№329 中日本エアラインサービス Fokker50

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 1993年5月4日、GW真っ只中の高松空港で撮影した、中日本エアラインサービス(NAL)のFokker50です。

 Fokker50は、ANAの黎明期にローカル線で活躍した名機、Fokker27「フレンドシップ」の改良型です。
 NALは名鉄グループの航空部門と言え(ANAとの合弁)、コミューター航空の草分けとして、1991年に名古屋(今の小牧)~富山線に就航、この時から使用されていたのがFokker50でした。
 以来名古屋を中心にローカル路線網を広げていき、一時は名古屋とは関連のない福島~函館線のような路線にも就航しました。

 しかし2005年2月、NALは正式にANAグループの一員として「エアー・セントラル」に改称。
 Fokker50はトリトンブルーに装いを改めるものの、後継のDHC-8-Q400に置き換えられ、2008年に退役。
 そして、前後するようにNALが開いた路線網は急速に廃止に追い込まれていきます。
 高松線は既に2002年12月を持って廃止になっていました。

 ANAは来年のお正月を持って名古屋(中部)~米子・徳島線を休止とする事を発表。
 これにより、NALのプロパーの路線は、全て姿を消す事になります。

 エアー・セントラル自体、ANAグループの再編(エアーニッポン・ネットワーク及びエアーネクストとの合併)により10月より「ANAウイングス」となる予定。
 NALの面影は、ほとんどなくなってしまうのです。

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