
足掛け2年の年越し旅行も、最終日となりました。
飯田線に乗ります。飯田線は…たぶん、昭和の終わり、165系が走っていた頃が、完全に最後です。だから平成時代、119系とかには乗っていないのです…。
何たるブランク…。
乗るなら119系とかもいいが、昔の旧国…リニア・鉄道館で保存されているクモハ52とかに乗りたかったが、ともあれ超久しぶりの飯田線、豊橋から辰野(さらに茅野)まで完全踏破で、この旅を締めくくります。
1月 3日(金)
この日はキチンと目覚ましをONにして、6時には目を覚まして、朝食もキチンと食べています(前日もキチンと食べたけれど)。前日の長良川鉄道と違って、8時11分発の列車にキチンと乗らないと、最後に困るので…。

朝の豊橋駅。

「負けヒロインが多すぎる」か…。豊橋舞台のラノベらしいが、この手の路線、そろそろ食傷気味、の感はしませんか?若い皆さん。
(「マケイン」とか長いタイトルを4文字に略して呼称するのも)

豊橋駅は、1・2番線が飯田線、3番線が名鉄名古屋本線で、下地の先まで線路を共用する。

天竜峡行511Mは、213系5000番台(5009F)。2連だが、車掌が乗務している。213系はワンマン運転には対応していない。

車内は基本的に、関西本線時代と変わらないか。トイレが追設されたくらいで。

下地の先、豊川放水路を渡った信号所で名鉄と別れる。左には何度も行ったが、右はだいぶ久しぶり。

元はローカル私鉄の寄せ集めだけに、やはり小ぢんまりした駅が多い。長山。

右に見る三角形の山は本宮山、で良いのだろうか?

序盤はのどかな、あまり変哲もない田園地帯の風情。

新城で10分停車。駅前は意外に小ぢんまりしていて、普通の路線バスは来ない。この辺は豊鉄バスのエリアだが、昔の電車の代替路線も、駅から離れたところを経由するようだ。

平岡始発の320Mと交換。向こうも213系。

無人駅の三河東郷。新城から10分もかからないが、ここでも9分停車。

駒ヶ根始発の快速2524G。向こうは快速なのに、ワンマンだ。

新東名高速。国鉄時代には中央道の開通で、飯田線は特に長野県側が大打撃をこうむったが、新東名の開通で、今度は南部の愛知県側も、今後影響がじわじわと出てくるのかも知れない。

JR東海だからまだマシかも知れないが、線路はやはり、どこか貧弱。

ところで、三河大野を出ると、車掌が「きっぷを拝見」と、検札に回ってきた。普通列車で検札を受けたのって、いつ以来だったっけ?近年のJRでは、(車掌が乗務していても)検札を受ける事が全然なかったのだけれど…。

三河川合。ここでも5分ほど停車。駅舎…と呼べるほどのものではないが、真新しいけれど小ぢんまりした小屋が建つ。三河東郷もそうだった。

三河東郷駅のホーム。島式で、小屋とは踏切で結ばれている。

その踏切から撮った、伊那松島始発528M。普通列車だが、「秘境駅」など一部は通過、という列車。

この2つ先、東栄で愛知県は終わり、静岡県に入る。相川沿いに走る。

中部天竜駅到着。20分停車。
ここは駅員はいるが、駅付近は何もない。もちろんコンビニなんて気の利いたものはなく、飲料の販売機以外では、飲食物が手に入らない。

それにしてもここが静岡県、しかも浜松市天竜区というのは、なんとも奇妙な感覚。新幹線がひっきりなしに行き交う浜松駅付近と、同じ政令指定都市なのだから。

運行の拠点の一つなので、構内は広い。213系が留置されている。

しかし運行本数は、浜松駅とは全く比べ物にならないくらい少ない。「かけ込み乗車は「危険」だから次の電車を」ったって、3時間以上間が空いている所もあるようでは、何の意味もあるまい。

213系の置き換え計画がアナウンスされている事もあって、停車中に撮影している「鉄」も少なくない。
中部天竜止まりの1504Mの到着(それが一番上の画像)を待って、出発。

かつてはレールパークがあった佐久間だが、この間に訪れた事はなかった。

水窪も3分停車。時刻表は中部天竜以上にスカスカ。

水窪の市街地は、水窪川をはさんだ反対側にある。遠江二俣へ行くバス路線(かつては国鉄→JR東海バス、後に遠州鉄道、現在は地元のタクシー会社が運行)があるが、駅前からではない。

〔伊那路2号〕待ち合わせ。

ここから静岡・長野両県境をまたぐあたりが、最も「秘境」らしいだろう。小和田は、かつては行き違いができたようだが。

代表的「秘境駅」の一つ、中井侍駅。それでもここで降りた客がいるが、「鉄」に違いない。それでも、次の停車は約2時間後で、まだ良い方?

平岡を発つと、平岡ダムが造った平岡湖沿いを行く。ニールセン橋の羽衣崎橋。

ここも「秘境駅」の代表格、為栗。

金野駅。中居侍も為栗も金野も、急行(臨時〔飯田線秘境駅号〕)は停車するのに、為栗と金野は、普通列車でさえ一部は通過してしまう…。

飯田線は、静岡県を挟む区間は、案外長大トンネルが多い(一部は災害対策もあったのかも知れない)。最後も長いトンネルを抜けると、急に開けた感じがして、終点の天竜峡に到着。豊橋から116.2㎞、約4時間の所要時間だった。
しかし、195.6㎞の飯田線はまだこれから。辰野まであと79.5㎞、全線の40%が残っています。「飯田線=秘境」のイメージもあるがそれは天竜峡より南、特に静岡県を挟む区間について言える事、後半は、高原的な風景が連続します。茅野からは中央線で帰路に就くが、それは次回です。
(ただし、明日はお休みか、違う事を書く予定)
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