
JRグループは先々週の12月13日、来年3月15日のダイヤ改正についてリリースを出しました。少々遅くなりましたが、ここにまとめておきます。
(きれいにまとまっていないだろう事は、申し訳ないです)
来年は関西万博の開催があり、特にJR西日本では〔エキスポライナー〕運行など万博関連輸送もあるが、今年の北陸新幹線敦賀延伸のようなビッグプロジェクトは、来年はないです。また、E8系や273系のような、新形式車両の導入もありません。
むしろ、中央線快速のグリーン車連結や、「アーバンネットワーク」等の「うれしート」増設定など、大都市圏でワンランク上のサービスを提供する動きが、さらに広まりつつあるようです。
JR各社毎に、改正内容を記します。
(列車番号は、基本的には現行ダイヤ)
JR東日本
新幹線
1.東北新幹線〔はやぶさ〕を1往復増発する。
下り はやぶさ27号 東京14:44 → 17:54新青森
上り はやぶさ26号 新青森14:17 → 17:32東京
停車駅:上野・大宮・仙台・盛岡・八戸
2.〔やまびこ59・61号〕〔つばさ123号〕で所要時間を短縮する。
〔つばさ123号〕の東京→山形間は13分短縮し、2時間41分で運行。
3.〔つばさ〕にE8系を追加導入し、東京~山形・新庄間9往復で運行。
(E8系運行が確約されているのは131・122・124号で、他はE3系で運行される場合あり)
2026(R8)年春までには、E8系への置き換えを完了する。
在来線
1.中央快速線でグリーン車サービスを開始する。
サービス区間は中央本線・東京~大月間及び青梅線・立川~青梅間。
グリーン料金はSuicaで東京~八王子間750円・東京~大月間(紙券は+260円)。
なお、東京・新宿で他のグリーン車連結列車(上野東京ライン・横須賀線など)へ1枚のグリーン券では乗り継ぎできない。
〔はちおうじ〕〔おうめ〕は取りやめ。
2.〔あずさ45・49・53・55号〕〔かいじ47号〕は東京始発に延長し、新宿16時30分発以降の特急は全て東京駅始発になる。
3.大糸線直通〔あずさ〕は、新宿~白馬間に短縮する。上りは46号→38号に変更(約1時間30分繰り上げ)。
4.甲府5時40分発臨時〔かいじ〕を設定する(東京着7時45分)。運転日等は別途通知。
5.〔ときわ53・54号〕は品川発着に延長し、常磐線の定期特急は全て品川発着になる。
6.〔成田エクスプレス45・50・52号〕が千葉に停車する。
7.新井7時19分発〔しらゆき1号〕を、19時18分発〔しらゆき7号〕に変更する。新潟19時59分発〔しらゆき8号〕は、16時25分発に繰り上げる。
8.越後線・白山~新潟間に上所(かみところ)駅が開業する。全普通列車が停車。
9.トンネル設備維持管理のため、横須賀線・東京4時55分発久里浜行(455S)・逗子23時16分発東京行(2352S)は、東京~品川間を取りやめ、品川発着に短縮する。
10.その他
①山手線・南武線・武蔵野線・日光線で増発する
②東海道線・京葉線で一部輸送体系を見直す(具体的な内容は不明)。
③〔あかぎ〕は一部列車で運行区間を変更する。また土休日は全列車取りやめる。
④南武線(川崎~立川間)・常磐線各駅停車(綾瀬~取手間)・田沢湖線(赤渕~田沢湖間)でワンマン運転を開始する。
八王子支社
◆ 青梅線は、早朝・夜間の河辺発着列車を青梅発着に延長する。
◆ 〔あずさ21・45号〕〔あずさ12・42号〕を12連に造結する。
◆ 〔ホリデー快速おくたま〕3往復を東京始発に延長する。
◆ 南武線は、平日夕刻の稲城長沼~立川間で2往復増発する。
高崎支社
◆ 北陸新幹線〔あさま624号〕を10分繰り下げ、〔はくたか568号〕の混雑緩和を図る。〔たにがわ412号〕は、高崎→東京間は現行の〔あさま624号〕に近い時刻で走るが、本庄早稲田の停車は〔とき328号〕に変更する。
◆ 高崎線は土休日の夕刻1本を籠原まで15連に増結する。土休日の高崎6時43分始発(832M)を籠原始発に、籠原9時40分始発(1859E)を高崎9時06分始発に変更する。
◆ 八高線は再来年の新型車両導入を見据え、朝方に高崎~群馬藤岡間で1往復増発する(児玉→高崎間2283Dは取りやめ)。全列車がワンマン2連で運行する。
◆ 〔あかぎ〕は、4号が鴻巣始発に、5号が本庄行に短縮する。
水戸支社
◆ 常磐線は、我孫子6時26分始発の高萩行(323M)を勝田行に、上野6時04分発水戸行(325M)を高萩行に変更。土浦→高萩間の所要時間が最大15分短縮。
この他、常磐線・水戸線の一部列車で運転区間を変更する。
◆ 水郡線は、一部列車で編成両数を見直す。水戸13時15分発郡山行(333D)は、常陸大子で分断。
千葉支社
◆ 総武快速線は、東京発20時台1本を、18時12分発津田沼行に変更する。
◆ 京葉線は、夜間に西船橋~海浜幕張間で2往復増発する。東京→蘇我間で夕夜間の各駅停車平日2本・土休日1本を快速に変更する。また、朝夕の一部の快速の所要時間を短縮する。
東北本部
◆ 東北本線は、朝方の矢吹~郡山間1往復(2191M・2192M)を、本宮発着に延長する。
◆ 米坂線は午後を中心に、普通列車・代行バス共に時刻を変更する。
◆ 仙山線の一部列車で停車駅を見直す(具体的な内容は不明)。
盛岡支社
◆ 東北本線は、盛岡22時45分発日詰行を増発。盛岡では〔はやぶさ45号〕(改正後41号)から8分で接続する。
◆ 大船渡線は、現行の最終1往復を取りやめ、全体的に時刻を変更する。最終列車は、一ノ関発が21時15分(339D)→20時35分、大船渡発が19時35分(342D)→19時02分に繰り上げ。全列車キハ110系で運行する(来年1月中旬から一部列車で運行)。
◆ 山田線は、盛岡17時46分発宮古行(641D)・宮古18時08分発盛岡行(642D)を、盛岡~上米内間・茂市~宮古間に短縮する。
(上米内~川内間は3往復、区界・松草停車は下り1本・上り2本のみになる)
◆ 田沢湖線は盛岡14時20分発(837M)が4→2連に変更。
◆ 奥羽本線・弘前~青森間は、弘前11時39分発青森行(649D)・青森14時47分発弘前行(662D)を、GV-E400系→701系に置き換える。また一部列車で編成両数を変更する。
◆ 津軽線は、青森13時23分発蟹田行(337D)・蟹田13時19分発青森行(336D)をGV-E400系→701系に置き換え、蟹田発は約1時間繰り下げる。
なお、別リリースで、気仙沼線・大船渡線各BRTのダイヤ改正を発表している。
秋田支社
◆ 秋田新幹線は大きな変更はないが、〔はやぶさ〕増発に伴い、〔こまち〕の列車名(〇〇号)を、併結相手の〔はやぶさ〕に合わせて変更する。
◆ 奥羽本線・羽越本線で、一部列車の連結両数を見直す。
◆ 奥羽本線・羽越本線・田沢湖線・五能線でワンマン運転を拡大する。
◆ 羽後本荘7時01分発秋田行(525M)を10分繰り上げ、秋田で秋田7時41分発男鹿行(1127M)に接続する。
奥羽本線・新庄~院内間は引き続き運休。
新潟支社
◆ 在来線の時刻の変更により、新潟・東三条・新発田・十日町で、新幹線⇒在来線・在来線同士・ほくほく線⇒在来線の接続を改善する。
◆ 上越線は、新潟駅発の時刻を日中10~14時台で毎時08分(長岡行)・28分(新津行)・48分(新津行 14時台は五泉行)に統一する。
◆ 羽越本線は、新津15時11分発(831D)の長時間停車を解消し、酒田までの所要時間を56分短縮する。
◆ 羽越本線・越後線・白新線のワンマン列車は、無人駅を含む全ての駅で、全ての駅のドアからの乗降を可能とする。
◆ 羽越本線・信越本線・上越線の一部列車をワンマン運転とする。
長野支社
◆ 大糸線では、臨時特急〔はくば〕を、松本~白馬間で土休日を中心に運転する。運転日等の詳細は後日通知。
(下りは〔あずさ17号〕から、上りは〔あずさ46号〕(現行は南小谷始発)に接続)
◆ 〔信州〕は全車指定席とする。
同時に〔しなの〕を含めて、「在来線チケットレス特急券サービス」を、塩尻~長野間に導入する。
◆ 篠ノ井線のワンマン列車は、無人駅を含む全ての駅で、全ての駅のドアからの乗降を可能とする。塩尻~松本間で日中に2往復増発。
◆ 大糸線は、夕刻以降の信濃大町~南小谷間で時刻を変更し、1往復削減。
なお、別リリースで、篠ノ井線・松本~篠ノ井間、信越本線・篠ノ井~長野間、大糸線・松本~穂高間の各駅へのSuica導入が発表されている。同時にこれらの区間は「大都市近郊区間」に編入する。
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JR北海道
1.石北本線の運行形態を変更する。
〔大雪〕2往復を、毎日運転の特別快速に変更する。旭川で〔ライラック〕と接続。H100形2連で、全車自由席。特別快速運用車両は7月以降、座席数増加と座り心地の改善を図る。
特別快速〔きたみ〕は北見~網走間を延長し(この区間は各駅に停車)、快速に変更。
〔オホーツク3号〕は約2時間繰り上げ。〔オホーツク2号〕は約1時間繰り下げ。〔オホーツク4号〕は約3時間繰り上げ。
生田原7時37分発4650Dは網走始発に延長。一方で白滝~網走間の一部列車を取りやめ。
2.札幌~旭川間の特急の時刻を変更する。
現行の札幌23時05分発〔かむい47号〕を取りやめ(札幌からの最終旭川行特急は22時00分発〔カムイ47号〕)、16時30分発〔カムイ29号〕を設定する(現在週末中心に運転される臨時列車の扱い)。
現行の旭川5時18分発〔ライラック2号〕を取りやめ(旭川の初発旭川行特急は6時00分発〔ライラック4号〕)、旭川21時00分発〔ライラック44号〕を設定する(現行の〔オホーツク2号〕に近い時刻で運行)。
3.一部特急列車の停車駅を変更し、所要時間を短縮する。
〔おおぞら7号〕は新夕張・占冠・池田・白糠は通過し、札幌→釧路間の所要時間を31分短縮して3時間54分で運行、札幌~釧路間の最速列車となる。
(〔おおぞら5号〕が追分・新夕張に停車)
〔おおぞら12号〕〔とかち5号〕はトマム通過。
〔北斗2号〕は伊達紋別・大沼公園・五稜郭は通過し、札幌→函館間の所要時間を4分短縮して3時間29分で運行、札幌~函館間の最速列車となる。
3.石勝線・千歳~新夕張間の普通列車を全列車、H100形で運行する。
最大で11分、所要時間を短縮。
4.その他
富良野線は日中の8本を2連に増結。夜間の一部列車を取りやめ。
花咲線(根室本線・釧路~根室間)・釧網本線・函館本線(函館~森間)で、早朝・夜間の一部列車を取りやめる。
5.駅の廃止
東滝川・東根室・雄信内・南幌延・抜海
また、釧網本線の緑は4月1日より、自治体による維持管理に移行する。
北海道新幹線は、大きな変更点はない模様。
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新幹線
1.6時台の首都圏発〔のぞみ〕を最大14本設定。
東京6時51分発〔のぞみ291号〕(臨時)を設定し、6時台は品川・新横浜始発を含め、定期・臨時合計で最大14本を運行する。
2.最終列車時間帯に東京発〔のぞみ〕を設定。
東京21時30分発〔のぞみ491号〕(臨時)を設定、運転日は新大阪行最終となる(新大阪着23時54分)。
3.山陽新幹線直通臨時〔のぞみ〕を増設定。
東京7・8時台54分発、東京18・19時台21分着が山陽新幹線博多に直通し、定期・臨時合計で最大毎時8本運行する。
4.山陽新幹線直通の東京発最終臨時〔のぞみ〕を設定。
東京19時00分発〔のぞみ203号〕を、多客日には博多まで延長、運転日には博多行最終となる(博多着23時59分)。
5.〔のぞみ〕の3号車を指定席に変更する。
指定席数が(一列車あたり)85席増加。
6.東海道・山陽新幹線の16連のトイレの約半数を、女性専用とする。
今月から順次実施し、ダイヤ改正時に全編成で完了する(多目的トイレの⑪号車は対象外)。
在来線
豊橋駅の線路設備改良工事の完了により、浜松方面と名古屋方面の大半の列車が、同一ホーム(⑦⇔⑧番線間)での乗り換えが可能になる。
なお、315系4連によるワンマン運転の拡大が計画されているが、今リリースでは発表がなかった。
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JR西日本
山陽新幹線
1.新大阪9時台着〔さくら〕を設定する。
週末を中心に運行し、定期〔みずほ600号〕利用と比較して、新大阪滞在時間を22分延長する。週末を中心に運行する。
さくら574号 鹿児島中央6:00 → 9:59新大阪
途中停車駅:川内・熊本・久留米・新鳥栖・博多・小倉・姫路・岡山・姫路・新神戸
2・多客期間に臨時〔のぞみ〕を上下各2本設定する。
また、定期最終〔のぞみ59号〕(博多着23時51分)の後に臨時〔のぞみ203号〕を設定、運転日には博多行最終となる(博多着23時59分)。
3.「N700S系で毎日運転する列車」全列車で、ビジネスブースのサービスを提供する。
4.東海道・山陽新幹線の16連のトイレの約半数を、女性専用とする。
今月から順次実施し、ダイヤ改正時に全編成で完了する(多目的トイレの⑪号車は対象外)。
北陸新幹線
金沢始終着臨時〔かがやき〕を、上下各2本設定する。
上り1本は定期東京行最終〔かがやき518号〕(敦賀発)より後に設定し、運転日は東京行最終列車となる。
かがやき546号 金沢21:06 → 23:36東京
在来線
1.万博アクセス輸送として、新大阪~桜島間快速〔エキスポライナー〕を運行する。
新大阪~桜島間を最速17分で結ぶ。桜島から万博会場まではシャトルバス利用。
新大阪発7時32分・8時00分・8時30分~この間約60分毎~19時39分
桜島発11時15分~この間約60分毎~22時15分
途中大阪(うめきた)・ユニバーサルシティに停車
2・万博アクセス輸送として、大阪環状線・ゆめ咲線(桜島線)・阪和線で朝夕に増発を行う。
(阪和線は快速)
3.快速〔うれしート〕サービスを拡大する。
琵琶湖線・JR京都線(東海道本線)野洲→大阪間・嵯峨野線(山陰本線)京都⇔園部間・JR宝塚線(福知山線)大阪⇔篠山口間に新規設定し、JR神戸線(東海道本線・山陽本線)・奈良線・広島の山陽本線・岩国→広島間で増設定する。
4.〔らくラクはりま〕を新大阪~網干間1往復増発(平日運転)。
5.広島駅新駅ビル「minamore」開業(3月24日)に合わせ、山陽本線・呉線で土休日を中心に増発を行う。
6.〔うずしお〕は岡山~高松間を取りやめる。
山陽新幹線・福岡エリア
毎日運行している臨時列車扱いの〔みずほ〕は、全列車定期列車とする。博多南線は時刻の変更のみで、本数は変わらない。
金沢支社
◆ 金沢始発〔つるぎ11号〕は富山始発に延長する。
(〔つるぎ27号〕は金沢始発に短縮)
◆ 〔つるぎ7号〕は1月14日より、3号車を指定席→自由席に変更する。
◆ 城端線は8~11時台の時刻を変更する。城端9時35分発高岡行・新高岡10時17分発城端行は、新高岡で北陸新幹線敦賀・大阪方面と接続する。
◆ 高山本線は、富山16時32分発越中八尾行を16時45分発に繰り下げる。
◆ 大糸線は15~20時台の時刻を変更する。糸魚川18時56分発平岩行きは北陸新幹線東京方面から、17時22分発南小谷行は北陸新幹線敦賀・大阪方面から接続する。
近畿統括本部
◆ 奈良線の「うれしート」は、全「快速」(みやこ路快速・快速・区間快速)に設定する。
◆ 〔こうのとり2・4・19・21・23号〕が川西池田・中山寺に新規停車する。
◆ 〔らくラクやまと〕が八尾・柏原に新規停車する。
◆ きのくに線(紀勢本線)・和歌山線・播但線・山陰本線で時刻変更や発着ホーム変更による接続の改善を行う。
中国統括本部
1.広島付近
◆ 山陽本線〔シティライナー〕(土休日運転)は、広島~岩国間は1往復増発する。西条始発広島行は時刻を繰り上げ、白市始発に延長する。
◆ 山陽本線は、土休日日中に広島~五日市間で毎時1本増発する。平日の糸崎~岩国間で3両編成の列車の一部を4両編成に増結する。平日・土休日とも、夕刻の広島~五日市間で増発を行い、上下とも発車時刻・行先を等間隔とする。
◆ 呉線は土休日日中に広島~坂間で毎時1本増発する。〔通勤ライナー〕(平日運転)は海田市に新規停車する。平日運転の広島20時35分発呉行(676M)は坂行に短縮し、坂21時28分発広島行を新設する。
2.山口付近
◆ 土休日の由宇8時37分始発岩国行(3310M)は約1時間繰り下げ、9時34分発になる。
◆ 山陰本線は、益田~長門市間の一部列車の時刻を変更し、東萩の乗り換え・長時間の待ち合わせ時間を解消する。長門市~仙崎間は2往復の時刻を変更する(7時台1往復は10時台に変更)。
3.岡山付近
◆ 山陽本線は、土休日日中に岡山~金光間で2往復増発する。
◆ 姫新線・新見~中国勝山間は、上下とも最終列車(休日運休)を約1時間繰り上げる。
(下り津山発21時55分発(1875D)から新見方面への乗り継ぎはできなくなり、中国勝山より先に行けるその日最後の列車は、19時57分発(873D)となる)
◆ 〔スーパーおき〕〔スーパーまつかぜ〕は、鳥取~米子間をワンマン運転とする。乗降方法に変更はない。
◆ 瀬戸大橋線(宇野線・本四備讃線)・岡山~児島間の普通列車は、一部を除いてワンマン運転とする。
なお、別リリースで〔まほろば〕の定期運行化(毎土休日運転)と、GKデザイン総研広島の監修による289系リニューアル車両「安寧」(4月5日~)「悠久」(秋以降~)の導入が発表されている。
大阪発 大阪(うめきた)9:58 → 10:57奈良
奈良発 奈良16:21 → 大阪(うめきた)17:15
途中停車駅:新大阪・法隆寺 全車普通車指定席
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JR四国
1.「四国モデル」の確立を目指し、「パターンダイヤ」の導入区間・導入時間帯の拡大を図る。
1.予讃線
高松~多度津間のパターンダイヤ時間帯を11~19時台に拡大する。伊予西条~松山間では昼間帯の普通列車の発車時刻の統一を図る。松山~宇和島間(内子線経由)では10~19時台にパターンダイヤを導入する。
2.予土線
江川崎~宇和島間で早朝・深夜を除き、パターンダイヤを導入する(2時間間隔)。
3.土讃線
〔南風〕の10~17時台の発車時刻を概ね統一した上で、多度津~琴平間の12~16時台でパターンダイヤを導入する。土佐山田~高知間のパターンダイヤ時間帯を9~17時台に拡大する。
4.高徳線・鳴門線
高松~引田間・板野~徳島間・鳴門線のパターンダイヤ時間帯を9~19時台に拡大する。〔うずしお〕は全列車2600系・2700系で運行。昼間時間帯は停車駅を統一(栗林・屋島・志度・三本松・引田・板野・池谷)し、栗林に全列車停車する。日中は高徳線列車⇔〔マリンライナー〕間の接続時間を10分以内に短縮する。
5.牟岐線
徳島~阿南間のパターンダイヤ時間帯を9~20時台に拡大する。
6.徳島駅の「タクトダイヤ」(各方面からの列車の到着及び出発の時間帯を集中させる)時間帯を、10~19時台に拡大する。
2.岡山発着〔うずしお〕2往復は高松~徳島間に短縮し、高松で〔マリンライナー〕と接続する。
3.〔しまんと3・7号〕〔4・6号〕は取りやめ、〔南風リレー〕が宇多津で〔南風〕と接続する。
4.〔宇和海〕は、伊予大洲・八幡浜駅では上下とも、駅舎側の1番線発着に統一する(4・8号の伊予大洲を除く)。八幡浜~宇和島間はワンマン運転とする。
(1月20日より一部で実施)
5.〔南風22号〕が大杉に停車する。
6.その他
〔むろと〕は廃止。〔剣山1・9号〕〔4・10号〕〔うずしお32号〕が取りやめ。
(JR四国の185系特急は〔剣山〕3往復のみとなる見込み)
予讃線・土讃線で普通列車の一部が全区間または一部区間取りやめ。
(土讃線・大歩危~土佐山田間の普通列車は4往復になる。新改停車は下り2本・上り3本のみ)
別リリースで、「瀬戸大橋アンパンマントロッコ」「ゆうゆうアンパンマンカー」の運転・連結日と、「瀬戸大橋アンパンマントロッコ 」の料金見直し(値上げ)が発表されている。
また、穴吹駅が無人化される。
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JR九州
新幹線
1.博多~鹿児島中央間〔つばめ〕1往復を〔さくら〕に変更し、博多~熊本間は〔つばめ〕を増発する。
2.〔みずほ615号〕を鹿児島中央に延長する(現在、熊本~鹿児島中央間は毎日運転の臨時列車の扱い)。
3.〔かもめ1号〕が嬉野温泉に停車する。
在来線
特急
1・博多7時11分発〔きらめき2号〕を増発する。
2.〔かささぎ101号〕は787系→885系に変更し、座席定員を拡大する。
(1号車の半分が普通車となる。2号車同様、平日の門司港→博多間は自由席)
3.〔かささぎ202・102・104号〕が二日市に停車する。
4.行橋10時05分始発博多行〔きらめき101号〕を増発する。
行橋では中津方面から到着する普通列車から接続する。
5.〔ソニック46号〕が赤間・福間・香椎に停車する。
6.〔ソニック44・46号〕は6連→7連に増結する。
7.豊肥本線は、特急の運行形態を変更する。
〔九州横断特急〕を熊本~大分間(2号のみ別府始発)毎日3往復、〔あそぼーい!〕を熊本~宮地間土休日2往復運転する。〔あそ〕は取りやめ。〔かわせみやませみ〕は定期運行を取りやめ。
8.〔ひゅうが5号〕は10分程度繰り上げ、宮崎は8時前(7時59分)に到着する。
快速・普通
1.鹿児島本線(福岡)は、小倉6時45分発博多方面行区間快速を増発する。小倉8時37分発普通(141M)を区間快速に変更し、福間始発博多方面行普通を増発する。快速は全列車海老津に停車する。小倉~門司港間は日中に上下計6本増発する(門司港発は毎時2→3本になる)。
2.山陽本線(関門トンネル区間)はメンテナンス時間確保のため、10・11時台で2往復削減し、約30分間隔で運行する。
3.福北ゆたか線(筑豊本線・篠栗線)は、博多22時10分発新飯塚行(2682H)を、直方に延長する。一部列車で1・2両増結する。
4.長崎本線は、鳥栖7時00分発佐賀方面行を増発する。
5.唐津駅では、路線・方面別に乗り場を統一する。伊万里方面行…①・佐賀方面行…②・博多方面行…③④番線。唐津~西唐津間でダイヤの見直しを行う。
6.豊肥本線(熊本)は、朝方の熊本~光の森間1往復を肥後大津に延長する。熊本付近の鹿児島本線・豊肥本線の一部列車で1・2両増結する。
7.大村線は、佐世保17時12分発〔シーサイドライナー〕(3239D)が、大村車両基地に停車する。
8.久大本線(大分)は、大分7時00分発庄内行を増発する。豊肥本線(大分)は、豊後竹田13時10分発大分行を増発する。
9.鹿児島本線(鹿児島)は、夕刻の鹿児島中央~串木野間1往復を、川内発着に延長する。日豊本線(鹿児島)は、青井岳は日中のみ停車(7時台以前・19時台以降は通過)する。
10.日田彦山線BRTは、夜明で普通→〔ひこぼし6号〕、日田で〔ゆふ4号〕→〔ひこぼし14号〕への接続を改善する。
11.日豊本線・竜ヶ水~鹿児島間に仙厳園(せんがんえん)駅が開業する。
12.813系のロングシート化を、今年度末までに32編成で完了し、以降残り50編成の改造を推進する。
この結果、運行本数は九州新幹線107本(+2本)・特急251本(+8本)・快速・普通2,660本(▲1本)となる。西九州新幹線は変更なし。
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JR貨物
◆ 東京ターミナル→郡山ターミナル・仙台ターミナル間直行のコンテナ列車を新設する。
◆ 札幌ターミナル→広島ターミナル間(日本海縦貫線経由)の直行ルートを新設し、所要時間を9時間12分短縮する。福岡ターミナル→新座ターミナル・宇都宮ターミナル間の所要時間を6時間前後短縮する。
◆ 深夜発ダイヤを拡充。熊本→大阪ターミナル・静岡貨物→福岡ターミナル間の始発を深夜帯に繰り下げ、北九州ターミナル0時19分発吹田ターミナル行を新設する。
◆ 東京ターミナル→福岡ターミナル間1本を広島ターミナル着に変更する。
◆ この他、一部列車の一部区間で、輸送力を増強する。
◆ 31ftコンテナ・21ftコンテナ取り扱い区間を拡大する。
EF210型・EF510型を各9両、12ft用フォークリフトを19台新造する。
敦賀港新営業所の営業を終了する(南福井に集約)
以上、うまくはまとめきれなかったが、JRグループダイヤ改正のポイントを並べてみました。
目立ってきたのは、ワンマン運転の拡大。継続的に行われてきた事でもあるが、来年はついに、10両編成で頻繁運転を行う路線(常磐線各駅停車)にまで拡大する事になりました。JR東日本では今後も段階的にワンマン運転区間を拡大する計画であり、これから数年で、一般的な通勤電車からは車掌がいなくなる事になりそうです。
また、JR西日本とJR四国では、特急のワンマン運転が始まります。いずれもまずは区間限定ではあるが、特にローカル的な、新幹線などに接続する事がない列車では、こちらも全国的に拡大していく事に、なるのではないでしょうか。
今回のリリースだけでは見えてこない所(特にローカル列車)も多々あるはずだが、新ダイヤを記載した時刻表が刊行された時点で、改めてチェックしてみたいと考えています。
2025(R7)3月15日は、JRグループ以外でもダイヤ改正を行う所があります。ここでは大手私鉄・整備新幹線並行在来線転換第3セクター鉄道で、改正のリリースが出された所を、簡単に記しておきます。
東武…東上線は、平日朝方上りの普通1本を準急に変更、夕方下りは準急を平日2本・土休日1本増発する。日中は平日・土休日とも急行を10分間隔で運行(毎時2本は川越市発着)。土休日早朝の湘南台行1本を、東上線内は快速急行に変更。日光線は〔きぬ〕〔リバティきぬ〕が下り各2本・上り各3本、新高徳に停車する。別リリースで同日より、特急料金の「繁忙期料金」「閑散期料金」(〔りょうもう〕はなし)導入(JR直通は除く)、〔SL大樹〕〔DL大樹〕の座席指定料金を改定(値上げ)すると発表している。
小田急…特急は平日22時台に新宿→本厚木間1本を増発、土休日夕方の新宿~小田原間1往復を箱根湯本に延長する。また平日・土休日とも、日中に伊勢原・秦野停車が増加する。準急は経堂以西、急行は多摩線内は各駅に停車する。快速急行は開成に停車する。平日夕方の千代田線発準急を急行に変更する。日中の千代田線直通向ヶ丘遊園発着の準急を、唐木田まで延長する(千代田線⇔多摩線間直通運転が復活。日中の多摩線はほぼ全列車が急行となる)。
相鉄…ダイヤ改正の予告はリリースされているが、具体的な内容は公表されていない。
IGRいわて銀河鉄道…ダイヤ改正は発表されていないが、運賃改定を行う。長距離は値下げになる。大人最低運賃160→170円、盛岡~滝沢間380→410円、盛岡~二戸間2,000→1,970円など。JR・青い森との乗り継ぎ割引は廃止。
しなの鉄道…軽井沢6時18分(改正後6時17分)発長野行(2619M)を、平日のみ豊野へ延長。平日のみ、屋代7時07分発上田行を増発する。この他一部列車の時刻及び編成両数を変更する。SR1系への置き換えを促進する。
えちごトキめき鉄道…〔しらゆき〕以外では、妙高はねうまラインでは直江津6時33分発新井行を増発、夕方の直江津~新井間1往復を、直江津~妙高高原間1往復と統合する。妙高高原5時59分発直江津行(2341M)を繰り上げ、上越妙高で〔はくたか591号〕に接続する。日本海ひすいラインでは、〔しらゆき8号〕からの接続を新ダイヤでも確保する。
あいの風とやま鉄道…富山~泊間で11~14時台をパターンダイヤとして、増発を行う。泊でトキめきと、高岡で氷見線との接続を改善する。ワンマン運転を拡大。
IRいしかわ鉄道…大聖寺~金沢間に快速1往復を新設する。小松~金沢間を最速38分で運行(途中能美根上・松任に停車)。金沢行は松任で普通と相互に接続。金曜日のみ、金沢21時45分発小松行を増発。この他、普通列車の増発・運行区間延長を行う。土休日のみ運行の一部列車を、毎日運転に変更する。
ハピラインふくい…日中の敦賀~武生間で増発を行い、一部時間帯を除いて約30分間隔で運行。敦賀8時04分発鯖江行(1225M)と武生8時55分発福井行(1727M)を一本化、快速と入れ替えて、普通列車の運転間隔の均等化を図る。敦賀方面⇔金沢方面間で上下各2本を、直通運転に変更する。
この他の事業者でも、順次記していきたいと思います。
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JR九州は、博多~釜山間高速船事業から、撤退すると発表しました。不祥事の代償は大きい。
いすみ鉄道は、来年以降利用者の多い区間(たぶん大原~大多喜間)について、来年春までの再開を目指す方針を明らかにしました(同社の公式WEBではまだ記載を確認できていない)。同時に、小湊鉄道と一体で沿線の活性化に向けたクラウドファンディングを立ち上げるとも発表しています。個人的には順番が逆、まずは全線の運行の再開にこぎつけて、それから、と思っているのですが…。
《What's New》
21日 フィギュア全日本選手権男子シングル 鍵山 優真初優勝
22日 有馬記念 レガレイラ優勝 64年ぶり3歳牝馬V
23日 「協業見直し損害」 日本郵便 ヤマト運輸に損害賠償要求訴訟提起
JR東海初代社長の須田 寛氏が亡くなられました。お悔やみを申し上げます。国鉄名古屋鉄道管理局局長時代から鉄道趣味の世界でもお馴染み、でした。