一昨日の5月22日(土)、ひたちなか海浜鉄道に行ってきました。
茨城交通時代に乗車した事がありますが、転換後は初めてです。
ちょっと遠かったですが、早起きして、眠い目をこすりつつ駅に向かいました。
上野駅9番線停車中の常磐線1327M勝田行。
E531系の10両編成です。
高浜で<スーパーひたち3号>通過待ち。
その<スーパーひたち3号>と入れ替わりに、上り線を485系が通過していきました。
いわき→高尾間の臨時快速<ぶらり高尾散策号>。
この後、29日にも運転があります。
(このスジは来月、臨時急行<ぶらり鎌倉号>で走ります。)
ひたちなか海浜鉄道は勝田駅1番ホームから発車します。
ホームの入口にひたちなかの出札とICの簡易改札装置が設けられています。
(だから乗り換えの際、JRの改札を出る必要はない。)
8時48分発阿字ヶ浦行は、元三木鉄道のミキ300-103。
那珂湊駅で途中下車。
駅舎自体は変わっていません。
但し、茨城交通時代は駅舎の右側がバスの営業所になっていましたが、転換後はひたちなかの本社になったため、左側の建物に移動しています。
(以前は弁当屋だったみたい。)
外から構内を回って見ます。
ケハ601の廃車体。
ケハ601は1960年に造られた、日本初のステンレス車体のDCで、1992年まで使用されました。
倉庫として使われていましたが、最近はギャラリーになっているそうです。
(日曜日のみ公開。)
歴史的な価値も高いはずだと思うのですが、下回りがはずされた状態なのは残念。
いまさら動態保存もありえないでしょうが、構内には茨交色で廃車になったキハ20型2両が放置されたままなので、そこから台車(国鉄型と同形態だったらしい。)とエンジンを転用し、再整備の上展示すれば、結構うけるような気がします。
こちらはキハ20429。
4年前に廃車になり、昨年首都圏色に塗りなおされて展示されています。
ただ、鹿島臨海鉄道を経由しているので、ヘッドライトはミスマッチかも。
那珂湊の駅舎内では、いろいろな物を売っていました。
鉄道グッズはもちろん、古い鉄道雑誌のバックナンバー(だいたい1990年代前半位)や、ようかんなども販売しています。
改めてホームから構内を眺めてみます。
留置されている車両は手前からキハ2004、キハ222、キハ205。
奥の検修庫には、キハ2005、キハ37100-103などが見えました。
キハ2004(旧)・2005(新)は旧国鉄準急色に塗り替えられていますが、どちらもムード本位の塗り替えですね。
何しろ普通列車用のキハ22が準急色をまとった事はなかったのだし、それ以前にこの2両は国鉄ではなく、留萌鉄道から来ているのですから。
3時間ほどの滞在の後、阿字ヶ浦へ向かいます。
湊線はもちろんローカル色の濃い路線ですが、沿線の雰囲気は那珂湊を境に結構異なるようでした。
阿字ヶ浦側は、海が近い事もあるでしょう。
終点の阿字ヶ浦駅。
今日はひたち海浜公園へのシャトルバス(茨交)が運行されていました。
でも、ここって、駅員いたっけ…?
確か茨交時代は無配置だったような気がしたのだけれど…。
那珂湊は薄曇で残念だったのですが、阿字ヶ浦では青空が広がってくれました。
ここで、改めてこの日湊線で運用されていた2両の写真をご覧頂きましょう。
キハ3710-02
上で書いたケハ600以来の、久々の湊線生え抜きです。
でも新しい車両だと思っていたのに、01は1995年製ですからもう15年経つのですね。
車内はロングシート。
この02は1998年製で、この2月から公募で選ばれたこの色で走り始めたばかりですが、7月に全般検査を迎える事になっています。
ミキ300-103
以前№98で書いたように、元三木鉄道の車両で、103号は上のキハ3710-02と同じ年に製作されました。
3両造られましたが、三木鉄道は2008年3月に廃線。
103号がここに、104号が北条鉄道に(№111で書きました。)に、105号が樽見鉄道に引き取られる事になります。
ここでは番号の変更もなく、内外共に三木鉄道時代のままです。
駅から徒歩5~10分程で海岸に着きます。
行楽客は多かったのですが、駅で眺めていた感触では、湊線で来ている人は残念ながらあまり多くなかったように感じました。
付近は民宿が数多く並んでいます。
阿字ヶ浦からキハ3710に乗り、もう一度那珂湊で降ります。
あっちウロウロ、こっちウロウロと落ち着くがなくて申し訳ないですが。
キハ222
これを撮りたくて、途中下車した訳ですが。
これも旧国鉄色(?)をまとっているわけですが、この車両自体も国鉄ではなく、羽幌炭鉱鉄道から転入しています。
それで思ったのですが、今現在湊線に在籍する旧型DCは皆何かしらの国鉄色になっているのですが、この羽幌炭鉱鉄道とか、あるいは上の2004が在籍していた留萌鉄道のカラーこそ復刻してみても面白いのでは?
どちらも1970~71年に廃線になっていて、現役の両路線を知らない人の方が多いはずですから。
那珂湊駅の駅名票。
湊線は今は皆、こんな感じの風変わりな駅名票になっています。
那珂湊駅というと、「何か忘れているだろ。」と思われる方も多いと思いますが…。
そうです。
駅猫の「おさむ」です。
この時は駅の外に出ていて、他の猫(メス猫)と楽しそうに?鳴きあっていました…。
バスの写真も出しましょうか。
これは、ひたちなか市のコミュニティバスで、茨城交通が受託して運行しています。
路線は5つあり、路線毎に側面のイラストが異なっているそうです。
那珂湊駅前には「那珂湊コース」のみ乗り入れ。
今度こそ勝田へ戻ります。
金上駅は行き違い設備の新設が行われ、新ホームの使用が開始になっていました。
但し、線路はまだ使用されていません。
どういう意図で線増したのだろう。
勝田~那珂湊間の増発でも行われるのでしょうか。
勝田ではすぐにE501系の水戸行に乗り換え。
水戸も青空だったし、まだ陽も高く、フィルムも残っているので、バスの撮影に時間を使う事にします。
南町3丁目まで歩きました。
撮りたかった車が全部撮れた訳ではないですが、まあまあ満足できる位は撮れたと思います。
その中から3枚。
関鉄グリーンバス G054
最近の転入車で、以前はちばグリーンバスだったそうです。
茨城交通 水戸200か847
これも転入車だと思いますが、どこからだろう?
元横浜市営バスという話も聞こえますが…。
茨城交通は最近の新車・転入車でもLED表示にはしませんね。
それと、3月より地元のJリーグ・水戸ホーリーホックとスポンサー契約を結んでいて、そのためでしょう、どの車両も窓にホーリーホック応援の張り紙が張られていました。
次の土曜日、29日のジェフ千葉戦で臨時バスを運行するという張り紙もありました。
(J2は休みがないなあ…。)
茨城オート 211J
この短さは元西武バス(KC-RM211ESN)に違いないでしょう。
この形式は、今回は撮り損ねてしまったけれど茨城交通でも走っていたし、関鉄にもあるし、茨城県内ではかなりポピュラーな存在になっているようでもあります。
なお、茨城オートは6月1日より、バス事業を親会社の茨城交通に譲渡します。
(茨城オート自身はタクシー専業になります。)
でも、もうあと1週間程の話なのに、バス停にはそういうお知らせは全くありませんでしたね。
17時を回って陰が長くなってきたので、今日はこれで帰る事にします。
さすがに疲れたので、帰りは特急にします。
当ブログでJR特急が出てくるのは、初めてですね。
上野まで自由席特急料金1,300円。
水戸17時27分発<スーパーひたち50号>。
水戸駅からの上野行<ひたち>はすべて7番線(大洗鹿島線と同じホーム。)発で、階段の上には特急券の所持を確認する中間改札があります。
車内販売で購入した、コーヒー+スポンジケーキのセット400円。
651系も、デビューから20年以上経ちますが、走りっぷり自体はまだ健在と思わせました。
ただ、今の目で見ると古いなあと感じる部分もあり。
あれ、651系って、交直切り替えの時には消灯するんだったっけ?
あと、車内放送が自動じゃないというのも、今聞くとかえって新鮮にも思えたりしました。
253系より古いわけだし、新車置き換えはないとしても、そろそろリニューアルは必要かもしれません。
とはいえ、線路そのもののよさもあって、さすがに特急は早くて楽だなあと感じさせられました。
それと、常磐線は、特に土浦より北は思った以上に沿線の人口が少なく、その分自然豊かだとも感じました。
同じ北関東に行く幹線でも、東北本線(宇都宮線)とも、高崎線とも違うと思います。
ひたちなか海浜鉄道に関しては、一部公式HPを参考にさせていただきました。
このHPでは、土日の列車の運用についても公表されます。
「週末列車」のコンテンツをクリックしてください。
但し、何日前に情報が更新されるかは不明。
今日の時点では次の土日(29・30日)の分は公表されていないので、直前の確認の方が良いかもしれません。
申し訳ありませんが、コメントは受け付けない事にしています。この記事について何かありましたら、本体の「日本の路線バス・フォトライブラリー」上からメールを下さい。折返し返事をしたいと思います。
また、何か質問がありましたら、やはり本体上からメールを下さい。解かる範囲でお答えをしたいと思います。質問と答えは当ブログにも掲載します。(名前は公表しません。)