№103 南九州へ その1・天草までひとっ飛び

画像


 遅くなってしまいましたが、12月7日(月)~9日(水)の間、九州南部、熊本~福岡に行って参りました。
 今日から3日間は、簡単ではありますが、その旅行記を書いて、当ブログの今年の締めくくりにしたいと思います。

12月7日(月)
画像

 京急線横浜5時33分発・快特401A。
 2140F、JAXAラッピング編成。

SKY001
画像

 以前より手前に移動し、広くなっていました。
 チェックインは行先別。
 ここは預託手荷物検査場。
 クリスマスが近いとあって、クリスマスツリーが飾られていました。

画像

 SKY001便のボーディングパス。
 就航当初のレシートみたいなものだったものが、航空会社らしくなりました。

画像

 北ウィング一番端の24ゲートで出発を待つ、SKY001便、JA737N。
 日の出を過ぎ、あたりはみるみる明るくなってきました。

 機内で、以前航空機搭乗の際に使用していると書いた、「Kenko 290D」を窓に外に構えていたら、ポロシャツ姿のCAが、

「離陸前の電気機器の使用はご遠慮下さい。」

 ええーっ!?
 これはデジタルじゃないよと言っても、
「ON/OFFのスイッチがあるものは電気機器なので…。『写ルンです』等ならいいんですけれど。」
 これは堪えた…。
 液晶パネルがないカメラは大丈夫だと思って、わざわざこれ買ったのに…。
 確かにセーフティ・インストラクションには、「別に当社が定めたものも対象」みたいな事は書いてあったけれど…。
 では、どういうカメラなら良いのだろう?
 CAの指示自体は安全確保のためだから仕方ない事なので、ここは航空会社、と言うより定期航空協会の見解をお尋ねしたい所です。
 もっとも、SKYは協会には入っていないようなのですが。

 なので、せっかくの離陸直後のダイナミックな機窓も、フィルムに収める事はできず。
 ガッカリ…。

画像

 機内誌「SKYMARK」。
 SKYは一旦機内誌を廃止しましたが、2年程前に復活させています。
 もちろん、JALやANAほど厚くはないです。
 右は搭乗前に購入した、サンドイッチとコーヒー。
(ちなみにSKYでは、飲料の有料販売を行っています。)

画像

 機内の様子。
 さっきも書いたけれど、SKYのCAはポロシャツ姿。
 LCCらしい所で、それ自体はいいけれど、中は暖かいとはいえ、冬だからなあ。
 それより気になったのは、飛行中はキャビンの明かりを消したままだった事。
 快晴下のフライトとはいえ、通路では足元が暗くなるので、安全上はどうだろう?
 乗客は寝ている人が多い。
 6時台出発の早朝便という事もあるけれど、あるいはこれもLCCの平均的な姿なのかもしれない。
 
画像

 南アルプス上空。
 中ほどの八ヶ岳も、遠くの浅間山も、頂が白くなっています。
 
画像

 九州上空。
 この後相ノ島から雁の巣上空を経由、福岡市内を一望する。
 つくづくカメラが使えないのが残念。
 まあ、離着陸時にカメラが使える使えないで大騒ぎするなんて、私一人だけなのだろうけれど…。

画像

 福岡空港では、第3ターミナルの一番端、1番ゲートに到着。
(第3ターミナルは国際線から転用の到着専用で、チェックイン・出発は第2ターミナルになります。)

AMX102
画像


画像

 AMXの出発は第1ターミナルで、JALが代行しています。
 SKYからだと、第3ターミナル→第1ターミナル、つまり端→端なので時間がかかりますよ。
 AMXは福岡での乗り継ぎには50分必要と書いてありますが、確かにその位は必要。
 他の航空会社との連帯輸送を行っていないので、前の便が遅れても待ってはくれません。
 今回は、元々乗継時間45分の上、SKY001が7分ほど遅れて着いたので、ナメてかかっていた分、冷や汗ものでした。

画像

 AMX102便のボーディングパス。
 実はJALが代行しているので、JALのパスを渡されるのではないかと思ったけれど、渡されたのはAMXオリジナルで一安心。
(以前、長崎からSNAに搭乗した時は、ANAのパスを渡されてちょっとガッカリ、という思い出があったので…。)
 手荷物検査場を入る前に、「写ルンです」を慌てて購入。

画像

 DHC-8-100だから、ビルから歩いて搭乗。
 外に出ると、風が冷たいけれど爽快。
 コミューターらしく、乗客が全員揃った時点で、4分も早く出発。
 ANA機のランディングを待って離陸。

画像

 JRの南福岡車両基地の上空。
 この後右手に新幹線の博多車両基地を見ると、脊振山地を越えて筑後平野にかかります。 

画像

 少し小さいのですが、窓の下に新鳥栖駅が見えます。
 博多基地から長いトンネル(筑紫トンネル・九州最長の鉄道トンネルとなる)を抜けて着きます。
 この後も、しばらくは右手に九州新幹線の高架橋を見ます。

画像

 キャビンはやはりこじんまりしています。
 最後部列は5人掛けになっていて、なんとなくバスのよう。
 女性の職員が搭乗していますが、CAというより保安要員としての性格が濃く、新聞を配って回った以外は、キャビンの前方に着席し、待機していました。

画像

 離陸から13分で早くも再びベルトサインが点灯し、天草に向けて降下。
 その最中、右手には雲仙普賢岳が近づきます。
 大火砕流の跡もはっきり見て取れました。

画像

 福岡から30分足らずで天草空港着陸。
 やはり小さい!
 機体から徒歩でも30秒足らず。
 入った所が、もう預託手荷物受取場です。

画像

 天草空港ターミナルビル。
 やっぱり羽田や福岡等とは比べ物にならない位。
 ただ、ビルの前の駐車場には、数多くのマイカーが並んでいました。

画像

 ターミナル内部もこじんまり。
 天草らしく、天草四郎?のイラストが飾られています。

画像

 一応、航空便に接続して、産交バス便があります。
 本渡バスセンターまでは意外に時間がかかり、20分程。
 運賃は280円。
 なお、もちろんSUNQパスで利用できますが、天草空港では入手できません。

天草
画像

 天草市下島のバス路線網の中心・本渡バスセンター。
 ここにはコインロッカーがないのですが、事務室で無料で預かってもらえます。
 原則は16時までですが、頼めば16時30分発の熊本行快速〈あまくさ〉までは預かってもらえます。

画像

 ここで、「SUNQパス 北部九州」を購入。
 3日間有効で8,000円。

画像

 10月1日運行開始の天草市コミュニティ「のってみゅうかー」。
 赤と青の2種類があります。
 地元の踊りの踊り手が描かれているらしいですが、なんとも色っぽい事…。
 残念ながら天草が若干曇がちだったので、青系は撮影できませんでした。
 青系については、先日発売の「バスラマインターナショナル117」に写真がありますので、そちらをご覧下さい。

画像

 その「のってみゅーかー」に関して、バスセンター内に手作りの案内書きがありました。
 色っぽいお姉様は、地元出身の画家のデザインだそうです。

画像

 中心部で「のってみゅーかー」が停車するバス停。
 天草四郎が描かれています。
 空港ターミナルもそうですが、「のってみゅーかー」のお姉様と、同じ人のデザインでしょう。

画像

 一方、バスセンターから徒歩20分程の産交バス・天草営業所に放置されていたバス停。(敷地外公道から撮影。)
 天草市は2006年に本渡市・牛深市などが合併して生まれました。
 それ以前に使われていたバス停がまだ残っているのですね。
 なお、通常の産交カラーのポンチョを見かけました。予備車でしょうか。

画像

 残念ながら天草は曇がち、バスがあまり撮影できなかったので、「SUNQパス」を利用して、リエッセで鬼池港まで行ってみました。
 遠くに雲仙。
 ここからは口之津まで、島鉄フェリーが通っています。(「SUNQパス」で乗れます。)
 実は20年以上前、口之津から島鉄フェリーで鬼池港に着いたのですが、フェリー自体は虹が見えたりして印象に残っているのですが、鬼池港自体はまるで記憶にないなあ。
 どうしてだろう?

九州産交バス 快速〈あまくさ〉
画像

 もったいないのだけれど、16時30分発の熊本行快速〈あまくさ〉で、天草を後にすることにします。
 この便は高速道路並みの「天草高規格道路」~「松島天草有料道路」を経由する速達便です。
 3往復ありますが、それでも熊本~本渡は2時間強かかります。
 何しろ同じ熊本県なのに、100㎞も離れているのですから。
 車両はどうやら〈ひのくに〉からの転用のよう。
 トイレもそのまま使えます。

画像

 高規格道路に入る前の国道324号線では、左手に雲仙普賢岳の景色を存分に楽しむ事ができます。
 陽がとっぷり暮れて真っ暗になった頃、新幹線の高架をくぐって熊本市内へ。
 駅付近は広場の整備や、市電の線路付け替えなどで雑然としているようでした。
 新幹線開通後の変わりようが楽しみ。

 今日は熊本泊。
 通町筋はクリスマスのイルミネーションがまばゆいばかり。

 天気予報では、明日は晴。
 明日は市電の新型も撮りたいなあ。
 どうか予報通り晴れて欲しいと願いつつ、眠りに就きました。

 申し訳ありませんが、コメントは受け付けない事にしています。この記事について何かありましたら、本体の「日本の路線バス・フォトライブラリー」上からメールを下さい。折返し返事をしたいと思います。
 また、何か質問がありましたら、やはり本体上からメールを下さい。解かる範囲でお答えをしたいと思います。質問と答えは当ブログにも掲載します。(名前は公表しません。)

この記事へのトラックバック