№121 名古屋夜行日帰り 「昭和レトロカラー」撮りたかったなあ

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 2009-2010冬シーズン用の「青春18きっぷ」が1日分残っていたので、名古屋まで夜行日帰りで出かけます。
 メインの目的は名鉄瀬戸線の4000系で、この時点では市営バスの「昭和レトロカラー」については、正直全然知りませんでした。

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 快速〈ムーンライトながら〉。
 田町のクハ189-509初め10連。
 ところで、小田原駅で「〈ムーンライトながら〉は満席です!指定券がないと乗車できません!」と繰り返し放送が流れながら、いざ到着してみると空席が目立つ(最後部は半分程度しか乗っていなかった。)のはどうして?

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 名古屋6時12分発の臨時快速〈きそスキーチャオ〉。
 クモハ313-1003×4連。
 行先(薮原行)は空欄で、種別もただの「臨時」。
 ドア脇の「指定席」(前2両)・「自由席」のサボが、313系としては珍しく感じられました。
 瑞浪や南木曽さえ通過する、停車駅の少ない列車ですが、大曽根でさっさと下車。

 ファミレスで朝食の後、まず名鉄の4000系を撮るために、瀬戸線で瀬戸方面へ向かいます。
 だけど、ファミレスも、駅付近も、早朝から随分若い人が多かったようだけれど、何かオールナイトのイベントでもあったのかな?

 大曽根からの尾張瀬戸行普通電車からして4000系。
 4005Fだったので、少なくとも既に5編成あるという事です。
 直前に4001Fが栄町に向かって行ったので、これをどこかで撮れるといいなあ。

 喜多山は既に検車機能が完全になくなり、留置線が数本残るのみ。
 駅舎も仮設になり、北側は更地になっていました。
 喜多山に変わって検車区が設けられた尾張旭で下車し、その先の踏切で待ちます。
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4000系
 4005Fが尾張瀬戸まで行って、栄町へ戻って、またやってきました。
 この日の朝は5編成全てが運用に入っていました。
 日本車両製、という事で、関東の者から見ると、サイドの印象が京成3000系や京王9000系によく似ています。

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6000系
 6000系はHL車置き換えのため、5次車以降(前面貫通型のまま、側窓が開閉可能になったグループ)が本線から大挙して転属し、瀬戸線の主力になりました。
 ただ、瀬戸線はいずれ4000系に統一されるため、6000系は本線に帰る予定と聞いています。

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6600系
 問題はこの6600系。
 最初から瀬戸線用として製作された系列で、6000系と異なり、当初は冷房がなく、最初から2段窓で製作されました。
 システムは6000系と同じだから、6600系も本線に行くの事になるのでしょうか。
 それとも、少数派故、瀬戸線で生涯を終えるのでしょうか。
(何しろデビューから32年経っているし…。)

 6650系はまだ全車は引退していないようですが、運用はされていませんでした。
 尾張旭の検車区にもいなかったようなので、尾張瀬戸に留置されていたのでしょうか。
 車体は新しいのですが、釣掛式駆動が命取りになりました…。

 9時過ぎに撮影を終え、再び市内に戻ります。
 東大手で下車、市役所前で名鉄基幹バスのエアロスター・エコハイブリッドを撮影。
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名鉄バス 7906
 車号からして、昨年入ったばかりのようですね。
 ワンポイントの色が1台ずつ異なるようですが、他に全体ラッピング車も存在します。

 この後市営バスで栄に移動し、バスターミナル付近で撮影します。
 何枚かご覧頂きます。

〈名鉄バス〉
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名鉄バス 1003
 基幹バスからの転用と思われます。
 大坪行として、オアシス21から出てきた所です。

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名鉄バス 6905
 レインボーⅡの短距離高速バス仕様。
 これも愛知学院大学行として、オアシス21を出発した所。
 先代の4灯タイプのレインボーⅡも見かけました。

〈名古屋市交通局〉
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名古屋市交通局 NF-102
 新エアロスター・ノンステップ。
 結構まとまった台数が入りました。
 名古屋市らしく、標準尺です。

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名古屋市交通局 NKS-8
 〔基幹2〕系統用のエルガ・ノンステップ。
 同系統のノンステップ車はレインボーⅡが主力で、エルガは2台しかないそうです。
 この系統は共同運行の名鉄に合わせて中乗り→前降り。
 なので、一般系統用と異なり、側面の区間表示が中扉の戸袋の前にあります。

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名古屋市交通局 KF-135
 〔基幹2〕系統用のエアロスター。
 基幹バスには以前「ミッキー」という愛称があったのですが、一昨年廃止になり、愛称表示部が塗りつぶされてしまっています。

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名古屋市交通局 TF-5
 都心ループ〔栄758〕(ナゴヤ)系統専用の小型車。
 この写真は、堀川に掛かる納屋橋の上で撮影しました。
 この系統は以前はラッピング車(特に高橋尚子が大きく描かれた中日新聞)が多かったのですが、最近はやはり景気が悪いからなのか?通常都心ループ色に回帰して運行される車両が多くなっているようです。

 以上の名鉄バス及び名古屋市営バスの写真は、2月1日付(1月31日深夜)の本体の更新時に公開します。
(一部は交換。)

〈あおい交通〉
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あおい交通 302
 栄と、県営名古屋空港の近くにある「航空館boon」を結ぶ「とよやまタウンバス」。
 1時間間隔で運行されています。(土休日は日中のみ。)

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 タイトルの「昭和レトロバス」は、名古屋市営バス創業80周年を記念して12日から運行を開始した、旧塗装復刻車です。
 昭和40年代のワンマンカー塗装を、浄心〔営〕のS-575(いすゞKC-LV280N)に施し、〔名駅16〕系統(名古屋駅~東新町)にダイヤ限定で運行しています。
 これを知ったのは、恥ずかしながら今朝〈ムーンライトながら〉で名古屋に到着し、市営地下鉄の駅の柱のポスターで写真を見た時が初めてでした。
 本当は早朝から狙うべきだったのでしょうが、名鉄4000系の撮影優先で来ていたので、運行ルートを把握できていなかった事もあって、午前中はタイミングを逸してしまいました。
 それで、午後に納屋橋で待っていたのですが…。

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名古屋市交通局 S-575
 13時を回って急に雲が広がり、この程度しか撮影できませんでした…。
 ガッカリ…。

 このカラーは見た事がなかったのですが、初めて見た感触では、新鮮ではありますが、なんだか「スゴイ」色使いだな…と。
 車体(FHI7型)ともさることながら、緑色の方向幕がなかなかミスマッチ。
 でも、塗装したばかりだから(ラッピングじゃないよね?)、ピカピカなのは嬉しい。
 それに、赤帯部の「ワンマンカー」まで再現されているのもマルです。
(どうしてわざわざ「ワンマンカー」って書くの?と疑問に思う若い人も少なくないでしょう。)
 あと、上の写真を撮ってすぐ、柳橋バス停から短区間乗車してみたのだけれど、車内は変化がなかったですが、昔の市営バスの白黒写真を展示していました。

 なお、「昭和レトロバス」のダイヤは、交通局のHPで公表される他、各バス停にも掲示があります。
 やはり土曜・休日の方が運用が多くなるようです。
 ところで、いずれ「レモン&グリーン」もやるんですよね?

 名古屋市内はすぐに青空が戻る気配が見えなかったので、13時43分の新快速5330Fで豊橋へ。
 豊橋は快晴でした。
 同じ愛知県でも、名古屋と豊橋は天気の傾向がかなり異なるように感じます。
 豊橋では、新川の電停のそばで豊鉄バスの写真を数枚撮影。
 その中から2点。

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豊鉄バス 515
「CITY SHUTTLE」色。

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豊鉄バス 809
 昔はこれも「CITY SHUTTLE」色だったかもしれません。
 豊鉄バスはノンステップ・ワンステップ車の普及で緑系のデザインが増えていますから、この白地+赤帯は、なんとなくレトロチックに見えます。
 この日は「臨時バス」と書かれたバスを多く見かけました。
 センター試験対策だったのでしょうか。

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 豊鉄の路面電車も撮影してみました。
 現役では最古参の1台、3202号。
 なお、3203号がクリーム+赤帯の旧塗装に復刻しているようですが、この時は残念ながら運用されていませんでした。

 15時43分発の掛川行970Mで豊橋を後にして、浜松と熱海で乗り継いで帰ります。

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 浜松駅では駅ビル内で「赤飯弁当」を購入しましたが、16時37分発446Mは313系+211系の全ロングシート社だったのでしばらくお預け。
 熱海からの530M(伊東始発)がE231系だったから、多少ムードは欠けるけれど、2号車のクロスシートで食します。
 戸塚には20時23分着。
 これで今シーズンの「青春18きっぷ」は5日分全部使い切りました!

 「昭和レトロカラー」はもちろん、いつか早いうちにもう一度、名古屋まで撮りに行きます!
 ただ、〈ムーンライトながら〉も「青春18きっぷ」も当分は設定がないから、名古屋までどうやって行こうか…。

 申し訳ありませんが、コメントは受け付けない事にしています。この記事について何かありましたら、本体の「日本の路線バス・フォトライブラリー」上からメールを下さい。折返し返事をしたいと思います。
 また、何か質問がありましたら、やはり本体上からメールを下さい。解かる範囲でお答えをしたいと思います。質問と答えは当ブログにも掲載します。(名前は公表しません。)



まるごと名鉄ぶらり沿線の旅 NEXT
河出書房新社
徳田 耕一

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