昨日の記事をアップした後、たまたまNHKにチャンネルを合わせると、「追跡AtoZ」で弁護士に関するトラブルが急増しているというリポートが取り上げられていました。
詳細は省きますが、最近「過払い金が還ってくる」等をうたい文句に、「法律事務所」とか「司法書士法人」とかを名乗る弁護士事務所が急増、それに伴いトラブルが相当発生しているという内容でした。
案件がそれほど増えていないのに弁護士が急増して仕事がない、というのも背景にあるようですが、中には反社会勢力と結びついた「ブラック」な所もあるみたい…。
今年の初め、№115で「関西の私鉄は『司法書士事務所』の広告が多い。場所柄だろうか?」みたいな事を少し書きました。
そこで、先月半ば(№307~№311)関西に行ってきた時、改めて調べてみました。
対象は在阪大手5社とJR西日本、それに大阪市営地下鉄。
(調査日:8月21日)
阪神 1607
AS司法書士事務所 4
司法書士法人S事務所 2
N法律事務所 1
H法律事務所 2
A法務合同事務所 1
合計:10
近鉄 9322
司法書士法人LP 1
AS司法書士事務所 2(1箇所ドアステッカー)
司法書士法人S事務所 1
合計:4
南海 6501
司法書士法人S事務所 4
(小さな広告2枚がドア上部をはさむ形。これが2箇所)
M法務事務所 1
AS司法書士事務所 1
合計:6
JR(大阪環状線) クハ201-120
AS司法書士事務所 3
M法務事務所 1
司法書士法人LP 1
合計:5
京阪 6058
SG合同司法書士事務所 1
AS司法書士事務所 3
司法書士法人LP 1
司法書士法人S事務所 2
M法務事務所 1
合計:8
大阪市(御堂筋線) 21615
弁護士法人M 1(ドアステッカー)
M法律事務所 1
AS司法書士事務所 2
司法書士法人NP 1
Y法務事務所 2
司法書士法人LP 1
司法書士法人S事務所 1
合計:10
阪急 7106
なかった。
一番多かったのが阪神と大阪市。
京阪は年始より少し減りました。
南海はガチ・ミナミの私鉄としては意外に少ない気もしました。
阪急が1枚もなかったのは、ひょっとして企業イメージを意識して断っているのか?
もしこの手の広告を掲出する事が自社のイメージを左右するものだと判断されているのだとしたら、こういう法律事務所とか、司法書士事務所とかってやはり暗い部分も多いと見られているのかもしれない。
とすれば、10枚も出している阪神や、まして公営の大阪市は少し問題かも。
関西だけでは片手落ちでしょうから、続いて帰宅後に調べた関東についても記してみます。
(在京大手7社・東京メトロ・都営・JR東日本 調査日:8月25日)
小田急 3653
K綜合法律事務所 1
S法務司法書士事務所 1
合計:2
(この他中間車のみ弁護士法人T綜合法律事務所 1)
京王 9758
S法務司法書士事務所 1
合計:1
(この他中間車のみ弁護士法人T綜合法律事務所 1)
なお、井の頭線も同じでした。
西武 20103
弁護士法人A法律事務所 1
S中央法律事務所 1
合計:2
東京メトロ(東西線) 05-029
S中央法律事務所 1
K綜合法律事務所 1
AY法務司法書士事務所 1
合計:3
他に東京都消費総合センターの「多重債務110番」の広告があります。
東武(伊勢崎線) 34409
AY法務司法書士事務所 1
F法律事務所 1
合計:2
東京都(新宿線) 10-220
AT法律事務所 1
K綜合法律事務所 2
AZ法務司法書士事務所 1
司法書士F法務事務所 1
弁護士法人T綜合事務所 1
S法務司法書士事務所 1
AN法務事務所 1
合計:8
京成 3851
弁護士法人T綜合事務所 1
合計:1
京急 1016
法律事務所M 1
新橋法務司法書士事務所 1
AY司法書士事務所 1
弁護士法人T綜合法務事務所 1
合計:1
JR東日本(山手線) クハE231-543
なかった。
なお東京都消費総合センターの「多重債務110番」の広告があります。
東急(東横線) 5861
MK法律事務所・MK東京法律事務所 1
この両者は同じ系列で、1枚にまとめている
合計:1
JR東日本(首都圏)はさすがに普段から大企業の広告主がウジャウジャひしめいているからか、この手の広告を引き受ける必要がないのでしょう。
関西の所で書いた事がそのまま関東にも当てはまるとしたら、都営新宿線の8箇所というのは、首都の公営としてはどうなんだろう?
(ちなみに浅草線は4箇所)
全体的にはやはり関東は関西より少な目といえます。
東西の経済格差が現れている、と言ったら関西の方々には失礼でしょうか。
もちろん弁護士の事務所なのだから、「過払い金」以外にも仕事はあるのですが…。
うーん。
申し訳ありませんが、コメントは受け付けない事にしています。この記事について何かありましたら、本体の「日本の路線バス・フォトライブラリー」上からメールを下さい。折返し返事をしたいと思います。
また、何か質問がありましたら、やはり本体上からメールを下さい。解かる範囲でお答えをしたいと思います。質問と答えは当ブログにも掲載します。
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