今日は小田急で大きな踏切事故がありました。
私は早朝から仕事だったので詳細を知らないままだったのですが、発生から5~6時間たっても運転を再開しないので、大変な事故なのだろうとは思っていたのですが。
鶴間~大和間は駅間の距離も長いし、直線も長くてスピードが上がる区間なので、事故になると大規模なものになってしまうようです。
さて、前回の「私鉄の車両シリーズ」では、名鉄瀬戸線用の新型通勤車4000系を取り上げました。
「私鉄の車両シリーズ」では過去に「4000」を名乗る系列を4つ取り上げています。
№131 4.西武鉄道 秩父線用の2ドアセミクロスシート車。秩父鉄道への直通列車や、土休日には池袋~秩父直通の快速急行にも運用される。
№178 30 小田急電鉄 2代目。JR東日本E233系をベースに設計。千代田線直通列車が中心だが、最近は地上線の快速急行等に運用される機会も多い。
№346 80 小田急電鉄 初代。旧型車両を2600系並の4ドア車体に更新。後に高性能化・冷房化が行われた。既に全廃。
そして前回の名鉄です。
実は、少なくとも高性能化車両において、大手私鉄で「4000」を名乗る系列はこの3社・4形式しかありません。
(他に阪急の事業用車で4000番台がある)
全体的に、どうも私鉄は「4000」番台を避ける傾向があるようです。
大手私鉄(含むメトロ)の内、「4000」を使用していないのは13社ですが、この内11社は「5000」以上を使用した形式があるにもかかわらず、「4000」を使用していないのです。
(京急は2000番台以下しかなく、一番大きい番号が2464、京成も通勤車は皆3000番台)
例えば東急は現有の3000系、5000系はいずれも2代目。
「4000」は2代に渡って無視されているのです。
顕著なのが関西で、例えば京阪では中之島線用快速急行 … 5月28日改正で大幅に縮小されるそうだが … の3ドアセミクロス車を製作する時、まるまる4000番台が空いていたにも関わらず(事業用車両もない)、(旧)3000特急車を強引にも思える形で8000系(8030番台)に編入して、空いた3000番台を3ドアセミクロス車に与えています。
南海も(旧)8000系を6200系に改造した上で、新たに8000の形式を新型通勤車rに与え、4000番台は空白にしていますし、近鉄なんて100の位、10の位(場合によっては1の位)でこまごま形式を分けているにも関わらず、4000番台は全く使われていないのです。
名鉄にしても、3300系のように一度使われた形式名を繰り返し使うケースが多いのに、4000系が生まれたのは、長い歴史の中でようやく3年前の2008年になってからでした。
大手以外でも「4000」を使用した系列は、少なくとも私は知りません。
(旧営団地下鉄日比谷線の3000系の一部に4000番台の番号がついた車両はあったが)
もちろん旧国鉄・JRにもなし。
○○系4000番台というのはあるが、4桁符号に移行したJR四国も、今の所「4000形」はありません。
うーん、何でなんだろうと考えても、明確な理由が思いつきません。
響きが中途半端なのかなあとか思ったりしますが…。
それに、「4」とはいえ、忌番とも考えにくい。
車号の1の位で「4」を避けるのは中小私鉄ではよく聞く話ですが…。
「400」というのはかなりありましたし。
それに、過去に旧国鉄で「54」とついた機関車(C54、DD54等)がトラブル続きで短命に終わった、という事はあったようですが、現有の私鉄「4000系」ではそんな事はありません。
皆ごく普通に運用されていますし、小田急の初代も、改造を繰り返しつつ、最後までトラブルなく使命を全うしていました。
いずれにしろ「4000」とは、鉄道界においては謎な番号です…。
もし、「4000を使用した形式が、ここにあったよ」と言う事をご存知の方がおられれば、ご教示頂ければ幸いです。
次回の「私鉄の車両シリーズ」は近鉄南大阪・吉野線の特急車、16000系です。
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