№101 JTB時刻表大研究 2009年

 10月半ばから不定期で書いてきた「JTB時刻表大研究」ですが、いよいよ今年・2009年について取り上げ、時刻表から見る今年の交通業界を振り返ってみたいと思います。
 JTB時刻表自体、5月号でついに1932年(昭和7年)の創刊から1000号になり、その前後の号も含めて大々的な祝賀キャンペーンが展開される事になります。
 時刻表は華やかでしたが、鉄道界ではどこか沈滞ムードが漂っていたような気がします。
 伝統の列車群はついに東京駅から全て姿を消し、エコノミーな鉄道旅行を好む層にもショックな出来事が起こります。
 そして、9月の政権交代は、時刻表に現れない部分も含め、交通業界全体に大きな影響を与えました。
 9月号以降は当ブログで個別に取り上げていて、重複する部分もありますが、予めご承知おきを。

《2009年の十大トピックス》
◆ 〈はやぶさ〉〈富士〉廃止 東京発着ブルートレイン全廃
 ついにこの日が来ました。
 3月14日の統一改正で廃止となり、東京駅から客車寝台列車「ブルートレイン」は全て廃止になりました。
 ブルートレイン自体が全滅する訳ではないのですが、さすがに東京駅から消えるというのはインパクトがあったようで、一般でも様々な媒体で取り上げられていく事になります。
 時刻表でも2月号「新のりもの風土記シリーズ100」で、過去の東海道線のブルートレインと共に取り上げています。
 「ブルトレブーム」今いずこ…。

 ところで、〈はやぶさ〉〈富士〉廃止でどのような事が起きたかを、違った角度で見てみますと…。
1.山陽本線 倉敷~門司で特急・急行が全廃
2.広島県の在来線から特急・急行が全廃
 JRが運行されている都道府県では、奈良県に次いで2例目になります。
 広島県の場合、新幹線接続の特急網の整備がありませんでした。
 伯備線・山口線のような、山陰地方へ直結する路線がないからでしょう。
3.JR九州と、他のJRを直通する定期列車が全廃
 既に、九州から小郡(新山口)へ直通する近郊型の普通列車は廃止になっていました。
 「定期」と断りましたが、臨時列車でも〈ムーンライト九州〉の設定が取り止めになっており、このままでは、イベント的な設定以外では、再来年の山陽~九州新幹線直通〈さくら〉の運行開始まで、直通旅客列車の運転は皆無という事になるでしょう。

◆ 〈ムーンライトながら〉〈ムーンライトえちご〉臨時格下げ
 個人的には、ブルートレイン廃止よりこちらの方がショックだった…。
 両列車とも、基本的には「青春18きっぷ」通用期間のみの設定になります。
(〈えちご〉のみ、GWと10~11月の週末も設定あり。)
 また、〈ながら〉に関しては、停車駅が大幅に削減されました。
 それにしても、「思い立ったらふらっと」乗れる夜行列車が減少していくのは、悲しいですね。
 確かに両列車とも、オフシーズンは乗客が随分少なくなっていたけれど…。

◆ 急行〈つやま〉廃止 昼行急行全廃
 急行といっても、車両は普通・快速と共用のキハ47でした。
 これで、残る定期急行は夜行の〈きたぐに〉〈能登〉〈はまなす〉のみとなりました。

◆ 〈成田エクスプレス〉新型車両導入

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 10月1日より、253系置き換えで、まず10往復で運行を開始。
 JR東日本ではまだ国鉄時代の車両を使用した特急も相当残っているし、JR化以降でも〈スーパーひたち〉(651系)、〈スーパービュー踊り子〉(251系)とNEXより古い車両もあるのですが、それらより早い取替えになりました。
 京成の成田空港新線の開業が来年に迫っており(今月になって「成田スカイアクセス」と称して7月開業を目標と発表)、それを見据えた新スカイライナーもお目見えしていますから、先手を打とうという事でしょう。
 また、〈雷鳥〉は683系4000番台の投入により一部が〈サンダーバード〉化、〈とかち〉は261系1000番台の追加投入で全て〈スーパーとかち〉となりました。

◆ 観光特急〈海幸山幸〉運行開始
 水害のため事実上廃線となった高千穂鉄道のトロッコ列車を引き取り、後述する水戸岡鋭治氏のデザインによって改造された車両を使用。
 10月10日より日南線(宮崎~南郷)で、主に土曜・休日に運転。
 ただ、以前も書きましたが、こういう列車でさすがに「特急」という種別はどうなんだろう?

◆ 阪神なんば線開業 阪神~近鉄相互直通運転開始
 3月20日開業の、関西の大型新線。

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 計画自体は戦後早くからあり、1964年までには西九条までが開通して西大阪線となり、一時期は西九条~三宮の特急が設定されていた事もありました。
 阪神なんば線はほぼ全列車が近鉄奈良線と相互直通を実施、三宮~奈良の快速急行と、尼崎~東花園・西大寺・奈良等の普通・準急列車の2本立てで設定されています。
 三宮~奈良は快速急行で約80分。
 同日、近鉄では近鉄難波→大阪難波、上本町→大阪上本町に改称しています。
 JTB時刻表でも3月号のカラーグラビアで、4ページを費やして、沿線の観光・行楽地と共に紹介しています。 

◆ 平成筑豊鉄道 門司港レトロ観光線開業
 貨物線の跡を利用して観光鉄道としたもので、4月26日に開業し、主に土曜・休日と春休み・夏休み期間中に運行。(冬季は運休。)
 南阿蘇鉄道で使用されていた小型DLと、島原鉄道で観光トロッコ列車として運行されていたトロッコ車両を使用しています。
 なお、鉄道では初めて「ネーミングライツ」を採用、「やまぎんレトロライン」という愛称があり、駅も3箇所でスポンサーに関連した名前がついています。

◆ いすみ鉄道 特別ダイヤ実施
 特定地方交通線転換の第3セクター鉄道は苦境が続き、前年(2008年)までに4社が全線、1社が一部を残して廃止になってしまいました。
(他に純民営鉄道2路線も共に廃止)
 そんな中、千葉県のいすみ鉄道(国鉄木原線)が、2年間の検証期間を設けて存続の是非を検討すると言う事で、手始めに2月28日・3月1日の両日、列車の大幅な増発を実施しました。
 大原~大多喜 16往復→22往復
 大多喜~上総中野 14往復→15往復
 JTB時刻表もかなり後押ししていて、2・3月号では黄色のページで、上総中野で接続する小湊鐵道共々特別ダイヤを掲載し、加えて3月号の「新のりもの風土記シリーズ101」で取り上げていました。 

◆ JR在来線特急・急行 座席車全席禁煙化
 3月14日改正で九州が、6月1日より東日本・東海・西日本が在来線の特急・急行で喫煙車・喫煙コーナーを廃止しました。
 既に北海道と四国は禁煙になっていて、これでJR在来線の座席車は完全禁煙になります。
 寝台車は個室を中心に喫煙車が残っています。
 私鉄も東武・西武・小田急・南海は禁煙になっていて、残るは近鉄と京成のみ。
(京成は来年7月運行開始の新スカイライナーは全面禁煙にすると発表済み)
 この他、JR東海は3月改正と同時に在来線駅構内を全駅禁煙化、JR東日本も4月と10月の2回に分けて、首都圏の駅のホームから喫煙コーナーを撤去しています。

◆ 富士山静岡空港開港 フジドリームエアラインズ就航
 6月4日に開港。
 恐らくは、一から新規に開設される地方空港は最後になるでしょう。
(来年開港予定の茨城空港は、百里基地の民間共用化によるもの。)
 開港時点では
 国内線 JAL…札幌 1便 福岡 3便 ANA…札幌 1便 沖縄 1便
 国際線 KL…ソウル 1便 OZ…ソウル 1便 MU…上海 週4便
 が設定されていました。
 地元資本のフジドリームエアラインズ(FDA)は7月23日に就航。
 JALは来年3月一杯で撤退を表明しており、福岡線はFDAが後を継ぐ見込み。
 建設当時から批判が多く、特に政権交代後はそのトーンが高まっています。
 既に東海道新幹線が走っているという事もあるでしょう。
 ただ、先日静岡に行って(空港には行かなかったけれど)ちょっと思ったのですが、空港が欲しいという気持ちは解らないでもなかった。
 静岡県は空港の空白地帯で、羽田も名古屋(中部・小牧)もあまりに遠いからです。
(セントレアへはしずてつバスが走っているが、片道3時間もかかる)
 今後はFDAを中心として、あまり高望みはせず、神戸のように国内線を中心として地道に利用の増加を図っていくべきでしょう。

◆その他
○ JR北海道ダイヤ改正 「とかち」→「スーパーとかち」に統一
○ JR九州 ICカード「SUGOCA」サービス開始
○ JR西日本宮島航路 「JR西日本宮島フェリー」に分社
○ 東急大井町線 溝の口延伸
○ 南海高野線 観光列車『天空』運行開始
○ 大分ホーバーフェリー 運行休止
 
《表紙の写真・グラビア連載》
 とにかく創刊1000号というお祭りの年なので、非常にバラエティに富んでいます。
 乗り物ではない物が表紙の中央を飾っていたりします。
 関連するグラビアも含めて記します。

1月号 つばさE3系〈米沢~置賜間〉
 まもなく400系を全て置き換える事になります。
●矢野直美のダイヤに輝く鉄おとめ 第29回 土佐くろしお鉄道ごめん・なはり線 車掌
●駅旅本線 第43駅 浜寺公園駅
●新のりもの風土記シリーズ99 出雲の正月 一畑電車
●駅弁細見259 ふくは福よぶ ふくめし(小倉駅)

2月号 東海道本線(国府津~鴨宮間)
 廃止目前の寝台特急〈富士・はやぶさ〉と、富士山・箱根の山々。
 客車が銀帯と白帯が混じっているのが、なんとも哀しい…。
●矢野直美のダイヤに輝く鉄おとめ 第30回 叡山電鉄 運転士
●駅旅本線 第44駅 萩駅
●新のりもの風土記シリーズ100 さよならブルートレイン 『富士』『はやぶさ』
●駅弁細見260 稲荷寿し(豊橋駅)

3月号 新橋駅付近
 N700系と、山手線E231系、それに「ゆりかもめ」をビル上から俯瞰撮影。
●矢野直美のダイヤに輝く鉄おとめ 第31回 北総鉄道 駅務掛
●新のりもの風土記シリーズ101 再建をかける第3セクター いすみ鉄道
●駅弁細見261 元祖鯛鮨 鯛の舞(敦賀駅)
「駅旅本線」はお休み。

4月号 
 松本零士氏の「銀河鉄道999」(「999」号とメーテル・鉄郎)。
 創刊999号という事からでしょうが、最初にこの表紙を見た時は時刻表ではなく、アニメ雑誌かと思ってしまいました。
 カラーグラビアのTOPで松本零士氏のインタビューが掲載されています。
 また、時刻表の年表が掲載されています。
 前半は創刊~昭和40年(1965年)11月1日まで。
●新のりもの風土記シリーズ102 上信ギャラクシーエクスプレス 銀河鉄道999号
●矢野直美のダイヤに輝く鉄おとめ 第32回 松浦鉄道 伊万里駅駅務係
●駅旅本線 第45駅 伊予西条駅
●駅弁細見262 千葉駅名物 やきはま丼(千葉駅)  

5月号
 水戸岡鋭治氏とドーンデザインによるイラストの表紙。
 上から8620(SL・1925年)、151系(1958年)、0系(1964年)、787系(1992年)、N700系7000番台(2011年)が描かれています。
 カラーグラビアのTOPも水戸岡鋭治氏。
「鉄道氏の語り部 “時刻表のあゆみ”」は後編で昭和42年(1967年)から。
「ありがとうキャンペーン」と題したプレゼント、NREなどとのコラボ『1000号はっこう弁當』もありました。
 なお、定期の連載は全てお休み。
 
6月号 みなとみらい駅
 ホームで子ども(兄妹?)が手を振っています。
 前号に引き続き1000号記念企画がグラビアを飾り、鉄道博物館での記念イベントや、プレゼント企画が掲載されています。
●矢野直美のダイヤに輝く鉄おとめ 第33回 江ノ島電鉄 鉄道部 江ノ島駅配属
●駅旅本線 第46駅 若桜駅
●新のりもの風土記シリーズ103 肥薩線に再復活! 58654SL人吉
●駅弁細見263 森駅名物 いかめし(森駅)
 
7月号 和歌山電鐵 スーパー駅長「たま」・たま電車
 人間以外の生き物(猫)が表紙に登場するのは初めて。
 「たま電車」は、「いちご電車」「おもちゃ電車」に次ぐ2700系(南海22000系「ズームカー」)の改装車両で、これも水戸岡鋭治氏の手に依ります。
 「たま」の反響は大きかったようで、会津鉄道・芦ノ牧温泉駅の「ばす」駅長はCDデビューをするのだとか。
 引き続きプレゼント企画掲載
●矢野直美のダイヤに輝く鉄おとめ 第34回 和歌山電鐵貴志川線 喜志駅スーパー駅長(メスだったのか…)
 関連したプレゼントもあり。
●駅旅本線 第47駅 芦野公園駅
●新のりもの風土記シリーズ104 世界遺産の高野山へ 観光列車『天空』
 ズームカーも、道が分かれたな…。
 続いてが箱根登山鉄道の特集記事で、リニューアルされた箱根湯本駅も紹介されています。
●駅弁細見264 岩手県産牛 焼肉弁当(一ノ関駅)
 
8月号 ロイヤルウイングと横浜開港150周年記念事業マスコットキャラクター「たねまる」
 ロイヤルウィングは横浜港のクルーズ船で、船舶が表紙を飾るのは前年の「ナッチャンWorld」に次いで2回目。
 「たねまる」は、今年みなとみらい地区付近及びよこはま動物園付近を会場にして行われた「開国博Y150」のキャラクターでもありました。
 「Y150」はカラーグラビアでも取り上げられましたが、「たねまる」は人気が出たものの、「Y150」は不入りに終わってしまい、今現在でも市政の場で、様々な問題が指摘されている所です。
●矢野直美のダイヤに輝く鉄おとめ 第35回 東京モノレール 運転士
 この方は、2007年1月号の第5回でも紹介されていました。
 当時は駅務係で、翌2008年に運転士に昇格されています。
●駅旅本線 第48駅 知床斜里駅
●新のりもの風土記シリーズ105 夏休みのふるさとへ 秋田 2つの第三セクター鉄道
●駅弁細見265 有田焼カレー(有田駅)
「ありがとうキャンペーン」第2弾スタート。

9月号 
 はとバスの新エアロクィーンと、東京タワー。
 カラーグラビアでも取り上げられています。
 続いて「水郡線で行く 奥久慈しゃものふるさと」。
●矢野直美のダイヤに輝く鉄おとめ 第36回 北近畿タンゴ鉄道 運輸部営業課KTRアテンダント
●駅旅本線 第49駅 加賀一ノ宮駅
●新のりもの風土記シリーズ106 呉線を行く豪華な快速列車 瀬戸内マリンビュー
●駅弁細見266 愛のご膳(直江津駅)

10月号 10月1日(木)デビューする新型車両「成田エクスプレス」
 E259系が、多分千葉~成田の間のどこかを走っています。
 やっと、普通の時刻表らしい表紙になりました。
「『JTB時刻表』1000号記念 フォトコンテスト入賞作品発表!」掲載。
●矢野直美のダイヤに輝く鉄おとめ 第37回 JR東日本 池袋駅助役
●駅旅本線 第50駅 直方駅
●新のりもの風土記シリーズ107 レトロな国鉄形気動車が行く 大糸線北部のキハ52
●駅弁細見267 三色ほうば寿司(高山駅)

11月号 高山本線(飛騨金山~焼石)
 85系〈ひだ〉が飛騨川沿いを走ります。
 …と書いて気付いたのですが、この構図は、1998年11月号と同じですね。
 この時は「高山本線」と書かれただけで、具体的な区間は記されていませんでした。
 木々の生え方とか、川や切り通しの側壁はかなり違って見えるけれど、同じ場所の撮影のような気がします。
●矢野直美のダイヤに輝く鉄おとめ 第38回 大井川鐵道 観光車掌
●駅旅本線 第51駅 寺田駅
●新のりもの風土記シリーズ108 富士山麓を行く観光列車 富士登山電車
●駅弁細見268 ばんだい 松茸めし(郡山駅)

12月号 
 JALのB777-300(JA751Jのよう)の離陸。
 旅客機が表紙を飾るのは初めてなのだけれど、タイミングが悪いなあ。
 カラーグラビアも「快適な空たびへ行こう!」と題して、国内線ファーストクラス・クラスJが紹介されていたりします。
●駅旅本線 第52駅 能代駅
●矢野直美のダイヤに輝く鉄おとめ 第39回 JR東海 大阪第二運輸所 車掌長
●駅弁細見269 神戸ワイン弁当(新神戸駅)

《裏表紙の広告》
「阪神なんば線」の開業があったからなのか、昨年後半から近鉄の広告が目立ちます。

1月号 丸沼高原スキー場
2月号 東京都交通局 東京→夢の下町
 昨年から運行されている、東京駅~秋葉原~上野~浅草~両国ルートを走る観光路線バス。
 在来の車両を改造して運行しています。
 なお、運賃制度は一般の都営バスと全く同じで、PASMO(Suica)も利用できます。
 カラーグラビアでも紹介されています。

3月号 近鉄 「時を超える。奈良」
4月号 近鉄 「わたしが響くたび。伊勢志摩」
5月号 WILLER EXPRESS
 「WILLER EXPRESS」は、高速バスに近い形態(広告では堂々と「高速バス」と謳っています)で全国各地で運行され、低運賃で人気の一方で様々な問題も指摘されている、「会員制ツアーバス」の一つ。
 でもまさか、JTB時刻表で広告が載るとは思わなかった。
 当然今現在でも時刻表は掲載されていないのですが、いつか在来の高速バスと同様に扱われる時が来るのでしょうか。

6月号 近鉄 「時を超える。奈良」
7月号 近鉄 「わたしが響くたび。伊勢志摩」 
8月号 サーモス株式会社 サーモスマジック
9月号 近鉄 「内面美人が生まれる。奈良」
10月号 近鉄 「秋の伊勢志摩」
11月号 近鉄 「奈良旅行は計画的に」
12月号 サーモス株式会社 サーモスマジック

《その他》
 上の《十大トピックス》では上げませんでしたが、北陸鉄道・石川線の鶴来~加賀一の宮間が、今年の10月を持って廃線となりました。
 廃止の申請が1年前に出されていた事もあり、黄色のページでは廃線までの間、結構頻繁に時刻が掲載されていました。
 特に1月号においては、白山比咩神社初詣と言う事で、大晦日から元日深夜2時台にかけて全線で臨時列車が運転された他、元日~3日は日中の鶴来折返しが全て加賀一の宮まで延長されています。
 この後も2・3・9月号で時刻を掲載。
 また、終点の加賀一の宮駅は、9月号のグラビア「駅旅本線 第49駅 加賀一の宮」駅でも取り上げられています。

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《定価》
1~12月号 1150円(本体1095円)

※その他のトピックス
◆ 新型インフルエンザ 世界的大流行
◆ 鹿島アントラーズ Jリーグ3連覇
◆ 『おくりびと』 アカデミー賞最優秀外国語映画賞受賞
プロ野球日本シリーズ 巨人(4-2)日本ハム MVP:阿部慎之介
日本ダービー優勝馬 ロジユニヴァース 鞍上:横山典弘


 これで、1989年からのJTB時刻表ウォッチは終わりました。
 改めて振り返ってみると、特に10~20年位前の文については、相当舌ったらずな記述に終わってしまっていて、もう少し練って書くべきだった、という所が、自分の目でも見ても多々ありました。
 「ブログ」の性格からすると、過去に書いた文にあまり手を加えてはいけないのかも知れませんが、来年になったら、もう少し内容を精査して、書き足すべき所、書き直すべき所に手を加えて見たいと思います。
 この企画はもう少し続けます。
 来年は、グラビアの連載について取り上げる予定です。
 読み物的な性格を強める時刻表にとっては、グラビアの連載は欠かせぬものですから。

 申し訳ありませんが、コメントは受け付けない事にしています。この記事について何かありましたら、本体の「日本の路線バス・フォトライブラリー」上からメールを下さい。折返し返事をしたいと思います。
 また、何か質問がありましたら、やはり本体上からメールを下さい。解かる範囲でお答えをしたいと思います。質問と答えは当ブログにも掲載します。(名前は公表しません。)

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