№2888 11月最初の旅は広島路 3〔終〕.呉線の旅 海を愛でつつ 最後にちょっと困ったことが

2024_1105-00.jpg
 11月5日の後半です。呉線に乗ります。呉ポートピアまでは12年前、廃止直前だった呉市営バスの撮影で乗車、さらに呉まではその前年に乗っているが、呉から先の東半分は、やはりもう何十年ぶり、の話になってしまいました。

 広島13時30分発快速〔安芸路ライナー〕で出発。呉線もこの12年の間で車両面では様変わり、完全に227系の天下になりました。クモハ227ー53を始めとする3連で、ワンマン運転。

2024_1105-26.jpg
 坂を過ぎると、右手に瀬戸内の海を見るようになります。

2024_1105-27.jpg
 小屋浦で、広島行き2641Mが待っていました。広島~呉間は、前回呉ポートピアまで乗車した時点では、〔安芸路ライナー〕は60分、普通は30分間隔でした。これが乗車直後の3月17日改正で、運行本数の関係が逆転する事になります。〔安芸路ライナー〕は停車駅の変更もありました(海田市・吉浦に停車、天神川は通過となった)。

2024_1105-28.jpg
 さらに穏やかな瀬戸内の海は続く。

2024_1105-29.jpg
 通過の川原石駅が近づくと、呉の市街地が近づいてきました。
 呉はそのままスルー、長いトンネルを通過していく。

2024_1105-30.jpg
 黒瀬川を渡る。呉市は休山がある半島で東西に分断された格好だが、その東側も住宅や工場が多い。

2024_1105-31.jpg
 広で始発の120M三原行に乗り換え。広側もかつては市電も走っていたようだが(駅前ではなく、その手前で曲がって海の方へ向かっていった)、1分では駅のたたずまいを見る余裕もなく、このようなツーショットを撮るのが精いっぱい。120Mはクモハ227-69×2連で、当然のごとくワンマン列車。

2024_1105-32.jpg
 呉より東側は(西側もあったかもしれないが)、正規のJR西日本の駅名標の他、イラスト入りの駅名標が目立つ。

2024_1105-33.jpg
 安浦を発つと、再び瀬戸内海を見る。島も多い。駅の駅名標はカニが描かれていたが、この付近は「生かき」の看板が目立つ。
 それにしても乗客が少ない。風早~安芸津間(ちなみに東広島市内。ピンとこない)で数えてみたら、1両目…5人・2両目…9人、合計14人だけ、だった。さすがに竹原からの乗車は少なくなかったが。

2024_1105-34.jpg
 忠海では小型のフェリーを見かけた。大久野島(ウサギで有名なのだそうだ)へ行くのだろうか。

2024_1105-35.jpg
 安芸幸崎駅。当然無人駅。

2024_1105-36.jpg
 この駅で、広行127Mの待ち合わせ。ところが、山陽本線の踏切のトラブルを引きずったらしく、6分の遅れでやってきた。ちょっと待ってよ、三原から岡山まで、普通列車の乗り継ぎで行きたいのに…。

2024_1105-37.jpg
 須波の手前、佐木島を見る。

 結局遅れを取り戻せないまま、三原到着。
 ところが、15時44分発岡山行1546Mは、さっさと時刻通りに出て行ってしまっていた。なんで?この程度は待ってくれないの?15時43分発広島行329Mは待っていたのに。
 次の岡山方面行は、16時19分発428M(糸崎行・岡山行連絡)になるらしい(16時05分発329Mはその後)。30分以上も待つ事になるのが分かっているなら、なんで5分くらい待ってくれないんだ、と思った。同じJR西日本だし、1546Mは福山で8分停車があるので遅れは取り返せるはずなのに(あるいは福塩線や新幹線への接続があるかと思ったが、それはない)。
 はっきり言って腹立たしい、が、泣いてもわめいても駄々こねてもカスハラかましても、何も変わらない。問題なのは、岡山まで普通列車で行ってしまうと、帰りが遅くなりすぎる事。名古屋からは小田原停車の〔ひかり〕に乗るつもりで、横川では乗車券のほかに岡山→小田原間の自由席特急券も購入していたのだが(C/Cで)、ここから新幹線、とせざるを得なくなった。新幹線の改札口の脇の窓口に聞くと、不足分は現金で支払ってほしい、という事で、新しい新幹線の特急券を手にする事になる。

2024_1105-38.jpg
 今の三原は、山陽新幹線は事実上〔こだま〕しか停車しない(下り〔ひかり591号〕は新大阪~博多間で通過駅が新尾道と厚狭しかなく、〔こだま〕同然)。16時12分発〔こだま856号〕は「レールスター」編成だった。最後部の723-7013に乗車。

2024_1105-39.jpg
「レールスター」編成に乗るのは初めてだったが、結構古びているなあ、の印象は否めなかった。コンセントが全くないのも、現代の旅客にはマイナスに映るだろう。華々しく山陽路を駆け抜けた「レールスター」も、輝きは短く終わってしまった感がある。九州新幹線全通・相互乗り入れが一因だろう。

2024_1105-40.jpg
 福山城。

2024_1105-41.jpg
〔こだま856号〕は新大阪行だが、乗り通してしまうと、新大阪からの〔ひかり662号〕には乗れなくなる。岡山で〔のぞみ42号〕に乗り換え。

2024_1105-42.jpg
 大阪はもう真っ暗。茶屋町の高層ビル群の明かりがまぶしい。

2024_1105-43.jpg
 新大阪で駅弁を購入する。コンコースの賑わいを見て思ったのだが、「フードコート」が新幹線の駅構内にあっても、良いのではないか?新大阪駅はコンコースも広くて、場所は確保できそうな気がするのだが。

2024_1105-44.jpg
 本当は名古屋から乗りたかった(〔のぞみ〕からの乗り換えで)〔ひかり662号〕。基地から出てきて、折り返す形で出発する。5号車の785-1318(東海)に乗車。

2024_1105-45.jpg
 先の新大阪で買っていた、とんかつ弁当の駅弁。

2024_1105-46.jpg
 小田原20時38分着。東海道線に乗り換えるが、1938Eは4分しかない。むろん正式な接続列車ではないが、その次の1670Eは20時57分発だから20分近くも後になる。東海・東日本と会社が違うといっても、小田原の接続、もう少し何とかなりませんかねえ?夜は特に。小田原停車〔ひかり〕⇔東海道線沿線相互の乗り換え需要は、かなりあるので。

 という感じで、なんとか22時を回る前に、自宅に帰り着く事が出来ました。終盤にケチがついてしまったけれど。
 次の「弾丸旅」は、3週間後になります。小浜線と、樽見鉄道に乗りたかったのだが、小浜線が…。

 当ブログでは直接のコメントは受け付けません。何かありましたら、引き続き本体の「日本の路線バス・フォトライブラリー」上からメールを下さい。折返し返事をしたいと思います。質問がありましたら、やはり本体上からメールを下さい。解かる範囲でお答えをしたいと思います。質問と答えは当ブログにも掲載します。
 当ブログ上からでは発表できない緊急の事態が発生した時は、本体でお知らせします。


 いすみ鉄道は今日、「運休期間の長期化が見込まれ、再開時期は現状ではお知らせできない」旨の発表がありました。今年中は無理っぽいなと思っていたが、いすみ鉄道に限らないが、ローカル鉄道はどこも線路が貧弱だ、というのは、全国のローカル線に乗ってきて感じていたところで、函館本線の一件もあるし、やはりどこの鉄道も足元からしっかり固めないと、いずれもっと大変な惨事を引き起こす事になるのではないか。いすみ鉄道に関しては、とりあえず来春の菜の花のシーズンには、間に合わせる事ができるだろうか?
(今日から平日の代行バスの増便・増車を行っている)

《What's New》
 8日 能登復興支援チャリティーテニス大会 国枝 慎吾・小田 凱人が対戦
 9日 教え子に性的暴行 中学校元校長に懲役9年判決
posted by 菊池 正人 at 23:00Comment(0)旅行

№2887 11月最初の旅は広島路 2.岩国と広電

 広島遠征2日目。画像が多めになるので2回に分けます。

11月 5日(火)

2024_1105-01.jpg
 朝の西条駅。一般の路線バスの他、企業送迎のバスの出入りも多い。

2024_1105-02.jpg
 7時40分発の岩国行1511Mで出発します。岩国まで乗り通す。

2024_1105-03.jpg
 車内には西武「Laview」の広告があった。

2024_1105-04.jpg
 4月いっぱいで廃線となった、スカイレールサービスの軌道は、今のところは完全にそのまんまになっている模様。いつか撤去される日が、来るのだろうか。

2024_1105-05.jpg
 EF210の0番台と300番台。帯の色だけでなく、窓やルーバーの配置も異なっているのが分かる。

2024_1105-06.jpg
 左はマツダスタジアム、行く手には高層ビル。まもなく広島駅。

2024_1105-07.jpg
 西広島を過ぎると、左手に広電宮島線が並走する。五日市の手前で、広電は修大共創中高前。

2024_1105-08.jpg
 宮島口を過ぎて、左手に宮島を見る。

2024_1105-09.jpg
 岩国到着。現在の山陽本線の時刻表。日中は広島側も徳山側も、たぶん最盛期の半分くらいまで本数が減っていると思う。

2024_1105-10.jpg
 改札口にはインターホンがある。まだ使用されていないが、この先、改札口に駅員がいない時間帯が発生する、という事になりそう。思えば、〔はやぶさ・富士〕廃止以降の今の岩国は、快速・普通列車しかないからねえ。

2024_1105-11.jpg
 こんな運動があるとは知らなかったが、「世界遺産」とは、観光資源として登録するものではないから、そこは勘違いしないように。

2024_1105-12.jpg
 快速・普通列車しかない今の岩国だが、10月5日からは、平日の〔通勤ライナー〕1本、土休日の〔シティライナー〕2本に「うれしート」が設定されている。実績は注目される。

2024_1105-13.jpg
 折り返しの1522Mで、宮島口まで戻ってきました(この区間はPASMOで乗車)。

2024_1105-14.jpg
 駅前の交差点の地下道をくぐって、宮島へのフェリーの乗り場。左が広島松大フェリー(広電系)、右がJR西日本宮島フェリー。当然の如く、インバウンドを中心にして観光客が朝から多かった。

2024_1105-15.jpg
 前回・2022(R4)年3月に来た時には工事中だった、広電の宮島口駅。翌年(だから去年)には新駅に移転したよう。大きい。

2024_1105-16.jpg
 3面4線で、屋根がドーム状。乗り場はアルファベットで表記されている。

2024_1105-17.jpg
 以前の宮島口駅があった場所は、とりあえず駐車場になっている。

2024_1105-18.jpg
 いきなり端折っちゃうが、広電西広島駅。

2024_1105-19.jpg
 現在の広電西広島は、広電本社前行の3号線は日中の運行がなくなっていて、2号線(宮島線)が10分間隔で発着するのみ。だから広い構内は少々持て余し気味。広電といえども、コロナ禍あるいは運転士不足の影響は免れなかった、という事のよう。

2024_1105-20.jpg
 JRの西広島駅。近代的な橋上駅舎になっている。
 ここで約1時間、ボン・バスの写真を撮っていました。先日本体で公開したが、この間に現れたのは、日野の中型車だけだった(もともと中型車しかないが)。

2024_1105-21.jpg
 また端折って、土橋で乗り換えて江波。車庫の奥の方に、ハノーファーからの電車が見えます。
 手前の1913号車に乗って、横川駅に向かう。

2024_1105-22.jpg
 広電では移籍車両には車内にプレートが貼られているが、1913号車が製造されたのは1957(S32)年だそうで、とっくに広電時代の方が長い。1900形は実働が70年に近くなり、さすがに廃車が進んでいる。この車両もいつまで走るのか。

2024_1105-23.jpg
 横川駅の、広電の電停。現在は8号線の他、広島港へ行く7号線も発着する。それにしても、江波から横川駅までは27分かかった。8号線は4.3㎞だから表定速度が10㎞/hに満たず、明らかに遅すぎる。広電は来年「minamoa」の新駅に乗り入れるが、その先は自治体などの協力も得つつ、在来の路線の近代化を図って、全体的な所要時間短縮を図らないと、広電と言えどもいずれは行き詰ってしまうのではないか(信号の待ち時間がトータルで長すぎる)。

2024_1105-24.jpg
 JR横川駅の地下通路には、サンフレッチェ広島の装飾があった。今年からホームが平和記念公園に近いエディオンピースウィング広島に移転していて、横川駅からも、歩いていけない事はない(電車利用なら最寄りは寺町)。試合がある日は、横川駅も相当混みあうのだろう(となると、この設備で大丈夫か?となるかも知れない)。

 横川駅で帰りの呉線経由の乗車券、それと新幹線の特急券を購入し(券売機で)、広島駅に移動して、呉線に乗る事になるが、それは次回です。

 当ブログでは直接のコメントは受け付けません。何かありましたら、引き続き本体の「日本の路線バス・フォトライブラリー」上からメールを下さい。折返し返事をしたいと思います。質問がありましたら、やはり本体上からメールを下さい。解かる範囲でお答えをしたいと思います。質問と答えは当ブログにも掲載します。
 当ブログ上からでは発表できない緊急の事態が発生した時は、本体でお知らせします。


 年末年始の運行計画が相次いで発表になっているが(主要な所では京王がまだ)、終夜運転に関しては、前年度並みとみて良さそう。京阪本線や伊豆箱根大雄山線は終夜運転を行うが、川崎大師がある京急でさえ終夜運転をやらない(〔初日号〕の運行や一部列車の運行区間延長はある)というのでは、全国規模で終夜運転は、この先もほぼほぼ、この規模で収まる事になるのだろう。元々縮小傾向だったところにコロナ禍だったから、深夜の初詣の需要は相当冷え込んだ、という判断なのでしょう。
 JR東日本が、再来年3月予定の運賃改定(早い話値上げ)を申請しました。もう少しキチンと内容を読みたいと思う。
 
《What's New》
 6日 慈恵医科大学付属病院小児科リニューアル セガサミーのゲームキャラ起用
 7日 島根原子力発電所2号機再稼働 2012年1月以来
 韓国の大統領の弾劾議案は投票自体が成立せず、ユン・ソンニョル大統領は職務を継続する事になりました。他国の内政だからどうのこうのは言えないかも知れないが、これで良かったのか?の印象はぬぐえない。なかった事にはできない(それは許されない)一大事だけに、今後は大統領自身のみならず、与党「国民の力」の姿勢も、相当厳しく問われる事になるのではないか。
 ミポリンがお亡くなりになってしまいました…。お悔やみを申し上げるが、まだ54歳なのに?
posted by 菊池 正人 at 23:00Comment(0)旅行

№2886 11月最初の旅は広島路 1.のぞみで西へ

 11月も弾丸旅行月間となって、まず4~5日は広島方面へ。呉線に乗る、という事もありました。当然、翌日になってしまうのだが。

11月 4日(月)

2024_1104-01.jpg
 最初は9月に博多、10月に岡山まで乗った〔のぞみ51号〕を想定していたが、この日は1本早い〔のぞみ181号〕に乗れました。いつもは〔のぞみ239号〕として新大阪止まりだが、この日は博多まで延長運転。しかも福山停車。西条の宿泊を予定していたが、〔51号〕は福山通過、岡山で〔さくら571号〕に乗り換えなければならず、しかも普通列車の接続もあまりよくなくて、西条の到着が遅くなってしまうのでした。
 西日本のN700系で、①号車の783-5011に乗車。3連休の最終日とあって、自由席は混雑していて、窓際も通路側も全部埋まってしまっていました。まあ、空席があっただけまし。
(来年、自由席が1両減ると、特に新横浜からだと自由席の確保はさらに難しくなりそう)

2024_1104-02.jpg
 夕食は、崎陽軒のシウマイ弁当♪スィーツも、崎陽軒の月餅にしました。

2024_1104-03.jpg
〔のぞみ〕の車内。

2024_1104-04.jpg
 名古屋で〔ひかり651号〕を追い抜き。
 もう暗いし、あまり書く事はない。

2024_1104-05.jpg
 福山到着。通過線方式の相対式2面4線。

2024_1104-06.jpg
 糸崎行1763Mに乗り換える。この列車はまだ115系。モハ115-1034に乗車。

2024_1104-07.jpg
 その車内。

2024_1104-08.jpg
 糸崎で347Mに乗り換え。広島側の227系。思えば糸崎で乗り換えなんて中途半端だ。次が新幹線停車駅でもある三原、なのに。

2024_1104-09.jpg
 227系は、車端部がロングシート。

2024_1104-10.jpg
 山陽本線を中心とした、JRの路線図。ブルー地はICOCAを始めとするICカードで乗れるエリアだが、設定がどこか中途半端な気がする。

2024_1104-11.jpg
 この「きっぷは目的地まで正しくお求めください」の但し書き、そういえば、と今気が付いたのだが、これが列車内にあるのはひょっとしたら、JR西日本だけではないか?関東地方では、少なくとも車内では(JR以外も含めて)一切見ないのだが。今後他地域でもあるかどうか、注意してみたい。

2024_1104-12.jpg
 夜の西条駅。21時34分着。〔のぞみ51号〕からだと22時12分になっていた。

 この日は駅前のホテルに宿泊、明日を待ちます。

 当ブログでは直接のコメントは受け付けません。何かありましたら、引き続き本体の「日本の路線バス・フォトライブラリー」上からメールを下さい。折返し返事をしたいと思います。質問がありましたら、やはり本体上からメールを下さい。解かる範囲でお答えをしたいと思います。質問と答えは当ブログにも掲載します。
 当ブログ上からでは発表できない緊急の事態が発生した時は、本体でお知らせします。


 通天閣が、南海電鉄の子会社になったそうです。こんな事、あるのか、と思った。大阪の方々はどう思います?

《What's New》
 4日 労働組合JAM 春闘方針案策定 月15,000円以上の賃上げ要求
 5日 中野サンプラザ跡地再開発見直し案 中野区議会で提示
 韓国の「非常戒厳」は、寝ている間に起きて、起床の直前に終わった事なので、「そんな事あったの?」というのが、正直な所。別に暴徒が群れを成して街の中を暴れまわっていたわけでもなく、国の元首が究極の宣言を発出するにはあまりにも唐突で稚拙、だったのは事実でしょう。とりあえずは韓国の内政で解決してもらわなければならないが、これが日本などとの関係を必要以上にこじらせる事にならなければ、良いのだが…。旅行を急遽取りやめ、という人が多かったようだが、航空会社の運航には影響は出ていないようで、ANA・JALは、特に運航状況を告知していない。
posted by 菊池 正人 at 23:00Comment(0)旅行