また本題と関係ない所から始まりますけれど、今晩の「どれみふぁワンダーランド」(NHK BS-2)、面白かったですねぇ。
「トレインソング」が特集で、「あずさ2号」とか取り上げられたりして。
日本では童謡として認識されている「線路は続くよどこまでも」(阪神電鉄の駅で列車接近時に流れるメロディ)は、原題は「I've been working on the railroad 」、つまり元々は、鉄道の工夫の労働歌だったんですね。
再放送期待。
JTB時刻表3月号は一昨日発売になったようですが、都合で入手したのは今日になりました。
表紙は常磐線の赤塚~偕楽園間を走る651系「スーパーひたち」。
季節的にはピッタリですが、ダイヤ改正号だけに少々意外なチョイスにも思えました。
N700系〈のぞみ〉あたりかとも思ったのですが。
特に目玉になる新車両は、今改正ではデビューがないからという事もあるでしょう。
偕楽園駅は3月22日までの土休日・日中の全列車が停車。
◆ ダイヤに輝く鉄おとめ 第42回
まず、本文にもあるのですが、この連載の単行本が、今日発売になりました。
明日(28日)、神保町の書泉グランデで矢野直美氏のサイン会が行われるそうです。
今回は、津軽鉄道の「奥津軽トレインアテンダント」。
主に今の時期に運行される「ストーブ列車」の乗務などを行うそうです。
本文にもありますが、公式HPを見ると、全部で7人いるのだそうです。
意外に大人数です。
しかし、「トレインアテンダント」というネーミングは、ローカル線で、それも旧型客車に乗る乗務員としては違和感があるネーミングのような気もします。
◆ 新のりもの風土記シリーズ 112
「ひむかの国のリゾート特急 日南線『海幸山幸』」
昨年運行を開始した、キハ125形400番台改造車を使用した、日南線の観光特急。
旧高千穂鉄道『トロッコ神楽』の改造車で、おなじみ水戸岡鋭治氏のプロデュースによるものです。
グラビアでは列車そのものの他に接続の観光バス「にちなん号」や、水中観光船「マリンビューワーなんごう」も取り上げられ、「のりもの1POINT」のコーナーで、母体となった『トロッコ神楽』の紹介もあります。
ただ、せっかくの新しいトロッコ列車が有効に転用される事自体は喜ばしいのですが、何度も書きますけれど、こういう列車を「特急」という種別で走らせるのはどんなものだろう?
もちろん「特急」の「格」という事もあるかもしれないし、何しろ日南海岸の見所でわざと徐行運転を行なうような列車(ちなみに3月13日からは上りも実施)を、「特急」と呼んでいいのかどうか?
似たようなコンセプトで、同じ水戸岡氏デザインの「富士登山電車」(富士急行)のように、快速で、その上で全車指定席にした方が良いのではないかと思います。
◆ 2010 奈良へ行こう!いよいよ開幕、平安遷都1300年祭
先月に続いて、平安遷都1300年祭にちなんで、奈良付近の観光を取り上げた企画物。
奈良周辺の季節の行事や、世界遺産の薬師寺・唐招提寺が取り上げられています。
月ヶ瀬の梅林が美しそうですね。
なお、3月19日に近鉄がダイヤ改正を行いますが、平安遷都1300年祭の足として、期間中の土・休日に名古屋~西大寺間の特急が運行される(名古屋~八木間は名阪乙特急に併結)他、土休日日中の京都~橿原神宮前間特急が西ノ京に停車します。
(時刻は既に公表されています。)
「駅旅本線」は3ヶ月連続の休載。
やっぱりもう終わり?
◆ 駅弁細見 272
室蘭本線・母恋駅の「母恋めし」。
喫茶店を経営する夫婦の奥様が、料理のコンテストで賞を取ったのを機に生まれたのだそうです。
ホッキ貝の炊き込みご飯と、燻製チーズに玉子の組み合わせ。
母恋駅の駅弁ではありますが、駅自体はJRの職員がいない簡易委託駅のようです。
そのためか、母恋駅では駅待合室で9時~14時の発売。
(木曜日は休みだそうです。)
他に室蘭駅、東室蘭駅、白鳥大橋記念館などでも発売だそう。
◆ 黄色のページ
3月13日ダイヤ改正が中心ですが、「NEWS」の中で、改正以降に行われる、気になる工事が2件。
1.4月24日(土)~25日(日)にかけて、横浜駅の横須賀線・湘南新宿ラインのホームの拡幅工事のため、東海道線も含めて時刻の変更が発生し、25日は湘南新宿ラインで運休や発着駅の変更が行われるとの事。
この工事は、以前の東横線のホームの跡地を利用して、JRの9・10番線ホームを広げるものですが、数年前から工事が進められていたものの、何だかかなり時間がかかっているようでした。
ようやく線路の切換、という所まで来たようです。
詳細は4月号。
2.5月22日(土)~23日(日)にかけて、今度は東海道線辻堂駅のホーム拡幅工事で、大幅な運転形態の変更が行われそうです。
こちらはもっと大掛かりで、東海道線では一部が藤沢折返しになり、平塚の方から来る上り列車は、なんと貨物線を経由するため、辻堂・大船・戸塚・横浜・川崎には停車しなくなります。
藤沢(たぶん「ライナー」用のホーム)を出ると、次の停車駅は武蔵小杉だそう。
横浜市内に止まらないのですね。
こちらの詳細は5月号。
この他、東京モノレールも、国際線ビル駅新設に伴う線路切換で、4月10日(土)の13時から終電までは、流通センター~羽田空港間で全列車が運休になるとの事です。
この後、13日以降の臨時列車の案内の後、私鉄や高速バスなどの時刻(改正前・改正後が混在・または季節運転の系統)を掲載しています。
横浜~河口湖間の高速バスは、13日以降御殿場駅に入るようです。
◆ 本文
改正ダイヤを全部検証するのは難しいですが、目についたところをあげて見ます。
まず、ダイヤ以前の大きな変化として、JR西日本・九州は「L特急」の名を廃止し、単に「特急」と呼称。
(東海直通の〈しらさぎ〉〈しなの〉〈ひだ〉は「L特急」のまま)
既に東日本が「L特急」の名をやめていますが、「L特急」というのは、昔特急がまだ1日に1~2本程度だった頃、フリークエントサービスを行う特急の愛称としてつけられたものでした。
しかし今は急行がほとんどなくなって特急偏重になり、「L特急」でなくても本数が多い特急も現れているので、実態に合わなくなった、という事でしょう。
北海道・東海・四国はまだ残っていますが、これら3社の廃止も、時間の問題でしょう。
また一つ、「国鉄」の面影が消えていきそうです。
武蔵小杉駅ですが、結局〈スーパービュー踊り子〉も、臨時を含めて全列車停車。
通過するのは「ライナー」だけです。
ところで、改正初日の3月13日に〈リゾート踊り子65号〉が新宿~伊豆急下田間で運転され、武蔵小杉駅は11時32分に発車します。
一方、5月15・16日には〈リゾート踊り子91号〉が立川~伊豆急下田間で運転され、こちらは武蔵小杉発11時08分。
武蔵小杉は当然、在来の南武線ホームに発着になる訳ですが、この列車はこの先浜川崎・鶴見を経由して走り、小田原からは〈リゾート踊り子65号〉と同じダイヤで走ります。
つまり、同じ「リゾート21」の特急なのに、武蔵小杉~小田原間で24分も違う訳です。
広島地域では、日中の山陽本線の快速が全て廃止になり、普通列車が1時間に4本のみになります。
この付近は国鉄時代末期、地方重視のダイヤのモデルケースとして、「広島シティ電車」の愛称の元、普通列車の増発を行い、広島~大野浦・岩国間では15分間隔のフリークエントサービスが実現しました。
この時に、2ドア・転換クロスの115系3000番台が投入される訳です。
その後、JRになってからは10分間隔になり、さらに一部を快速に立て替える所まで行ったのですが、快速は〈シティライナー〉の愛称がついたものの、ここへ来てダイヤ改正毎に削減が続きました。
代わりに普通列車を運行するという事もなく、結局今回の改正で、「広島シティ電車」時代に逆戻りしてしまった感があります。
広島ではJRのみならず広電でも昨年運行本数の削減が行われています。
中国地方最大の都市なのに、広島では鉄道の利用者が減少しているのでしょうか?
JR西日本では、この他にも七尾線の快速が廃止される事になり、他にも路線によっては始発列車が遅くなったりしています。
姫新線のスピードアップや、山陰線(嵯峨野線)の複線化もありますが、全体的にちょっと元気がない気もします。
境港線は平日・土休日の2本立てとなり、土休日の列車番号は山陰線と同じ「K」がつく事になります。
大糸線では、3月20日~23日、〈キハ52ありがとう号〉を運転。
全車指定席で、糸魚川~南小谷間ノンストップ。
会社線では、3月15日に東北急行バスと両備バスで東京(東雲車庫)~岡山・倉敷線が運行を始めるそうです。
これで東京と岡山県を結ぶ夜行バスは5路線になりますが、ツアーバス台頭で業界全体が四苦八苦する中、大丈夫なのかな?という気もします。
また、熊谷・川越~京都・大阪線〈ウィングライナー〉は国際十王交通が撤退し、3月31日からは近鉄バス単独運行になるとの事です。
一方、八王子・渋谷~金沢線では新たに昼行便が設定されます。
これは復活という事になります。
ところで、新聞記事などでもご存知でしょうが、宇野~高松間の四国フェリー・国道フェリーは揃って3月26日を持って廃止という事になりました。
(黄色のページに「訂正」という形で通知あり。)
例のETC割引の影響と思われますが、過去には国鉄・JRの連絡船もあった宇高航路は、これで全滅です。
今月も巻頭のトピックスで謳われていませんが、茨城空港(IBR)が3月11日に開港します。
なお、当日はスカイマークが記念フライトとして神戸→茨城2便・茨城→神戸1便・茨城→羽田1便を運航する(時刻は掲載されていません。)他、4月16日より茨城~神戸線を1日1往復就航させる事になっています。
国際線では、ノースウエストのデルタへの完全統合により、ついに「NW」の2文字が消えました。
◆ JR線営業案内
この改正時より、JR東日本の「Suica」と、JR九州「SUGOCA」・西鉄「nimoca」・福岡市営「はやかけん」の相互利用が始まります。
それも含めてICカードの営業案内の記述が増えていますが、JRの各カードで私鉄系のカードとの相互利用もあり、少しわかりづらくなってきている気がします。
もう少し図表も使って整理して書いた方が良い気がしますし、そろそろ非JRのICカード(PASMO、PiTaPaなど)の営業案内も必要になってくるかもしれません。
東海道新幹線は、これまで「EX-IC」以外のICカードは一切使用できなかったのですが、この改正から、三島~岐阜羽島間ではTOICA定期券で利用できるようになるようです。
「周遊きっぷ」のゾーン券は「田沢湖・十和田」「山寺・松島」「福島・蔵王」が3月31日を持って廃止。
全て東北なのは、何か理由があるのでしょうか。
申し訳ありませんが、コメントは受け付けない事にしています。この記事について何かありましたら、本体の「日本の路線バス・フォトライブラリー」上からメールを下さい。折返し返事をしたいと思います。
また、何か質問がありましたら、やはり本体上からメールを下さい。解かる範囲でお答えをしたいと思います。質問と答えは当ブログにも掲載します。(名前は公表しません。)
なお明日は、本体の更新のため、ブログの更新はお休みさせていただきます。
結局今月は関東地方の外へ行く機会がありませんでした。
しかし、春の「青春18きっぷ」がいよいよ発売になりましたし、久々に列車で遠くに行きたいですね。
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