№159 雨の中、東京モノレールと西武池袋線に乗ってきました
関東地方は、やはり今日も朝から雨模様となりました。
本来ならこんな日は自宅でのんびりくつろぐ所なのですが、今日は東京モノレールと、西武池袋線に乗ってきました。
そんなたいした事でもないのですが、モノレールの場合は、今不定期連載中の「私鉄の車両シリーズ」で1000形を取り上げる予定で、少しは現況を見ておいたほうがいいと思った事があります。
西武については昨日ダイヤ改正を行ったので、ほんの少しだけ様子を見に行ってみようかなあ、という所で。
本当はポケット時刻表が欲しかった、のですが…。
何分悪天なので、写真はいつも以上に見苦しいものばかりですが、その辺はご勘弁。
ご存知とは思いますが、東京モノレールは来月(4月)10日(土)、国際線ビル駅新設に伴うルート変更のため切換工事を行ない、午後は昭和島~羽田空港間で丸々運休になります。
今日は羽田空港からまず、各駅停車で浜松町を目指しますが、途中はどんなあんばいなのか、車内から観察してみました。
ターミナルから新整備場にかけての地下線を抜けると、右手の滑走路の向こうに第1ターミナルが見えてきます。
JALが並んでいるけれど、「ド~ラえっもっん♪」はいなかったみたい。
環八通り沿いの高架橋を行くと、やがて右側に新線が別れていき、「羽田空港国際線ビル」駅に向かいます。
ターミナルも駅も、ほとんど完成しているように見えます。
付帯施設がまだ工事半ばという所でしょうか。
現在線はこの後左にカーブを切り、天空橋の地下線に向けて急坂を下っていく事になりますが、その手前で新線が再び合流します。
今の路線は、1993年の9月に新ターミナル「ビッグバード」(今の第1ターミナル)がオープンした時、旧羽田駅へ行く路線を変更して運行を開始しました。
あの時も切換時に大規模な工事を行ない、午後の列車が運休(昭和島~旧羽田間)になったのですが、わずか17年足らずで再び大掛かりな路線の移動が行われる事になるのです。
昭和島でちょっと休憩。
昭和島駅では、日中、空港快速が先行する普通列車を追い抜いていきます。
2007年に始まった事で、モノレール初の優等列車の追い抜きになります。
昭和島駅は車両基地があるのですが、営業として駅が新設されたのは1985年と比較的新しく、しかも当時は乗務員交代をする列車だけが停車して営業扱いも行っていました。
その程度の乗客しかいなかった訳です。
今現在も、今日は雨の休日という事もあってか、乗客の姿はほとんどありませんでした。
東西にある駅舎も駅員の姿はなし。
ただし、地下道には待合室が設けられていました。
ホームはかなり狭いです。
通過電車は意外に高速なので、ホームドアがなかったらやはり少々危ないでしょう。
「ポケモンモノレール」は3代目らしく、現在は1085Fにラッピング(というかステッカー)が施されています。
これは大井競馬場前駅で撮りました。
1000形ですが、一部の編成は、座席のモケットが青系に変更されているようです。
それと、全面広告だった緑(1055F)と、青(1073F)は、今は通常のカラーに戻されているようです。
この辺も、「私鉄の車両シリーズ」で書く事にします。
浜松町に着きました。
乗車ホームの「沿線施設案内」です。
だけど、整備場駅の「日本航空 安全啓発センター」の案内には、ちょっと驚きです。
この案内は以前も見かけた事がありますが、この施設は、1985年8月12日に発生したジャンボ機墜落事故を教訓に、JAL社員への安全教育のために羽田のメンテナンスセンターに設けられたもので、墜落機の残骸や、犠牲者の遺品などが展示されているそうです。
確かに一般にも公開されています(事前の申し込みが必要)が、博物館とは訳が違うので、水族館や野鳥公園等と同列には扱えないとも思うのですが…。
乗車ホームの出発案内表示装置。
文字が日本語→英語→日本語→韓国語→日本語→中国語(簡体字)の順に切り替わります。
しかし、小さいスペースに色々情報を詰め込みすぎの気もするし、日本語以外のランゲージは早目に切り替わってしまうので、外国人の旅客には意外に解かりづらいのではないかと、心配です。
天空橋と新整備場の間にスペースがあるので、国際線ビル駅が開業してもそのまま使用すると思われますが、やはりもっと大型で、本格的な案内表示が求められると思います。
浜松町駅構内には「シティ・エアターミナル」があり、ANA・JALの航空券の発券を行うカウンターがあります。
しかし両社とも、この3月一杯を持って、営業を終了する事になりました。
自動チェックイン機が共に残されますが、チェックイン機能のみとなり、発券は行われなくなるそうです。
JALに続いてANAもここの所、市中の支店の閉鎖が急です。
もちろん経費削減という事がありますし(特にJAL)、加えてWebチェックインなどの普及で、紙の航空券を手にする機会が少なくなってきた事も背景にあるでしょう。
羽田空港では今年中にD滑走路と国際線ターミナルが開業し、国内線・国際線とも利用者が急増する事が予想されます。
当然モノレールも輸送力の増強が必要になるかと思われますが、肝心の浜松町駅が1線しかない状況では、現状より運転間隔を詰める事は、もはや不可能でしょう。
現在の場所ではこれ以上の改良は不可能と思われるので、思い切ってJR線の反対側の空き地(以前はカートレインが発着していた)に新駅を建設する事も考えられるべきではないでしょうか。
今の東京モノレールはJR東日本の子会社なので、その辺は問題はないと思われますが。
午後は西武線に行きます。
西武線は、昨日6日、ダイヤ改正を行いました。
池袋線の練馬高野台駅は1994年暮れに開業した、23区としてはかなり新しい駅で、私は開業当時からダイヤ改正の度に、池袋及び西武新宿駅と共に、ポケット時刻表を入手してきました。
ところが…。
なんと、西武鉄道では、ポケット時刻表の作成及び配布を終了したというのです。
駅では代わりに、Webサイトからプリントアウトしてコピーしたという、A4番の時刻表をくれました。
今後はホームページ、または携帯サイトからどうぞ、という事なのですが、そういうのを見る事ができない人だってまだ少なくないはずだし(私だって携帯なんて大っキライだから持っていない)、少なくとも大手ではもう少し残しておくべきではないかと思うのですが…。
航空に続いて、鉄道もペーパーレスの時代ですか。
練馬高野台に行く途中、「999」のラッピングを施した3000系(3011F)を見かけたので、悪天の中ではありましたが、ちょっと狙って撮ってみました。
「西武時刻表 第22号」の表紙を飾っているので、ご存知の方も多いでしょう。
これは、椎名橋駅の練馬方にある踏切から、保谷始発の各駅停車で来た所を撮影したものです。
池袋方3012号車の正面はメーテルが描かれています。
(ちなみに飯能方の正面は「車掌」)
この日は「ケロロ軍曹」のマークがついた20000系も見ましたし、新宿線の上井草の駅前にはガンダムのモニュメントもありますし、最近の西武はアニメづいています。
(アニメで町おこしという杉並区や、東映の撮影所がある練馬区を経由している事もあるでしょう)
今回のダイヤ改正に於いて、見た目で一番大きな違いは、狭山線・西武球場前発着の直通の準急が設定された事でしょう。
旧ダイヤの日中の小手指行・所沢行準急を変更したもので、30分間隔で運転されています。
野球・行楽以外の通常のダイヤで狭山線直通列車が設定されたのは、ひょっとしたら初めてでは?
雨の中の外出でしたが、それなりに見るものもありました。
今日見てきた事は、今後の「私鉄の車両シリーズ」にも生かしたいと考えています。
(西武は、次回は3000系を取り上げる予定です。少し先ですが。)
だけど毎日毎日雨ばかりじゃイヤになりますね。
今日は帰りがけに「青春18きっぷ」も買ってきたけれど、このままでは遠出もままなりません。
早く全国的にスカッとした青空が広がる日が来る事を願っています。
申し訳ありませんが、コメントは受け付けない事にしています。この記事について何かありましたら、本体の「日本の路線バス・フォトライブラリー」上からメールを下さい。折返し返事をしたいと思います。
また、何か質問がありましたら、やはり本体上からメールを下さい。解かる範囲でお答えをしたいと思います。質問と答えは当ブログにも掲載します。(名前は公表しません)