画像

イースター航空 B737-700
 今年になって新千歳、成田と相次いで日本路線を開設した、韓国のLCC。

画像

UPSエアラインズ MD-11F
 旅客用としては早々に姿を消したMD-11ですが、貨物用としてはまだまだ活躍が続きます。
 一部JALの「J Bird」もあるようです。

画像

大韓航空 A380-800
 6月17日より就航。
 大韓航空としては、香港線と共に初のA380の路線となりました。
 10月初旬まで、日中に仁川からくる1往復に就航します。
 これで成田に就航したA380は、SQ、AF、LHに次いで4社目となりました。

画像


 午後は「さくらの山」に移動します。
 さすがに平日なので、観客は少なめです。

画像

アエロフロート・カーゴ MD-11F
 アエロフロートの貨物部門。
 JALのDC-10-40を使用していましたが、最近交代したようです。

画像

中国貨運航空 A300-600F
 中国東方航空と海運会社の合弁の貨物エアラインですが、デザインは中国東方航空そのものです。

画像

エアプサン A321-200
 №511で、福岡で撮影したB737-400をご覧頂きましたが、6月23日には成田にも乗り入れを果たしていました。
 機材も、今年になって導入したA321-200です。
 韓流LCCのパワーは凄まじい…?

画像

ウラジオストック航空 A320-200
 やはり№206でTu-206をご覧頂き、「不覚にもA320に見えた」と書きましたが、これは正真正銘のA320。

画像


 公園の下の道路を頻繁に行き交う、マロウドインターナショナルホテルの送迎バス。
 京成成田とホテルを結んでいるバスです。
 カラーで解かるとおりホテルは東都観光の系列ですが(白ナンバー)、車両は明らかに大阪市営バスです。

画像


 この暑さのせいか、大気の状態が不安定になっているようで、茨城の方向はかなり高い積乱雲が発達しているようでした。
 このためなのかどうか…。

画像


 A・B両滑走路でゴー・アラウンドが発生。
 B滑走路のほうでANA機のゴー・アラウンドが見えた後、A滑走路ではTG機がゴー・アラウンド。
 東の方角へ旋回していきました。

画像

ユナイテッド航空 B777-200ER
 新カラー(コンチネンタルカラー)。
 なお、B747-400に関しては、この日は新カラー機は来ませんでした。

画像

中国南方航空 B737-800
 広州線だと思いますが、B737が日本でも見られるようになりました。
(日によってはA330になるらしい)

 今日は随分たくさん撮れました。 
 残念ながらタイミングを逸して撮影し損ねた機体もあったりしましたが、次こそは撮れればと思います。
 やはりJAL・ANAからの退役もあってB747を見る機会がさらに減りました。
 それと、韓国キャリアを中心としたLCCのブームが、いよいよ成田でも席捲する事になりそうです。
 次回はどんな機体が撮れるでしょうか。

 ところで、№208で帰りの足の成田市コミュニティバス「津富浦ルート」について書きましたが、その後若干変化がありました。

画像


 4月より一部ルート変更により京成成田駅の中央口を経由するようになり、帰りの足、特にJR乗り継ぎが便利になりました。
(成田市役所・保健福祉館行のみ 逆ルートは京成成田駅東口から乗車)
 なお、さくらの山からの時刻変わっていません。

 とはいえ成田からの横須賀線直通快速は時間が合わず、帰りは京成線を利用する事にします。

画像


 船橋経由の<シティライナー>は、震災以降ずっと運休が続いています…。
(最も17時過ぎだとどの道運行は終わっていますが)
 AE100形は、震災以降、全く運用についていない状態になっています。
(ちなみに、もう3編成が廃車になっているそうです。AE形→3400形のような通勤車化工事はやはりやらないみたい)

画像

 
 ホームに掲げられている、現状の節電ダイヤ。
 京成成田に関しては、<シティライナー>運休以外は通常ダイヤになっているようですが…。

画像


 最後に、特急の車内に掲げられていた、京成バスが募集している「七ヶ浜応援隊」ボランティアバスツアーの募集の広告。
 七ヶ浜町は、塩釜の近くにある宮城県の町です。

 申し訳ありませんが、コメントは受け付けない事にしています。この記事について何かありましたら、本体の「日本の路線バス・フォトライブラリー」上からメールを下さい。折返し返事をしたいと思います。
 また、何か質問がありましたら、やはり本体上からメールを下さい。解かる範囲でお答えをしたいと思います。質問と答えは当ブログにも掲載します。

 来月「なでしこジャパン」が挑むロンドン五輪予選が話題になっていますが、こんな状況だと来年大丈夫?
《今日のニュースから》
イギリスの暴動 地方都市に拡大 キャメロン首相 2回目の緊急閣議を招集

この記事へのトラックバック