№110 多すぎるのかもしれない 日本の祝日

 今日は交通にあまり(全然ではないが)関係ない事を書きます。

 明日1月11日は「成人の日」の祝日です。
(そういえば今日吉祥寺に行ってきましたけれど、晴れ着のお嬢さんが多かった…。)
 昨日の土曜日・今日の日曜日と合わせて3連休です。
 以前は1月15日に固定でしたが、2000年になって、1月の第2月曜日が当てられる事になりました。
 ついこの間まで年末・年始の休暇があって、まだ1週間にもならないのに、これではなかなかおとそ気分が抜けないですね?
(なお、15日が当たる可能性がある第3月曜日にしなかったのは、阪神・淡路大震災の発生日(1995年1月17日)とも重なる可能性があり、被災者に配慮したという事です。)

 こんな事を考えるのは多分私だけだと思いますが、最近の日本の祝日って、多すぎるのではないかと感じます。
 今年2010年の日本の祝日は…
 1月1日…元旦 1月11日(1月第2月曜日)…成人の日 2月11日…建国記念の日 3月21日(春分日)…春分の日 4月29日…昭和の日(以前はみどりの日・昭和時代は天皇誕生日だった) 5月3日…憲法記念日 5月4日…みどりの日 5月5日…こどもの日 7月19日(7月第3月曜日)…海の日 9月20日(9月第3月曜日)…敬老の日 9月23日…秋分の日 10月11日(10月第2月曜日)…体育の日 11月3日…文化の日 11月23日…勤労感謝の日 12月23日…天皇誕生日
 と、合計で15日あります。

 昔の日本は欧米等に比べて働きすぎだと国際的な批判も浴び、そのためか2000年代前半までは祝日を新規に制定し、休日をを増やしてきました。
 2007年に「みどりの日」(元は4月29日だったが、国民の休日だった5月4日を正式な祝日にし、4月29日は「昭和の日」とした。純粋な新規制定の祝日は2003年の「海の日」が最後)を制定して今の年間15日になっています。

 実は、この数字は既に欧米主要国などを上回っています。
 アメリカ…13日 イギリス…11日 フランス…14日 ドイツ…11日 イタリア…12日 スペイン…9日 中国…10日 韓国…13日
(多少異なるかもしれない。この他に各地域・宗教・民族等によって異なる祝日があるようだ。)

 なぜ私が日本の祝日が多すぎると考えるのかというと、この日数以上に中身がない、あまり国民の歴史・生活・習慣に根ざしていない、あるいは意味を失ってしまっているだろう祝日が多々あるのではないか、という事があります。
 欧米の場合は、国民の大半が信仰しているだろうキリスト教に根ざしていたり、国の歴史上の大事件にかかわる祝日が大半です。
 アメリカだと 2月12日…リンカーンの誕生日 7月4日…独立記念日 11月第4木曜日…サンクスギヴィングディ 12月25日…クリスマス(欧州もそう。キリスト教圏ではクリスマスは聖なる祝日です!電車がかなり運休します!)
 フランスでは 4月4日(今年2010年の場合)…復活祭 11月1日…万聖節 11月11日…第一次世界大戦終戦記念日 など。

 ひるがえって日本では、どうにも無理して祝日を増やさんとして、とってつけたものが多いような気がします。
 もちろん、成立の過程で、様々ないきさつがあった祝日が多かった事も解かります。
(例えば、「体育の日」は以前は10月10日の固定だったが、これは1964年の東京オリンピック開会式の日)
 しかし、一方で例えば「海の日」なんてあまりはっきりした意味が見出せません。
 また、「敬老の日」についても、もはや高齢化の問題は1日だけで考えれば済むものではなくなってきているし、明日の「成人の日」に至っては、数年前に各地で、成人の日の祝賀行事が荒れて大きな問題になり、存在の是非が論議された事もありました。
 これでは「祝」日とは言えないのでは?

 私は、そろそろここいらで、祝日のあり方について、抜本的な見直し、はっきり言ってしまえば削減を検討すべきではないかと考えています。
 お隣の韓国でも1990年代以降、祝日(公休日)の見直しを行っているようでもありますし。

 私案として、
1.「成人の日」「昭和の日」「こどもの日」「海の日」「敬老の日」「体育の日」「文化の日」「勤労感謝の日」は廃止する。
2.一方で、要求の多い「メーデー(5月1日)」「終戦記念日(8月15日)」を祝日とする。
 これにより、

 1月1日 元旦
 2月11日 建国記念の日
 3月下旬(春分節) 春分の日
 5月1日 メーデー
 5月3日 憲法記念日
 8月15日 終戦記念日
 9月下旬(秋分節) 秋分の日
 12月23日 天皇誕生日

 また、5月1日が祝日となる事で、3日と挟まれた2日も、国民の休日となります。

 いかがでしょうか?
 ゴールデンウィークが最短で3日、最高でも土曜日を含めて5日と短縮になってしまうのは、たぶん異論が多いでしょう。
 でも、これで充分じゃないですか?
 新会計年度・新学期が始まってまだ1ヶ月もたたない内に1週間もの長期の休みが入ってしまうのは、特に新しい生活にまだ馴れていない部分が多い新社会人、新入生にとってはマイナスではないでしょうか。
 それに、欧米等では当然、この時期も普通に経済活動が行われているので、グローバル経済の中では、企業にとっても長期の休みは歓迎できないはずです。
 去年発生した9月の「シルバーウィーク」も同じです。
(本当に長期の休暇が必要なら、バランス上10月の後半が良いのだが。)
 日本では、既に祝日でなくても、年末年始やお盆の長期の休みが定着しているから、これ以上無理に祝日を維持したり、増やしたりする必要はないのではないでしょうか。
 また、就業日が増える事で雇用が増える(わずかでも失業率の改善)、あるいは週休二日維持でも、学校の授業時間が増える事も期待できそうです。
(これについては異論も多々あるでしょうが。)

 当然、休日が減る事への反発は多くなるでしょう。(特に観光・行楽にかかわる業界。交通も一部はそう。)
 それには、単純な祝日増より、
1.未だに実現できていない完全週休二日制を、全ての業界で実現させる。
2.年休制度を改善する。取りやすくするように、職場のムードの改善も必要。
3.祝日はきっちり休む。特に元旦。少なくとも、郊外の食料品スーパーやコンビニが元旦に24時間営業を行なう必要はない。
4.祝日が土曜と重なったら、日曜の時と同様、振り替え休日となるよう法改正の実施。
の方が有効と考えます。
 1.2は、労働者の休暇の分散で、交通や観光地の大混雑を緩和する意味でも有効かと。
 これは特に現場の労働者・ひいては労働組合の責任が大です。
 私的な戯言を並べましたが、是非どなたか一人・二人でも賛同していただけると幸いです。

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 新年になってから、私的なオピニオンが多くなりすぎたようです。
 昨年末~今年初めにかけて、足掛け2年で旅行に行ってきました。
 主に近畿(特に兵庫県)と中部(静岡県)に行って参りましたので、ちょっと遅くなってしまいましたが、その報告を明日から6回に分けて書きたいと思います。

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