№208 成田空港・さくらの山 電車・バスでアクセス

 昨日は帰りが遅くなってしまったのでお休みしてしまいましたが、今日は一昨日の№206で取り上げた成田空港外周の有名な撮影ポイント、「さくらの山」へのアクセスについて、簡単に記してみたいと思います。
「さくらの山」は、成田空港のA滑走路の北側、R/W16Rにあります。
 元々小高い丘の上に空き地があって、昔から航空ファンが集まる撮影ポイントとして知られていました。
 それが、「空港との共生」を掲げる成田市の方針で、10年前に公園として整備されました。
 3年前には駐車場や遊歩道も整備され、今では家族連れを中心に一般の行楽客も多く訪れる観光スポットになっています。
 「ちば眺景100選」にも選定されているそうです。

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 「さくらの山」までは現在、成田市のコミュニティバスの便もあるのですが(帰りの所で書きます。)、本数が少ないので、通常は成田駅前からJRバス関東・多古線を利用します。
 JRバスなら何処行でも構いません。
 三里塚までは割と本数があります。
 但し、土休日は運休が相当あるのでご注意。
 JRバス関東のHPに時刻が記載されていますので、そちらの方をを参照し、確認してください。
 この路線は、現在は東急のエアロスター・ノンステップも運行されています。

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 法華塚で下車します。
 成田駅からは約12分で、290円。
 今の所、Suica・PASMOは利用できません。

 JRバスが走り去っていくのが見えると思いますが、その進行方向に沿って歩いて行きます。

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 京成線を交差した先にT字路の小菅交差点があり、ここを左折します。
 右手のバスの車庫は両総グランドサービスです。

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 途中、交差点があります。
「さくらの山」へ行かれる場合は、交差点を渡って直進します。
(車が走っていく方。)
 一昨日少し書いた「ゲジ」ポイントを目指すのであれば、右側の道を入る事になります。
(「ゲジ」ポイントだったら、JRバスは遠山中学校前まで乗車した方がいいかもしれません。)

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 ここが、「さくらの山」です。
 法華塚のバス停からは徒歩20分程度でしょうか。

 ここはR/W16R(南よりの風の時)使用時のベストポイント。
 一昨日の写真でもお分かりになると思いますが、とにかく撮影の条件は非常に良好。
 午後から順光になりますが、特に日が長い時期は離陸のために滑走路に進入する機体をきれいに撮る事ができます。
 レンズの口径ですが、私が使用している300㎜のズームだと、A320クラスでギリギリかなあ。
 IBEXのCRJや、ANAのDHC-8はちょっと苦しいです。
 もっとも、国内線等の近距離便だと機材に関係なく、端まで来ないでインターセプションしてしまうケースも多いですが。
(燃料搭載量が少ない=軽いので滑走路をめい一杯使う必要がないから。)

 着陸は文句なし。
 機体の大きさに合わせて口径を選択すれば良いでしょう。
 但し、一昨日も書きましたが、着陸機は相当少なくなっていますので念のため。
 昨日B滑走路で見た感触では、会社や便によって着陸する滑走路が決まっているという事は、もうないようです。

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 公園の入口には駐車場が整備されており、さらに地元の農産物を扱う店もあります。
 ソフトクリームも販売しているようです。
 この隣にトイレもあります。

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 信号の反対側にはコンビニエンスストア(ヤマザキ・デイリーストア)もあり、食料・飲料の調達には困りません。
 なお、この後ろに成田空港交通の車庫があります。

 さて、昔はとても考えられなかったのですが、公園の脇を走る県道を成田市のコミュニティバスが走るようになり、公園の脇にもバス停が設けられました。

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 コミュニティバスの内、「津富浦ルート」が経由します。
 但し、成田市役所発4本、さくらの山発5本しかありません。
 成田市の公式HPに時刻が掲載されていますが、多少わかりづらいのでここで時刻を記しておきます。
 まずさくらの山→成田市役所。

 7:55(保健福祉館行) 10:21(保健福祉館行) 12:59 17:02 19:50

 運行は千葉交通。
 17時02分で帰りましたが、乗客は他に誰もいませんでした。
 運転手の話でも、旅客機の撮影のための行き来で利用する人はほとんどいないそうです。
 桜が見ごろだった頃はある程度いたそうですが。
 運賃は200円(全線均一)と割安です。
 時間が合えば、是非利用しましょう。

 この路線は、東関東自動車道を過ぎると、吉倉地域ではかなりの田舎道を寄り道していきます。
 国際空港や高速道路のすぐそば、にこんな田舎があったなんて。

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 コミュニティバスの始発の成田市役所停留所。
 ただ、市役所自体が京成成田駅に隣接しており、実質京成成田駅西口といっても良い位置です。
 京成の駅舎内に西口への連絡通路があり、外へ出たら左の階段を下りて行きます。
 京成の改札からだったら、5分もかからないでしょう。
(なお、JRの成田駅から京成成田駅までは徒歩3分位。)

 成田市役所からの津富浦ルートの発車時刻も記しておきます。
 ルートは複雑ですが、さくらの山までは皆一緒です。

 8:44(大栄支所行) 11:44(大栄支所行) 14:23(成井回転場行) 18:23(桜田権現経由大栄支所行)

 利用価値がありそうなのは、11時44分発でしょうか。
 さくらの山まで12分程度です。
 なお、今後も時刻やルートの改変がありえるでしょうから、成田市のHP上で再確認してください。

 今回はさくらの山へのアクセスについて書きました。
 昨日はB滑走路・R/W16Lの北側のポイントに行ってまいりました。
 それについても、後日写真が出来上がり次第取り上げます。
 しばらくお待ち下さい。


 ところで、この記事を書いた直後に知ったのですが、アメリカのユナイテッド航空とコンチネンタル航空が合併するそうです。
 今年末までに手続きを完了させる方針だそうですが、これが実現するとデルタ航空を抜いて世界最大の航空会社になるとか。
 詳しくは両社のHPを見て欲しいのですが、イラストからすると、コンチネンタルのカラーでユナイテッドと書き込まれる事になるのか。
 アメリカの昨今の航空業界の動向はすごくシビアですね…。
 果たして来年以降、さくらの山ではどんな「ユナイテッド」機が見られる事になるのでしょう?


 申し訳ありませんが、コメントは受け付けない事にしています。この記事について何かありましたら、本体の「日本の路線バス・フォトライブラリー」上からメールを下さい。折返し返事をしたいと思います。
 また、何か質問がありましたら、やはり本体上からメールを下さい。解かる範囲でお答えをしたいと思います。質問と答えは当ブログにも掲載します。(名前は公表しません。)

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